YKK AP株式会社では、~未来の窓をカタチにするYKK AP「未来窓」プロジェクト~ 世界とつながる窓「Window with Intelligence」実用化に向けたプロトタイプの一般展示・体験を7月1日からスタートさせる。
「Window with Intelligence」は、「窓が情報を持ったなら。」という想定のもと、
毎日の暮らしが便利になる窓として将来の実用化を向けたプロトタイプで、フレームには自社で販売する高性能樹脂窓<APW430>の形材が採用されている。
代表的な7つの機能は、
◆Home Connect(家電連携機能)
窓を生活空間の中心とする快適な生活を提供。音声アシストやスマート家電との連携で窓の開閉や家電の操作を行なえる。
◆Video Chat(チャット機能)
窓を通じて互いに会話をすることが出来る。
◆Air Condeitioning(換気機能)
窓が部屋の空気環境を測定。自動的に開閉し換気する機能。
◆Weather(天気機能)
窓がライブに屋外の気象情報(天気予報・紫外線・花粉など)を取得
◆Drawing(メモ機能)
窓がメモを残せるキャンバスとすることで家族とのコミュニケーションを促進
◆Life Log(ライフログ機能)
部屋の中を定期的に撮影する事で、家族・子供の成長記録を作成。安否確認にも
◆Mirroring(ミラーリング機能)
スマートフォンとペアリングして、窓から見える景色を壁紙のように変える
左からDrawing(メモ機能)/Life Log(ライフログ機能)/Video Chat(チャット機能)イメージ写真
◆特設サイト
http://window-intelligence.jp/
◆イメージムービー
https://youtu.be/TMJtekJTeIE
タッチセンサー付き透明有機EL(両面強化ガラスを含む3層構造)、AIスピーカーとの連携や、アプリをオープンプラットフォームとすることで、ユーザーと共創してソフトウェアの機能を追加していくことを想定している。
スマートホーム化への新提案として、3年後の実用化を目指す。
展示概要
名 称:「Window with Intelligence」
場 所:YKK APショールーム新宿 特設ギャラリー(東京都渋谷区代々木2-1-5 JR南新宿ビル8F)
展示期間:2017年7月1日~ (アドバイザーによるデモ紹介)
休館日:毎週水曜日(祝日の場合は開館)、夏期休暇、年末年始休暇有
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2017年6月29日木曜日
2017年6月27日火曜日
GOOD DESIGN Marunouchiにて「NO PROBLEM 展」開催中
公益財団法人日本デザイン振興会が運営するギャラリー、GOOD DESIGN Marunouchiでは、6月20日から7月17日まで「NO PROBLEM展」を開催中。
本展を主催するのは、インドの理化学ガラスメーカー、BOROSIL社の製品「VISION GLASS」を日本に輸入・販売するVISION GLASS JP。小さなキズや歪みがあるために流通に出せないグラスが大量に発生したことをきっかけに、これらのグラスを「NO PROBLEM(NP)品」と名付け、定価で販売する試み「NO PROBLEMプロジェクト」の展覧会だ。
「NO PROBLEMプロジェクト」は、製造過程で必ず生まれてしまうB品と呼ばれる製品を「NO PROBLEM(問題なし!)」として受け入れることを通して、今の日本におけるデザインと生活の風通しをよくしようとするプロジェクト。
VISION GLASSは、ミニマルな形状と直火で使用できる耐熱性が特徴。ビーカーなどの実験器具と同じホウケイ酸ガラス製で、耐熱温度は350℃、耐熱温度差は150℃。中に入るものをよく見せることから「VISION」と名付けられ、インドで30年以上にわたり販売されている、多用途性と堅牢性で広く親しまれている定番商品だそう。
なお、7月1日(土)、7月14日(金)にはトークイベントも開催予定。(要予約。詳しくはコチラへ)
