2011年10月29日土曜日

「みんなの家」内覧会

仙台市内仮設住宅にて10月25日「みんなの家」内覧会が開催された。
「みんなの家」はくまもとアートポリスコミッショナーである伊東氏と熊本県、熊本県建築関係団体が協力し、精神的に安らぎを感じられる場所「みんなの家」を提供するプロジェクト。




花壇の花や樅の木は入居者の方が植えたもの。








食器は「みんなの家」に賛同した伊東氏の知人からの提供。


帰心の会メンバー

2011年10月28日金曜日

GOOD DESIGN EXHIBITION 2011 - 適正 -

東京ミッドタウン・デザインハブ第30回企画展 GOOD DESIGN EXHIBITION 2011 - 適正 - が本日より開催された。



2011年度グッドデザイン賞受賞作品が展示され、初の試みとして本年度のグッドデザイン大賞(内閣総理大臣賞)を審査委員、グッドデザイン賞受賞者の他に、グッドデザイン賞受賞展来場者の投票によって決定する。



投票はipadを使用し、数分で投票が出来る。

DESIGNTIDE TOKYO 2011

29日より開催のDESIGNTIDE TOKYO 2011プレスカンファレンスが28日開催された。



今回の会場デザインはプロダクトデザイナーの中坊壮介氏。
会場はスクリーンで仕切られ、外側からライトが当たりぼんやりと明るい感じ。これは写真スタジオをイメージしたとの事。



AIR FRAME/アクリル板を加工


toge/極細ピアノ線で構成。このウエディングドレスはtoge500個使用
細いピアノ線が光に反射して輝いて見える


bril/オランダでデザインを学ぶ日本人3人によるユニット


DESIGN SOIL/神戸芸術工科大学のデザインプロジェクト。飛行機の手荷物の大きさに畳める家具


留め具


11月3日まで。

2011年10月27日木曜日

YAMAGIWA INTERIOR COLLECTION 2011

中央区京橋にあるヤマギワ東京ショールームにて「YAMAGIWA INTERIOR COLLECTION 2011」のプレス内覧ツアーへ。ミラノサローネにて発表された6ブランドの新作家具と照明器具をあわせた展示会。

sedus
吸音材を内包したパネルシステム「MOOIA」(写真奥)。表面のテキスタイルは任意のプリントが可能。ソファ「SOPHA」(写真手前)は高さの異なる背もたれをつけることもできる。照明は伊東豊雄デザイン「Mayuhana」

WALTER KNOLL「T-RAY」
メタルシート一枚を折り曲げてつくられた側面が特徴の回転式ソファ。

zanotta
サイドテーブル「White Shell」の内部には照明(吉川徳仁デザイン「Tear Drop」)をいれ真珠のように展示されている。


MOROSO「KUB」
切り株のようなデザインのサイドテーブル。

driade
色の異なるポリエチレンベルトが編みこまれて作られた屋外で使用可能なチェア「CAPE WEST」

REPUBLIC OF Fritz Hansen「FAVN」
シェル部、座面と背もたれ、クッションで三種類のファブリックを使用している。色は10パターン。

JAKOBSSON LAMP
北欧照明の代表作、ヤコブソンランプに新色2色(ホワイト・ダークブラウン)が登場。
※オンラインストア期間限定品

2011年10月24日月曜日

第31回伝統文化ポーラ賞決定

財団法人ポーラ伝統文化振興財団主催による第31回伝統文化ポーラ賞授賞式が開かれ、全国より選ばれた個人または団体へ、優秀賞2件、奨励賞1件、地域賞5件の合計8つの賞が授与された。

伝統文化ポーラ賞とは、伝統工芸技術や伝統芸能等無形伝統文化の保存・伝承に貢献し、今後も活躍が期待できる個人または団体に対してその功績を顕彰するものである。
31回目となる本年度の受賞者・受賞団体および受賞項目は下記の通り。

■優秀賞
博多人形の制作・伝承 / 中村 信喬 氏(福岡県)
舞台芸術の制作 / 有賀 二郎 氏(東京都)

■奨励賞
人形浄瑠璃文楽三味線の伝承 / 鶴澤 藤蔵 氏(大阪府)

■地域賞(地域順)
【北海道・東北ブロック】一日市民俗芸能の保存・伝承 / 一日市郷土芸術研究会(秋田県)
【関東ブロック】漆掻き技術の保存・伝承 / 安島 道男 氏(茨城県)
【北陸・甲信越・東海ブロック】砺波子供歌舞伎の保存・伝承 / 砺波子供歌舞伎曳山振興会(富山県)
【近畿ブロック】菅細工の製作・継承 / 深江菅細工保存会(大阪府)
【九州・沖縄ブロック】「大宰府の木うそ」の保存・伝承 / 大宰府木うそ保存会(福岡県)

東日本大震災という未曽有の危機に直面した今だからこそ、文化―特に伝統文化が復興への大きな活力となることが期待されている。選考委員長の三隅治雄氏(芸能学会会長)は授賞式に際し、我が国の伝統文化への理解が深まる契機となることを願うと述べた。

