2010年2月28日日曜日

安田講堂にて「東工大×藝大×東大」卒業設計講評会

安田講堂で開催された2009年度卒業設計合同公開講評会:東工大×藝大×東大へ。各校選出4名(計12作品)がプレゼンを行ない、クリティーチャーの質疑を受ける(この際に展開されるやりとりが毎回見所の一つ [2008年度の模様はコチラ] )。今年は例年と違い、3校から2名ずつクリティーチャーが出る。結果、藝大と東工大の2名が同票でグランプリ、準グランプリを藝大が獲得(受賞者名など3/5 report updata)

2010年2月26日金曜日

アーキニアリング・デザイン展 東京凱旋


2008年10月に東京・建築会館から始まったアーキニアリング・デザイン展
2009年は日本9カ所で展示が行われ、本日より丸ビル・マルキューブにて東京凱旋展が開催された。
買い物に来ていた方々も展示を見て、設計の発想の豊かさに感心していた様子。
このような場所で展示が行える意義は大きい。

プリズミックギャラリーにて、寳神尚史+日吉坂事務所展開催中

南青山プリズミックギャラリーにて、寳神尚史+日吉坂事務所展『やわらかな風景』開催中。リリースにうたわれている「ひらひらしたり、ひずんだり、ゆがんだり。 人が通ると風景がそよいだり、 ゆがんだ風景同士が映り合うことで新しい風景が生まれたり。 そんなことが体験できる、空間のインスタレーション」という言葉の意味と、リリース画像は何を撮ったものなのかが、会場をみて初めて解る。以下にネタバレを書く。
光沢のある銀色の幕が、天井から腰高まで、会場いっぱいにゆったりと回遊するように吊り下げられていて、来場者の移動で起こるほんの僅かな風圧で、まるで「ふぅぅぅ」と呼吸するかのように揺れ動く。映りこんだ景色も揺れる。
この銀色の幕は、なんとスナック菓子などの包装に使われるシートだという。極めてシンプル、繊細、かつ多彩な展示は、是非とも会場で堪能を。

2010年2月25日木曜日

「空から日本を見てみよう」中央線編

テレビ東京「空から日本を見てみよう」中央線編2時間スペシャルを見る。のっけにエディトリアルデザイナーの鈴木一誌氏がドアを開けて登場したのには驚いた。12年半の時を経た齋藤裕設計+佐々木睦朗構造《蕣居》、大久保《淀橋教会》、"魔窟"中野ブロードウェイ、(独)海上技術安全研究所の直線400メートル試験水槽、荒川修作《三鷹天命反転住宅》、立川の旧米軍ハウス《アメリカ村》などなど、ディープな物件が目白押しで、今回も堪能。立川では寺田尚樹事務所による《N Building》も登場。
建築関係者がけっこう視聴しているらしいこの番組、4月にDVDが随時発売予定とのこと。

建築系ラジオで「TEPCOインターカレッジデザイン選手権」公開審査会の音声配信

建築系ラジオで「TEPCOインターカレッジデザイン選手権」公開審査会の模様が音声配信されています。一次選考を通過した10組による3分のプレゼンと7分の質疑応答の模様を聴く事ができます。

NIKKEN×TERMINAL展


日建設計東京本社1Fロビーで「NIKKEN×TERMINAL展」が開催されています。
「NIKKEN×TERMINAL展」は、日本国内で日建設計が提案してきた駅一体型まちづくりの事例を紹介するもので、ネットワークを示すスタッキング模型とパネルによって、駅とまちの関係を表現しています。また、中国、韓国における駅一体型まちづくりの提案例もパネルと動画で紹介しているコーナーもあります。

銀座マロニエゲートにて「紙の歩行者天国」展開催中

マロニエゲート7F東急ハンズ銀座店にて「紙の歩行者天国」展が2/28(日)まで開催されている(主催:かみの工作所)。店内インスピレーションの一角に出現した交差点に、寺田尚樹氏デザインの「1/100添景セット」を使った"銀ブラ"が賑やかに繰り広げられている(画像より増えている、象とかまでいて可笑しい)。今週末2/27(土)14時より、寺田氏本人によるワークショップ/実演販売も。
※画像提供:TERADADESIGN ARCHITECTS