さまざまな日用品の良品・不良品とその背景を知ることで、暮らしのなかに寛容さを取り
入れ、日本の今の生活を見直すヒントを、ともに考える展覧会だ。
■NO PROBLEM展
場 所:GOOD DESIGN Marunouchi
東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1F
会 期:6月20日~7月17日
営業時間:11:00~20:00
主 催:NO PROBLEMプロジェクトチーム
協 力:公益財団法人日本デザイン振興会
https://www.g-mark.org/gdm/index.html
▲エントランスの正面にズラリと並ぶVISION GLASS
これら約6000個のグラスはすべてNP(NO PROBLEM)品だ
「NO PROBLEMプロジェクト」は、製造過程で必ず生まれてしまうB品と呼ばれる製品を「NO PROBLEM(問題なし!)」として受け入れることを通して、今の日本におけるデザインと生活の風通しをよくしようとするプロジェクト。
▲実際に見比べてみても、中にはA品と見分けがつかないものも
▲サイズも豊富なので、様々な使い方を楽しむことができる
インドでは普通に販売され使われているのに、日本ではより厳しい検品基準を設けているため、B品とされてしまう。つまり展示されているグラスは、インドの検品基準(価値観)と日本のそれとの狭間で行き場を失ったグラスであり、その量は価値観の違いの大きさを示唆しているともいえる。こうした課題を解消すべく、VISION GLASS JPでは、2015年からNP品を通常商品と同価格での販売を開始。その商品がなぜNP品となったのか、その理由・経緯を知り、納得した上で定価で購入するという行為が、日用品の適正な品質について考えるきっかけになってほしいとの願いが込められている。
さらに本展では、VISION GLASSをはじめ、プロダクトデザイナーや映像クリエーター、エディターらが参加するプロジェクトチームが、工場製の量産品から職人の手作り品におよぶさまざまな日用品について、それらの作り手・メーカー・卸・小売りといった立場の異なる企業や個人を1年あまりをかけ訪ね行なった、検品に関するリサーチの展示も。
さらに本展では、VISION GLASSをはじめ、プロダクトデザイナーや映像クリエーター、エディターらが参加するプロジェクトチームが、工場製の量産品から職人の手作り品におよぶさまざまな日用品について、それらの作り手・メーカー・卸・小売りといった立場の異なる企業や個人を1年あまりをかけ訪ね行なった、検品に関するリサーチの展示も。
▲リサーチには国内外の13社が協力(出展は10社)
機能以外の理由により、いわゆる「訳あり商品」とされ、規格外となった商品を「B品」ととらえリサーチを行なってみると、なかにはB品という概念が成立しない商品もあり、さまざまな価値基準があることがわかったという。
▲こちらは一見完成度が高いが、職人のこだわりによってB品とされた製品
▲こちらは打って変わって、かつてのB品をA品として売る試み
▲こちらでは通常はB品として外してしまう節、色ムラ、虫穴などの表情を
自然素材由来の魅力として再認識し、販売する試みを展示
自然素材由来の魅力として再認識し、販売する試みを展示
▲MARUNI60の「キノママ」というシリーズ
白太(しらた)という色ムラが見られる
▲こちらはA品として販売されているもの
▲こちらはどうしても発生してしまう色のムラを活かして着色したA品
▲これらは限りなくA品に近いB品
皮の特性上、致し方ない部分が多いそう
皮の特性上、致し方ない部分が多いそう
▲ネパール製のバケツはよく見てみると
社名のロゴの凹凸が左は凸、右は凹
それでもどちらもA品として販売されている
▲こちらは千葉の郷土玩具
手仕事ならではの表情や色味の違いを楽しむA品だ
手仕事ならではの表情や色味の違いを楽しむA品だ
なお、これらのNP品の一部はKITTE丸の内(JPタワー)にオープンしたグッドデザイン賞の公式ショップ&ギャラリー「GOOD DESIGN STORE by NOHARA」にて購入することができる。展示を見てじっくり考えた後に、買う行為を通して、日頃の自らの価値観を意識する場にもなりそうだ。
