2022年10月3日(月)から2023年3月31日(金)まで開催されている。
かつて本は鎖で本棚とつながれており、本は本棚の近くでしか読むことができず、本棚は
窓からの光がとどく場所にあったという歴史から今回の展示がスタートしている。
電球や活版印刷が普及し、図書館の在り方は変わっていった。本と本棚と太陽の関係性を
再確認できるような展示となっている。
「LIBRARIES|鎖でつながれた本と本棚と太陽」は、期間限定のライブラリーで
ある。35年前に倉庫兼研究開発施設として建設された五色橋ビルは運河と海岸通りに
挟まれた立地にあり、展示会の会場となっている。朝陽から夕暮れまで豊かな自然光が
差し込む環境から着想を得て、本と本棚と太陽の関係を根源とした図書館に思いを馳せ、
太陽と呼応する個性的な10種類の本棚を点在させている。
それぞれの本棚にはテーマが込められており、それに紐づく本が保管されている。本棚が
居場所となり、本棚と紐づく本に遭遇する、サイトスペシフィックな図書館を目指している
ことが感じられるだろう。本展の開催は、場所固有の本質を紡ぎながら、建物と都市の関係
を読み解く試みであり、建物の価値を高めるリノベーションの下地となることが期待
されている。
「LIBRARIES|鎖でつながれた本と本棚と太陽」
会期:2022年10月3日(月)-2023年3月31日(金)
会場:東京都港区海岸3-5-13 五色橋ビル 8階
開場時間:10:00-日没閉館(WEBサイトでご確認下さい)
休館日:土日・祝日・年末年始(WEBサイトでご確認下さい)
入場料:無料(予約制)
企画・会場構成:松井 亮
選書:幅允孝 | B A C H
アートディレクション:木住野彰悟 | 6D
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