2010年2月24日水曜日

建築系ラジオ公開収録 「建築」を越えろ! 西村浩×山崎亮


品川・ワークヴィジョンズにて建築系ラジオ公開収録が行われた。
西村浩氏(建築家、株式会社ワークヴィジョンズ代表)と山崎亮氏(ランドスケープアーキテクト、株式会社studio-L代表)による対談は、街作りから教育まで幅広く、あっという間の2時間だった。
配信が待ち遠しい。

写真の棚に見覚えのある方もいるのでは?
昨年銀座で開催されたArup Japan展で使用されたモノ。

2010年2月23日火曜日

「東京ガス アーキテクトセミナー2010」開催される

東京ガス アーキテクトセミナー2010「空間に力を」が津田ホールで開催された。先ず槇文彦氏が講演(立ったまま、1時間半!)、終盤30分に千葉学氏が登壇して対談。2時間強のセミナーはロビーに用意された2ヶ所のモニター席まで埋まり、大盛況だった。
画像は参加者に配布された主催元のロゴが入った「靴べら」。なんだかオマケに得した気分。

2010年2月22日月曜日

東大福武ホールにて「生命の際」聴講

東大福武ホールにて「建築の際」第6回めとなるトークイベント:生命の際を聴講。伊東豊雄×福岡伸一×佐倉統という『動的平衡』を軸とした顔合わせ。主催の東京大学大学院情報学環・学際情報学府のサイトに告知が出たのが2/9、開催まで日が短かった所為か、もしくは月曜18時の開演の故か、怖れていた苛烈な席取り合戦にはならず。開始時には定員に達したようだが、殆どが学生らしき。
討議の内容は後日、これまで同様に月刊『新建築』にレポートが掲載される。

吉村行雄写真展「北欧の巨匠アルネ・ヤコブセンの世界」トークイベント

2月20日(土)よりロゴバ東京にて、吉村行雄氏の写真展「北欧の巨匠アルネ・ヤコブセンの世界」が開催されている。オープンとなる20日は、吉岡氏のトークイベントにて、現地で撮影されたヤコブセンの作品の写真・約400点がスライドで紹介された。
代表作である「ラディソンSASロイヤルホテル」や「デンマーク国立銀行」の他、今回特別に許可をもらい、普段は立入禁止となっている場所も撮影出来たとのこと。ヤコブセン好きな方でも、初めて目にするシーンが多いのではないかと思われる。

会期は3月14日(日)まで(火曜日定休)。
完璧主義者・アルネ・ヤコブセンの世界を堪能できる展示会である。

2010年2月20日土曜日

東大本郷にて難波和彦教授最終講義聴講

難波和彦先生の研究室を表敬訪問したのは、今から6年も前、第1回となる「技術と歴史研究会」が開催された日だった。界工作舎のオープンハウスを初めて見学したのは、2004年3月《なおび幼稚園》。開始時間までの寸暇をぬって読書に勤しむ難波先生の姿が、今でも強い印象として残っている。ご一緒させていただいた場面場面を、今日の最終講義を聴講しながら思い出していた。

2010年2月19日金曜日

第2回恵比寿映像祭「歌をさがして」開幕

東京都写真美術館にて2回めとなる恵比寿映像祭が始まった。初日の夜、恵比寿ガーデンプレイス/センター広場を舞台に、藤本隆行、真鍋大度、石橋素によるインスタレーション作品「Time Lapse Plant(偽加速器)」が披露された。





リング状に配されたLED照明の光が、デジカメの1シャッターでどれほどのスピードで回転移動しているか、この静止画ではとても伝え切れないが、デジタル処理された高速の動きはLEDならでは(と、器材[ColorBlast12]提供のカラーキネティクス・ジャパンのSさんに教えて貰う)。
白いステージの上にくるくると落ちる影を見ていても飽きない。ピンク色の影なんて初めて見た。
パフォーマンスは来週26日(金)19:30にもプログラムを変えて行なわれる。
参考LINK:excite ism >プレビュー(動画貼付有)、国際交流基金>dumb type/藤本氏artist interview(2009.7.31)。

2010年2月18日木曜日

外苑前カフェ「sign」+茨城の梅

小社近所の湯島天神では「梅まつり」で連日盛況だが、外苑前のカフェ「sign」にも梅(UME)の花が咲いている。茨城県>リリースに拠れば、カフェ「Sign」とのプロモーション企画で、3/7まで期間限定の「ume☆cafe」とのこと。

