2010年6月30日水曜日

ココラボモデル環境共生住宅PJ発表会+シンポジウム


(株)コスモスイニシアが2006年より産学民協同で進めてきた「ココラボ」の集大成といえる「ココラボモデル環境共生住宅」を発表、プロジェクト発表会とシンポジウムが《東京大学弥生講堂アネックス》で開催された(画像左下隅はパネリストの一人で2007年から同PJに参画している難波和彦氏)。

机上の議論に留まらず、京王堀之内で進行中の「東京デコルテグローイングヒルズ」に分譲として2戸建設中、そのプランが難波氏より提示された。竣工は今年8月の予定。

ついつい、天井を見上げてしまう会場《東京大学弥生講堂アネックス》は2010年日本建築学会賞作品選奨を受賞している(設計:河野泰治アトリエ、プロデュース:先にTBS「夢の扉」に出演した安藤直人教授、構造設計:同研究室/稲山正弘准教授)。HPシェル構造にレッドシダーが美しい。敷地に元からあった木を出来るだけ切らずに枝ぶりを活かしたそうだ。




2010年6月28日月曜日

MISA 来年度募集要項発表

池田昌弘氏が校長を務めるMISA(Masahiro Ikeda School of Architecture)が来年度の募集要項を発表。KENCHIKU interviewでも語っていたが、生徒の情熱を重視し、筆記試験を廃し、面接と書類選考になるそうだ。興味のある人は、7/15(木)夜に開催される学校説明会+公開講義を覗いてみては。

Designers’Night

エーアンドエー主催のデザイナー交流企画イベント「Designers'Night

音楽と映像の中デザインに携わる人同士交流を楽しめるイベント。
イベント内では、"TalkSeed"と題し建築デザインや家具デザインなど、各方面で活躍中の デザイナーによるショートプレゼンテ―ションが行われた。

ショートプレゼンテ―ションでは、Vectorworksを使ってデザインされた建築や家具・イラストなどの作品を紹介しながら、各デザイナーのデザインコンセプトやVectorworksのデザイン表現の魅力について語られた。



2010年6月27日日曜日

TBS「夢の扉」〜東大農政学研究室の試み

TBS「夢の扉」で東京大学大学院農学生命科学研究科/安藤直人教授(木質材料学研究室)を特集。表面に液体ガラスを塗布し、防火・防白アリ効果が期待される木材や(上海万博出展中)、廃木材とプラスチックを融合した新建材の開発、木材と土壁を使った実験住宅などが紹介された。
画像は今年の五月祭で展示されたフォリー(五月祭後、南青山のギャラリー5610での「木を知り・木を使い・木を活かす展」で再び組み立てられた様子がエンディグで映っていた [安藤教授によるトークセミナーなど前後の様子は5610のblog:スタッフ便りに詳しい])。

「東大では木造建築について工学部よりも"農学部"の方が詳しいという、研究者として悔しい現実がある」との声を聞いた事があるが、その一端を見た思いがした。

2010年6月25日金曜日

「野老朝雄展」明日まで

文京区関口のYUKA CONTEMPORARY で開催中の「野老朝雄展 ASAO TOKORO Solo Exhibition」へ。みかんぐみのロゴや、裏青山に昨年オープンしたトラフ建築設計事務所《INHABITANT STORE TOKYO》において「トラフトコロ」としてインスタレーション作品を発表したり、寺田尚樹+テラダデザイン一級建築士事務所 《ユナイテッド・シネマ前橋》のタイルカーペット等を手掛ける等、様々にご活躍中。
作品制作の手を休めて野老朝雄氏が《フラットスコープスケープ MJ》をはじめとする作品説明をして下さる(恐縮)。明日の最終日に仕上げる作品の制作過程や、ICCで開催中の「オープン・スペース2010」の(他の作家さんも含めた)展示内容、そして、珍しい名字である野老(ところ)の由来までも。


入り口ガラス戸に"表札代わり"に留められたトコロの葉っぱにも注目を。

2010年6月23日水曜日

大橋ジャンクション向かい《SEMPRE HONTEN》

《大橋ジャンクション》の向かい、池尻大橋に今春オープンした《SEMPRE HONTEN》をやっと見に行く。SEMPRE(センプレ)のサイトに「ジャンクションの屋上公園にSEMPREの3階から246号をわたって直結する歩道橋が2年後に完成」するとある。いやはや、どんな景観になるのやら、楽しみ。
そして《大橋ジャンクション》は聞きしにまさる巨大土木建築であった(写メではおさまりきれぬ)。

