2022年10月19日水曜日

第33回 高松宮殿下記念世界文化賞 受賞者合同記者会見・個別懇談会開催

世界の優れた芸術家に贈られる高松宮殿下記念世界文化賞(公益財団法人 日本美術協会主催)の第33回受賞者と同賞国際顧問による合同記者会見が18日、東京・虎ノ門のホテルオークラ東京にて行われた。
建築部門で受賞したSANAAの妹島和世氏と西沢立衛氏は、「建築は私たち二人だけでなく、多くの方が関わりチームでつくっていくもの。設計をする機会を与えてくれるクライアント、構造・設備・ランドスケープなどの協力会社、事務所のスタッフたち、関わってきたすべての方に感謝したい。」「これからも多様な人と一緒に過ごせる建築、地域の人に受け入れてもらえるような建築をつくっていきたい。」と喜びの言葉を述べた。
また、昨年は新型コロナウィルス感染防止のため、記者会見・授賞式典等の行事が中止となり、来日出来なかった第32回の建築部門の受賞者、グレン・マーカット氏も記者会見に参加した。 
▲第33回受賞者の記念撮影
中央の二人が建築部門受賞者SANAAの妹島和世氏(右)と西沢立衛氏(左)
▲前列は国際顧問と名誉顧問
2列目左が第32回の建築部門の受賞者、グレン・マーカット氏
▲建築部門個別懇談会の様子

SANAAの近作としては、2022年12月に一般公開の予定の『シドニー・モダン・プロジェクト』ニューサウスウェールズ州立美術館の増築、同じ頃にイスラエルの『ベツァルエル美術デザイン学院 新キャンパス』が竣工予定。国内だと今年の春から着工(2024年竣工予定)している『新香川県立体育館』が進行中。
建築部門の記念講演会は、明日20日には鹿島KIビルにて開催される。

他、各部門の受賞者は下記の通り。
第33回 高松宮殿下記念世界文化賞受賞者
■ 絵画部門 ジュリオ・パオリーニ  (イタリア)
■ 彫刻部門 アイ・ウェイウェイ  (中国)
■ 建築部門 妹島和世+西沢立衛/SANAA  (日本)
■ 音楽部門 クリスチャン・ツィメルマン  (ポーランド/スイス)
■ 演劇・映像部門  ヴィム・ヴェンダース  (ドイツ)
第25回 若手芸術家奨励制度 対象団体
■ クロンベルク・アカデミー財団  (ドイツ)

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