なお、7月1日(土)、7月14日(金)にはトークイベントも開催予定。(要予約。詳しくはコチラへ)
さまざまな日用品の良品・不良品とその背景を知ることで、暮らしのなかに寛容さを取り
入れ、日本の今の生活を見直すヒントを、ともに考える展覧会だ。
■NO PROBLEM展
場 所:GOOD DESIGN Marunouchi
東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1F
会 期:6月20日~7月17日
営業時間:11:00~20:00
主 催:NO PROBLEMプロジェクトチーム
協 力:公益財団法人日本デザイン振興会
https://www.g-mark.org/gdm/index.html
2017年6月16日金曜日
日台のクリエイティブをつなぐ”泊まれるギャラリー”NIBUNNOがオープン
6月9日、”泊まれるギャラリー”をコンセプトとした複合施設NIBUNNOの内覧会へ。
こちらは、4年限定の”泊まれるギャラリー”。自動車部品倉庫をリノベーションした施設には、宿泊部屋、展示スペース、ラウンジが揃っており、想像力に満ち溢れた空間に滞在し、施設内ににちりばめられた素敵なクリエイションと出会うことで、身の回りのモノ・͡コトから豊かな美を育むきっかけとなる今までにない宿泊体験を味わうことができる。
設計を担当したのは、日本と台湾の2拠点で活動を行なう建築家の虎尾亮太氏(虎尾+謝建築設計)。隈研吾建築都市設計事務所で設計室長として多数のプロジェクトを担ってきた虎尾氏とBXGのメンバーが意見を出し合いながら空間を作り上げた。実はこちらの建物は、地域の再開発により、2020年には取り壊しが決まっている。4年後には更地に戻るということを逆手に取り、時の経過を表現した”二分の(NIBUNNO)”を、設計コンセプトとして打ち出すことで、空間デザインの既成概念を打ち破り、空間の解体を半分にとどめ、過ぎ去った残り半分の時間を表現している。
「”解体を半分にとどめる”という結論にたどり着くまでには、試行錯誤が続きました」と虎尾氏。ホテルとしての快適性と、アートのための空間を両立するために、解体の比率をどの程度にするべきか、ずいぶん悩んだのだそう。
試行錯誤の結果、座ったときの目線の世界をぎりぎり囲うことができるという理由からFL+1300(およそ半分の比率)以上に限って解体することにした。この”1300”という数字は、本内覧会の告知ポスターのキービジュアルにも使用された。
また、解体していく中でたくさんの墨出しが見つかり、建築当時の職人さんたちの手の痕跡が見えてきたことから、あえてその痕跡を残すという見せ方を取っている箇所も。
こうして、東京タワーにほど近い自動車部品倉庫だったビルは、リノベーションにより、展示スペース、宿泊施設(2階、3階にそれぞれ1部屋ずつ)、デザインオフィス、ショップ、ラウンジなどの機能を備えた宿泊施設に。6階建てのビル全館で日本と台湾発のオリジナル作品を随時展示し、ゲストに日本と台湾のクリエーションの魅力に直接触れる機会を創出。まるでギャラリーの中に滞在しているかのような新しい宿泊体験を提供する。
日本と台湾がそれぞれ培ってきたデザインやアートの底力を、かねてより海外に向けて発信していきたい考えを温めてきたというアートディレクターの林氏は、東京藝術大学在学中に日本文化に衝撃を受け、お互いの良さを伝えたいと考えるようになったという。また、台湾には日本のデザインを紹介する常設の施設が多く存在しているが、その逆は少ないのだとか。そこで、”発表の場”づくりに挑戦したいと考え、本施設の立ち上げに至ったのだそう。「クリエイティブ業界における日台の交流を深めていけたら」と林氏。
また、地下のギャラリースペースでは、日本と台湾のクリエイティブ交流を図るイベントや展示を次々と仕掛けていく予定。3月のプレオープン以降、ゲストはエアビーアンドビーとして利用する海外の方が多いとのことだが、もちろん日本人も宿泊が可能だ。本オープンをきっかけに、ぜひ訪れてみては?