2010年2月17日水曜日

森美術館にて「医学と芸術展」を観る

森美術館にて今月末28日まで開催の「医学と芸術展 生命と愛の未来を探るーダ・ヴィンチ、応挙、デミアン・ハースト」を観る。音声ガイドは無料(紹介は20作品)。大隈重信公の義足、杉田玄白『解体新書』、クリックのDNAに重らせんのスケッチなど予想外の展示物に色々とに出くわす。
展覧会カタログ(平凡社)にはやはり福岡伸一氏が寄稿していた。導入部に『レッド・ドラゴン』の1シーンをもってきた論考の表題は「生命(いのち)は分けてもわからない」。

2010年2月16日火曜日

竹尾 見本帖本店にて「クリエイター100人からの年賀状」展vol.5 開催中

明治32年(1899年)創業の(株)竹尾のショールーム:見本帖本店2Fにて「クリエイター100人からの年賀状」展vol.5 が2/19(金)まで開催されている。浅葉克己、勝井三雄、原研哉ら名だたるデザイナーから届いた"年賀状"の中に、坂茂建築設計から届いた年賀状も。

2000年にオープンした同店舗の設計は西沢立衛建築設計事務所、ロゴデザインを含むグラフィックは廣村正彰氏率いる廣村デザイン事務所

2010年2月14日日曜日

旧フランス大使館「NO MAN'S LAND 創造と破壊」を見る

天現寺交差点そば(南麻布)で開催中の「No Man’s Land(ノーマンズランド)」展へ(ブラウズできない場合はこちら)。解体直前の旧フランス大使館を使ってのアート・イベントで、先月末終了予定だったが、好評なので急遽、会期延長となっている。残すところ最終日2/18木10-18時のみ。
以下、作家名など敬称略。本館(地下1階+地上2階)は1957年竣工、ジョゼフ・ベルモン(当時20代の若さ)とジャン・デマレ。


↓No.108,124:リュスィーユ・レイボズ(Lucille Reyboz)&藤原仁美


↓1F:C.R.C (Ciel Rouge Creation)の作品

↓No.103:ピーター・クック(Peter Cook)の写真展示。左側の扉はグエナエル・ニコラ/キュリオシティの作品展示室(暗室)に繋がっている

↓ジョルジュ・ルス(George Rousse)の作品を2Fから撮る(この階段で五十嵐太郎氏とすれ違う)

↓右:フランス人建築家アルベール・アビュト(Albert Abut)による映像作品

↓No.206:J.Jo(ジェイ・ジョ)写真作品展示室のライティング

↓No.304:福井伸宏による夜の旧大使館撮りおろし写真パネル

↓No.301:リリアン・ブルジャ(Lilian Bourgeat)の作品。

アートと共に建物やインテリアを見て回るのも面白い。この部屋は誰が、いつ、どのように使っていたのだろう?などと想像しながら。というのも、やはり此処は外国なのだなぁと思わせるつくり(レイアウト)だったり、用途不明な部屋があったりするので。例えば↓このコンセントまわりなど

↓No.319:オードリー・フォンドゥガブの作品パネルの周りを実に楽しそうに駆け回る子供の図と、その向かいに置かれた休憩用椅子


ガレットを焼くバターの甘い匂いに誘われて。中庭に面したカフェ(目白/ル・モンサンミシェルが出店)は大繁盛。壁のグラフィックは「リバース・プロジェクト」を立ち上げた俳優の伊勢谷友介による

↓No.224:Shingo Yoshida(上)、(下)作品Noおよび昨家不明の屋外作品(透明の管の中を白い羽が上下動する)。背後の石垣は尾張徳川屋敷時代のものかどうか?



↓1960年代に建てられたアネックス(別館)にも展示あり

SIA/Richard Bliah(リシャール・ブリア)の作品。図書館として使われていた部屋。同事務所はパリ在住のアーティスト黒田アキとのコラボで、大きな赤い花のファサードが印象的な《MAUBOUSSIN 銀座旗艦店》などを手掛けている。

↓アネックス1F:SANNA(妹島和世x西沢立衛)によるランス市《ルーブル美術館別館》模型展示

↓アネックス3F展示室の天井

↓アネックス:螺旋階段 壁まわり

↓本展のゲート:ニコラ・ビュフ(Nicolas Buffe)の作品、隣接する新大使館と旧館をブリッジするもの。

↓ピエール=ミシェール・デルプッシュ+ドミニック・シャヴァンヌ設計による新大使館(設計者略歴:在日仏大使館発表)


以上、撮影枚数305、所要はたっぷり2時間。参考ページ「FIGARO.jp」2009.12.7 COLUMN