日本商環境デザイン協会(JCD)が主催する「JCDデザインアワード2018」の贈賞式と受賞者記念講演会「JCDデザインメッセージ2018」が明治記念館にて11/2に行われた。 「JCDデザインアワード」は、商環境を中心とする空間デザインの顕彰を目的として1974年に公募形式ではじめられた、何度かの改変も行うもこれまで毎年開催されてきたアワード。今回の応募総数は590点(内海外応募は138点で過去最多)。 来年より「DSA日本空間デザイン賞」と統合されるため、「JCDデザインアワード」としての開催は今回が最後となる。今年の大賞は坂茂建築設計、丹青社の「静岡県富士山世界遺産センター」が受賞。
「静岡県富士山世界遺産センター」は、「逆さ富士」のかたちで前面の水盤には「富士山」として映りこむ、博物館と観光拠点の役割を兼ね揃えた施設。内部空間は、スパイラルなスロープを登りながら展示を鑑賞するスタイルで、富士山の景観の大パノラマ映像を眺めながら富士登山の疑似体験ができる。7年間の構想と2年間の建築期間を経て、昨年12月にオープン。今日までで来場者数は46万人にもなるという。
他23作品が表彰され、審査委員長の橋本夕紀夫氏より各賞受賞者の作品に対しコメントを交えながら賞状とトロフィーが渡された。
引き続き開催された「JCDデザインメッセージ2018」では、大賞受賞者の丹青社の高橋久弥氏、土井啓郁氏より作品についてのプレゼンテーションが行われ、作品の動画や施工中の写真のスライドを交え、トークが繰り広げられた。
すべての受賞作品についてはコチラより。
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