■NIBUNNO
所 在 地 :東京都港区東麻布1-8-2
電話番号:03-6823-2496
https://www.facebook.com/nibunnoroom/
こちらは、4年限定の”泊まれるギャラリー”。自動車部品倉庫をリノベーションした施設には、宿泊部屋、展示スペース、ラウンジが揃っており、想像力に満ち溢れた空間に滞在し、施設内ににちりばめられた素敵なクリエイションと出会うことで、身の回りのモノ・͡コトから豊かな美を育むきっかけとなる今までにない宿泊体験を味わうことができる。
▲地下1階、地上5階建て
NIBUNNOを運営するのは日本に拠点を構える台湾のデザイン事務所、BXG株式会社。代表の李章聖(リショウセイ)氏、アートディレクターの林唯哲(リウィンツ)氏、マネージャーの許庭嫚(シュティンマン)氏の台湾人3名により2016年に設立した。
▲解体当時のようす。上半分だけが解体されているのがわかる
「”解体を半分にとどめる”という結論にたどり着くまでには、試行錯誤が続きました」と虎尾氏。ホテルとしての快適性と、アートのための空間を両立するために、解体の比率をどの程度にするべきか、ずいぶん悩んだのだそう。
▲FL+700の模型
▲FL+1000の模型
▲採用されたFL+1300の模型
▲FL+1600の模型
また、解体していく中でたくさんの墨出しが見つかり、建築当時の職人さんたちの手の痕跡が見えてきたことから、あえてその痕跡を残すという見せ方を取っている箇所も。
▲そのまま残された墨出し
▲石膏ボードがむき出しの客室の壁
▲1階の大きな窓は配管用の穴を開けるための機械で
解体しながら作ったのだそう
▲本来はこのような配管のための穴を開けるための工具
▲ご覧の通り鉄筋もむき出しだ
▲施設のフロアガイド
▲レセプションにつながるエントランス
▲レセプションでは日台デザイナーの作品を販売
▲こちらは台湾版のSuica(ICカード)
洗練されたデザインで人気なのだとか
客室は2階と3階にそれぞれ1部屋ずつ。2階が日本人デザイナーの作品、3階が台湾人デザイナーの作品によって彩られており、作品は3か月に1回のペースで入れ替える予定だ。
▲上が2階で下が3階
展示されているアートも、照明や家具も異なる
▲2階の客室では石膏ボードがむき出しだったが
3階ではアート作品をはめ込んでいる
▲コンパクトなスペースに対応すべく考案されたトイレのドアは
なんとL字型のまま開く。この不思議な感覚はぜひとも体感していただきたい
▲5階のラウンジのようす
5階だけは構造の都合で白とグレーのコントラストが逆になっている
▲5階ラウンジのベランダからの眺望
各部屋からも窓越しに東京タワーが見える
▲各階の案内灯もかわいい
また、地下のギャラリースペースでは、日本と台湾のクリエイティブ交流を図るイベントや展示を次々と仕掛けていく予定。3月のプレオープン以降、ゲストはエアビーアンドビーとして利用する海外の方が多いとのことだが、もちろん日本人も宿泊が可能だ。本オープンをきっかけに、ぜひ訪れてみては?
所 在 地 :東京都港区東麻布1-8-2
電話番号:03-6823-2496
https://www.facebook.com/nibunnoroom/
2017年6月15日木曜日
B&B Italia OUTDOOR Collection New Design 2017
6月8日、2017年に発表されたB&B Italia OUTDOOR Collectionのプレス発表会へ。
2007年のコレクション確立から10年が経ち、美しく、心地よく、思いのままに過ごせるアウトドアリビングへの探求を続け、ますます拡充を続ける OUTDOOR Collection。
2007年のコレクション確立から10年が経ち、美しく、心地よく、思いのままに過ごせるアウトドアリビングへの探求を続け、ますます拡充を続ける OUTDOOR Collection。
今回発表されたのはNew Design 2017の<RAY Outdoor Fabric><Gio>をはじめとした代表的なアウトドア製品の数々。会場となったショールームの1階には、紫外線や雨などの屋外環境に適した特殊素材と前衛的な技術によって完成した製品がズラリ。テラスやバルコニーに彩りを与え、類ない屋外空間を演出する。
また、ショールームの3階にもアウトドアコレクションのコーナーが。アルミニウムのフレームにポリプロピレン編みの”リボン”を採用した「RAY OUTDOOR FABRIC」や、アルミニウムのフレームに”ロープ”を採用した「RAY OUTDOOR NATURAL」など、屋外だけでなく、屋内でも使いたくなるデザインがそろう。
防水や撥水など4つの性能から選ぶことができるそう
■Go into the new season アウトドアコレクション展示会
新作展示会は8月20日まで。
なお、6月30日までは17:00~19:00までAperitivoを開催中。イタリア語で食前酒を意味するAperitivoは、夕食前に軽く食前酒を飲みながら会話を楽しむイタリアの習慣でもある。OUTDOOR collection製品に座りながら、夕暮れの素敵なひとときを過ごしてみては?
■Go into the new season アウトドアコレクション展示会
会 期:~8月20日(日)
営業時間:11:00~19:00
定 休 日 :水曜日
場 所:B&B Italia Tokyo
東京都港区北青山2-5-8 青山OM-SQUARE 1F,3F
東京都港区北青山2-5-8 青山OM-SQUARE 1F,3F
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