また、銀座にあるポーラミュージアムアネックスでは、現在企画展『Chic and Luxury -モードの時代- 写真展』を開催中。当時の空気が濃厚に漂う貴重なファッション写真が展示されている。
詳細は下記URLを参照されたい。

2011年10月21日金曜日

受賞記念建築講演会2011 「リカルド・レゴレッタ建築を語る」

第23回高松宮殿下記念世界文化賞(建築部門)を受賞したリカルド・レゴレッタ氏の
受賞記念講演会が鹿島KIビルにて開催された。



メキシコ人の世界文化賞受賞はレゴレッタ氏が初となる。

レゴレッタ氏たっての希望で、ビジネスパートナー兼息子のヴィクトル氏と2人で講演が行われた。

自身が建築を作る上で最も大切なものは”ルーツ”と”情熱”と語るレゴレッタ氏。
自身の作品を歴史的建造物や遺跡など”ルーツ”と対比させながら自身の作品を語った。


色彩に富んだ作品が特徴であり、自身の色使いのルーツに関して、「色を使うことは生きることの一部。メキシコ人は感情に突き動かされて色を使う。知性的に色を使わないので好きな色が使える。」と述べた。

また、質疑ではクライアントとの関係について問われ、「建築家はクライアントと同じ夢を見る必要がある。建築は、人に対する責任ある」と建築に対する情熱を語った。

2011年10月13日木曜日

AGCstudioにて『AGC studio Exhibition No.02 INSULATION ~遮蔽~ それでもガラスが透明なわけ』開催中

京橋のAGCstudioにて、ガラスが受ける身近な外部影響のうち「電磁波」「脅威」「音」をテーマに、ガラスの基本的性能から機能開発の現在までをアートとテクノロジーの視点で深く掘り下げる、UIA大会関連企画展『AGC studio Exhibition No.02 INSULATION ~遮蔽~ それでもガラスが透明なわけ』が開催されている。
窓ガラスは、光や外界の風景を取り入れながらも、内部空間にとって好ましくない外的環境を遮蔽する、建築において必要不可欠な材料である。透過したいものはより透過させ、不要なものは反射または吸収して遮蔽するというテクノロジーが、板ガラスの進化のかたちとしてますます求められている。テーマごとの展示作品は下記の通り。

「電磁波」【参加アーティスト:Enlightenment/エンライトメント(ヒロ杉山、鈴木シゲル、山口要)】
3枚のオーガンジーの布を用い、可視光線透過率を巧みに利用した映像作品。黒いボックスの表面にはブラックのカラーガラスがはめられており、それを介して見るボックス中の蝶のグラフィックがとても幻想的である。(ちなみに夕暮れ~夜の時間帯が最適とのこと。)


「脅威」【参加アーティスト(建築家):窪田建築都市研究所(有) 窪田茂】
ガラスの強度、また吸水性能がゼロであることを利用した作品。ガラスボックスの中にスプリンクラーが一つ設置され、スイッチを入れると勢いよく水が噴射される。スプリンクラーを取り囲むガラスのうち、3側面にはそれぞれフッ素系の撥水処理がなされており、コーティングの違いによる水滴の付着具合を比較することも出来る。


「音」【参加アーティスト:宇治野宗輝
板ガラスに起こるコインシデンス効果(ある周波数域でのみ遮音性能が下がる現象)を利用した作品。ミキサーの振動音がエレキベースのピックアップを通してアンプに送られ、ガラスボックス内のスピーカーから大音量で出力される。ガラスボックス内のカラーボールを跳ね上がる程の音エネルギーが発せられるが、二重のガラスによって大幅に遮音されている。

会期は1122日(火)まで。詳細は下記URLを参照されたい。

AGC studio Exhibition No.02 INSULATION ~遮蔽~ それでもガラスが透明なわけ」

2011年10月12日水曜日

木賃アパート再生ワークショップ

学生の手によって、老朽化・収益性低下などが問題となっている木造賃貸アパートの価値を再考し物件を再生させるプロジェクト『木賃アパート再生ワークショップ』。
下北沢で行われた第1段に続き第2段では調布地域のリノベーション物件が竣工となった。

■築年数43年 あさひハイツ
















日あたりの良い窓際を利用し収納とウッドデッキを組み合わせ、窓際に座れるスペースを設置している。





















従来あった襖の押入を取り払い広いスペースを確保している




















押入を取り払った際出た廃材を利用し、玄関に鍵棚を設ける。


■築年数20年 Rハイム
















収納スペースとして使われがちだったロフトを活用できるようフロアスペースに収納を設けている。






























物件のリノベーションは、工期は約1ヶ月程度で、1年間で回収できる金額で想定されそれぞれにアイディアを持ち寄る事で従来の物件に新たな要素を設け新たな生活環境を提案する。
















制作過程や様々な提案は、「再生レシピ/マニュアル」としてアイディアをまとめ、木賃アパートで同じような問題を抱える人たちに向け情報を公開予定。

木賃アパート再生