中川ケミカルCSデザインセンターが運営する新空間MATERIO base.が7/21より東日本橋にオープンした。狭小、変形ビルのリノベーションで空間デザインは野井成正氏により手がけられた。
コンクリートの壁面と鉄錆シートが貼られた建具の対比は色だけではなく、手で触って素材を比べてみるとおもしろい。
1F、2Fではオープニング企画展として野井成正「外から中中から外」が開催中。
野井氏考案の間伐材のシステムキットにより空間が構成されている。
1Fは階段状に切りとられた光が入ってきて明るい空間。
2F SABI BAR
1Fとは異なり、薄暗く落ち着きのある空間。
システムキットは厚さ3mmの円形の鉄板2枚で鉄板同士を挟みこみボルトをしめているため、木材に対しては何も加工していない。
3F SABI no 間 家具製作:小沼智靖
鉄錆シートの貼られた壁面は収納スペースとなっている。
スペシャルトーク「素材と空間」
野井成正氏と内田繁氏によるトークショー(ナビゲータは笈川誠氏)。
会場は満席。申し込みは定員をはるかに超え、抽選での聴講となった。(3Fではモニター聴講も行われた。)
二人のなごやかなトークにたびたび会場に笑いが起きる。
現代の商業空間は商売するための空間になってしまっており、遊びごころが足りなくクリアなものになりすぎている。これから重要なものは“ゆらいだ”“ばやけた”“かすんだ”といったキーワードだと話された。
オープニング企画展は9/30まで
MATERIO古今graphics!も同時開催中9/3まで(blog掲載記事)
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