本展公式サポーターANZEN漫才の二人と四脚クローラ方式双腕型コンセプトマシン【日立建機】 |
さらには、ゴーグルをかぶるだけで地面の下の様子を把握できる映像システムや、水中など危険が伴う現場で作業員の安全を確保する遠隔操作技術など、工事現場に導入された先端技術を実機や映像で紹介。
工事現場に秘められた人類の知恵や重機の仕組み、重機が文明に与えた影響など、様々な角度から“掘り”下げる。
展示構成は大きく7つから構成される。
この記事では、展示の一部をレポートする。
【プロローグ】「地球」工事中!―文明を築く技術
人類誕生からこれまでの土木技術の営みを絵巻調のイラストで紹介。また、最新の双腕重機の実機を展示し、重機に関する過去から近未来を紹介する。
【第1章】「大地」工事中!―世界を拓く重機たち
土砂をすくいあげたり、大地の形を整えたりすることのできる重機を紹介するエリア。ブルドーザやホイールローダの実機を間近で観察し、大地を切り拓く力強さや迫力を感じられる。
【第2章】「都市」工事中!―建物、街、生活をつくる
街中の大規模工事現場の様子を紹介するエリア。工事現場の万能選手である油圧ショベルの実機や、ジャンボジェット機と同じ重量を吊り上げることができる大型クレーンの運転席やフックなどを展示。
また、2020年東京オリンピックに向けて急ピッチで建設が進められている「新国立競技場」の建設の様子も映像や写真で紹介している。
日本初の油圧ショベル ユンボY-35【キャタピラー】 |
SCX3500-3 クローラクレーンの運転室【住友重機械建機クレーン】 |
クレーンの滑車の仕組みを体感で理解できる |
NEO作業服や工程表 |
【第3章】「都市」再・工事中!―解体の美学
街中で行われている解体工事について紹介するエリア。狭い土地の中でいかに効率的に、また周囲に影響を与えないように解体するか、解体技術にも様々な工夫が凝らされている。本章では、解体現場で活躍する油圧ショベル用のアタッチメントを紹介。
【第4章】「未来」工事中?―これからもくらしを支えるために
重機をとりまく技術革新や未来の工事現場を紹介するエリア。現在では、ICT(情報通信技術)やロボット技術の導入により、より効率的にかつ安全に工事を進められるようになってきている。また、炭素繊維など、新しい素材を取り入れた技術開発も進んでいる。土木・建築技術に有用な新しい技術を紹介するとともに、そうした技術によって実現するかもしれない未来の社会について想像を膨らませる。
【撮影スポット】ミニ油圧ショベルなどに乗って、記念撮影!
タカラトミーの「トミカ」重機コレクション |
【エピローグ】
重機が活躍する現場やそこで働く人々の様子を大迫力のシアターエリアで体感し、人類と重機の深い関わりをみる。
マニアや子供達だけではない人たちにも親しみを感じられる本展は5月19日(日)まで。
会期中には、さまざまなイベントも予定。
入場料金など詳細はこちらを参照のこと。