2010年6月22日火曜日

グエナエル・ニコラ設計《ユニクロ渋谷道玄坂店》

渋谷駅地下1F東京メトロ1番出口から地上に出る、と、《渋谷プライム》のBF〜2Fが《ユニクロ渋谷道玄坂店》になっていた(2010.3.5 オープン)。
新宿西口店》の外観を踏襲したファサードデザイン、手掛けたのはやはりCURIOSITY/グエナエル・ニコラ氏。

2010年6月20日日曜日

N区にて、西村浩+ワークヴィジョンズ オープンハウス

このほど日本建築学会賞作品賞を受賞された、西村浩氏率いるワークヴィジョンズ オープンハウスを見学。住宅密集地に建つ集合住宅。カリンの床材が美しいオーナー室と、BFと1Fとを階段で繋いだ賃貸4typeのうち1室をご紹介する。














《するところ》にて建築系ラジオ公開収録

17:30より、建築系ラジオ公開収録へ。
会場《するところ》は、築40年の工場をリノベーションしたワークショップなどを行なえるスタジオ兼印刷所(設計:近藤哲雄建築設計事務所)。『新建築』2010年3月号に拠れば、5年後には取り壊される予定らしい。

イベント利用問合せ先:(1Fを印刷所として使用中の)広告製版社:http://surutokoro.jugem.jp )。

敷地、建物、街並や隣接する神社の緑との繋がり、倉方俊輔氏が「けっこう細い」と指摘した2Fの木造柱の構造など、仔細については、建築系ラジオ最近のコンテンツ「声のオープンハウス」の公開を待つべし。


後半の収録「藤村龍至の批判的工学主義を問う!」の収録が終わったのは20時過ぎ(それにしても、日曜でこれだけよく集まったと思う聴講者の多くと、建築系ラジオの主要メンバーが、手元の端末で誰ぞのツィートを追う俯き加減な様は、全く今日的な都市的風景である)。サプライズゲストの永山祐子さんほか皆さん、お疲れ様でした。

2010年6月19日土曜日

国立にて《箱の家134》オープンハウス

国立にて、難波和彦+界工作舎主催オープンハウスを見学。細長い敷地に、地下を合わせて5つのレベルのスキップフロアを有する134番めの《箱の家》。







「JCD デザインアワード2010」決まる

五反田へ移動、東京デザインセンターで13時から始まっているJCD・社団法人日本商環境設計家協会主催「JCD デザインアワード2010」公開審査へ。飯島直樹、小坂竜、近藤康夫、須藤玲子、辻村久信、古谷誠章、前田尚武の2次審査員により、100点からのふるい落としが既に終わり、上位金賞6点を8点に増やすかどうかの検討に入っていた。
新人賞3点選出の後、大賞の投票。昨年はここで票が割れたが、今年は京都寺町《9h(ナインアワーズ)》(応募者名:有限会社 ナカムラデザイン事務所 [サイン&グラフィックデザイン:廣村正彰、クリエイティブディレクター:柴田文江])が6票を獲得、決す。

『空想 皇居美術館』刊行記念シンポジウム

19時より、北参道のブックス&カフェ「ビブリオテック」にて、朝日新聞社刊『空想 皇居美術館』刊行記念シンポジウム。五十嵐太郎、彦坂尚嘉、新堀学、鈴木邦男、辛酸なめ子、鈴木芳雄、倉方俊輔という多彩な顔ぶれ(登壇順、ちなみに倉方氏にマイクが渡ったのは開始から1時間半後の20:30 [その間、倉方ontwitter で1つぶやきしていた])。

2007年のOZONEでのトークイベントにも参加している鈴木邦男氏は「真の愛国者はこんな所に来ないで日本vsオランダ戦を観戦している(故に此処に来ている人達は"反日"である)」などと、今回も要所で会場を大いに沸かす(「言語パフォーマンス能力の高さに感心」by 五十嵐太郎ontwitter)。

2010年6月18日金曜日

北参道に「decopick KITCHEN DESIGN SQUARE」オープン

5/17に北参道にオープンした「decopick KITCHEN DESIGN SQUAREデコピック・キッチンデザインスクエア)」へ。「WARENDOLF(ワーレンドルフ:旧ミーレキッチン)」と「Brigitte(ブリジット)」のいずれもドイツのシステムキッチンブランドを取り扱う。オープニングパーティでは、ビルトインのMiele製スチームクッカー等を実際に使ったスタッフの手料理ーパスタや蒸し野菜料理が彩りも美しく並んだ。

Brigitte(ブリジット)キッチンの棚に収まっていたワインオープナーとコルク栓がかわいい。
商品ブランドとパーティの様子は、/黒田秀雄キッチンシステム研究所黒田氏のAllAbout記事とブログ「いきいきライフ」に詳しい。