2022年11月8日火曜日

隈 研吾 提案【KuMO】Kuma Mobile Office

コワーキングスペースを兼ねた、サテライトオフィス【KuMO】Kuma Mobile Office  が

 2022年より全国に続々と展開中である。地域性・人との繋がり・空間を探求する新たな

リモートワークの場を目指し、既に開設の北海道と沖縄県にて会員募集している。 


地域に深く根差した建築を提案する、 隈研吾建築都市設計事務所・KKAA(KENGO KUMA

&ASSOCIATES) 2022年始動の進行形プロジェクト【KuMO】Kuma Mobile Officeでは、

 地域らしさを存分に盛り込んだ実験的なサテライトオフィス空間を具体化、北海道(東川町)

 と 沖縄県(那覇市 壺屋) の二つの場所で利用を開始した。 岡山県(真庭市)にも近日オープン

予定である。 



【北海道・東川町 ~ 鉄道、 国道、 上水道がない町にできたオフィス ~】 


素材の木材はすべて北海道産にこだわり、 中でも外壁については東川町の木をふんだんに

採用している。  

東川町は、 世界最高レベルの木工家具の町である。地域の家具工房と共に、 建築の耐震

システムの一部となり、 ワークステーションともなる、 木でできたKAGUユニットを開発

した。 ユニットは棚と机が一体となった家具であり、 家具屋によって建築に

はめこまれる。 

まさに東川の素材と家具の融合の象徴であり、 建築と家具との境界をとっぱらった新しい

実験である。 

 




【沖縄県・那覇市 壺屋~ 焼き物と市場の街で、 那覇の歴史と現在を感じるオフィス ~ 】 


昭和43年に建てられた、 コンクリートブロック造の3階建ての建築のリノベーション。 

交差点に面して建ち、 かつては、 和菓子や居酒屋として営業していた。 サテライト

オフィスは2階に位置し、 1階には新しい沖縄を代表する店舗、 リカーショップ

「LIQUID」とソーセージショップ「TESIO」による、 「LIQUID THE STORE」がある。

 ストリートに開かれて、 飲み食いも楽しめる、 現代のマーケット的な空間となっている。 

オフィスは、 集中して仕事のできるカウンターを窓際に設置し、 中央部には小さな丸

テーブルを並べオープンな雰囲気をつくっている。 ガラスによって仕切られた打ち合わせ

スペースでは、 メインスペースと連続しながらも、 囲われた空間で快適なミーティングが

可能である。 3階のゲストルームは、 オフィスと連携して、 ワーケーションとして、 

数日、 那覇で働くというライフスタイルも提案している。 





ホームページ:KuMO (Kuma Mobile Office) 

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