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2026年9月9日水曜日

第37回「高松宮殿下記念世界文化賞」受賞者決定

公益財団法人日本美術協会は、2026年第37回「高松宮殿下記念世界文化賞」受賞者を9月8日(日本時間8日18:00)に発表した。

建築部門ではダニエル・リベスキンド氏が受賞した。

ダニエル・リベスキンド
Daniel Libeskind
Photo: Roland Horn
© The Japan Art Association
『ベルリン・ユダヤ博物館』 ドイツ 2001年
Jewish Museum Berlin, Germany, 2001
Photo: Roland Horn
© The Japan Art Association
『『連邦軍軍事史博物館』 ドイツ・ドレスデン 2011年
Bundeswehr Museum of Military History, Dresden, Germany, 2011
Photo: Roland Horn
© The Japan Art Association
『ケー・ボーゲン』 ドイツ・デュッセルドルフ 2013年
Kö-Bogen, Düsseldorf, Germany, 2013
Photo: Roland Horn
© The Japan Art Association

選考委員の三宅理一氏は、「ホロコースト生存者の両親から生まれたリベスキンド氏は親世代からの記憶を引継ぎ、ホロコーストを具現化。大きな破壊を受けたWTC跡地を「聖なる空虚」とし、世界から注目を受けている建築家」と述べた。


第37回「高松宮殿下記念世界文化賞」受賞者

絵画部門:ジェニー・ホルツァー(アメリカ)

彫刻部門:アンディ・ゴールズワージー(イギリス)

建築部門:ダニエル・リベスキンド(アメリカ)

音楽部門:ヘルベルト・プロムシュテット(スウェーデン)

演劇・映像部門:ケイト・ブランシェット(オーストラリア)


第29回若手芸術家奨励制度 対象団体

ラ・スルス・ガルースト協会


「高松宮殿下記念世界文化賞」

公式ホームページ:https://www.praemiumimperiale.com/

2025年7月16日水曜日

第36回「高松宮殿下記念世界文化賞」受賞者発表

公益財団法人日本美術協会は、2025年 第36回「高松宮殿下記念世界文化賞」受賞者5部門5名を発表した。
建築部門では、エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ氏(ポルトガル)が選ばれた。
▲エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ
Eduardo Souto de Moura
Photo: Shun Kambe
© The Japan Art Association
▲『ポウザダ・モステイロ・デ・アマレス』 1997年
Pousada Mosteiro de Amares, 1997
Photo: Shun Kambe
© The Japan Art Association
▲ブラガ市営競技場『エスタディオ・ムニシパル・デ・ブラガ』 2003年
Estádio Municipal de Braga, 2003
Photo: Shun Kambe
© The Japan Art Association
▲地下鉄『カーザ・ダ・ムジカ駅』 2005年
Casa da Música Metro Station, Porto, 2005
Photo: Shun Kambe
© The Japan Art Association

建築部門選考委員の三宅理一氏は、エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ氏について「よく知られているのが歴史的建造物との対話。修道院をホテルに改装し、そのまま使いながらホテルにするという地味なものだが、大胆なプロジェクト。昔の素材を生かして住む人、あるいはそこに泊まる人が中世の空気を感じられるようなプランニング。そこから実際のテクスチャーを建築の中に実現することを行い、世界中から非常に高い評価を得ている。」と述べた。
▲7/15に開催された記者発表での三宅理一氏

第36回「高松宮殿下記念世界文化賞」受賞者
絵画部門:ピーター・ドイグ(イギリス)
彫刻部門:マリーナ・アブラモヴィッチ(セルビア)
建築部門:エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ(ポルトガル)
音楽部門:アンドラーシュ・シフ(イギリス)
演劇・映像部門:アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル(ベルギー)

「高松宮殿下記念世界文化賞」公式ホームページ:https://www.praemiumimperiale.com/

2024年9月11日水曜日

「第35回高松宮殿下記念世界文化賞」受賞者決定。建築部門は坂 茂氏。

世界の優れた芸術家に贈られる高松宮殿下記念世界文化賞 (公益財団法人 日本美術協会主催)の第35回受賞者が発表され、建築部門では、創造性と革新性で建築に新たな可能性を切り拓き、災害支援において建築家としての新たな役割を実践する坂 茂氏が受賞した。

▲9/10に行われた発表記者会見での坂 茂氏

小学生から高校生までラグビーに親しんだ坂 茂氏は、高校卒業後に渡米し、南カリフォルニア建築大学で学んだ後、ニューヨークのクーパー・ユニオン建築学部に編入。大学の休学中は磯崎新氏の事務所で働き、卒業後、帰国して事務所を開設。アルヴァ・アアルトの展覧会の企画と会場設計をきっかけに紙管を構造に使う開発を始め、建築構造材として紙管を実用化した。1995年には国連難民高等弁務官事務所のコンサルタントとして、ルワンダ難民キャンプのシェルターを紙管で造ったほか、阪神・淡路大震災では仮設住宅を建設。これを機に、ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク(VAN)を立ち上げ、世界の災害地域で建築を通じて難民や被災者の救済を行う。また、うねる集成材と膜材の屋根の『ポンピドー・センター メス』(2010年)や『ラ・セーヌ・ミュジカル』(2017年)、『スウォッチ・オメガ本社』(2019年)など革新的な建築を相次いで設計。プリツカー賞受賞。平時と非常時の両方で建築家としての使命を果たしている。
▲『ポンピドー・センター メス』(2010年)の前で 2024年5月
In front of Centre Pompidou-Metz (2010), May 2024
Photo: Shun Kambe © The Japan Art Association
▲『ラ・セーヌ・ミュジカル』2017年
La seine musicale, 2017
Photo: Shun Kambe © The Japan Art Association
▲『スウォッチ・オメガ』2019年
SWATCH OMEGA, 2019
Photo: Nicolas Grosmond
Courtesy of Shigeru Ban Architect
▲『下瀬美術館』2023年
Simose Art Museum, 2023
Photo: Hiroyuki Hirai
Courtesy of Shigeru Ban Architects

他、各部門の受賞者は下記の通り。
第35回 高松宮殿下記念世界文化賞受賞者※敬称略
■ 絵画部門 ソフィ・カル (フランス)
■ 彫刻部門 ドリス・サルセド (コロンビア)
■ 建築部門 坂 茂 (日本)
■ 音楽部門 マリア・ジョアン・ピレシュ (ポルトガル/スイス)
■ 演劇・映像部門  アン・リー (台湾)
第27回 若手芸術家奨励制度 対象団体
■ コムニタス・サリハラ芸術センター (インドネシア)

授賞式典は、11/19にオークラ東京で行う予定。5部門の受賞者には、それぞれ顕彰メダルと感謝状、賞金1500万円が贈られる。若手芸術家奨励制度の対象団体には、9/10に東京での発表記者会見の席上、奨励金500万円が贈られた。

また、受賞記念建築講演会2024「坂 茂 建築を語る」が11/20に、受賞記念アーティスト・トーク2024「アン・リー監督と映画を語る」が11/21に港区赤坂の鹿島KIビルにて行われる。聴講は事前申込の抽選方式。応募の詳細は公式サイトにて。

2023年9月14日木曜日

「第34回高松宮殿下記念世界文化賞」受賞者決定―建築部門はディエベド・フランシス・ケレ

世界の優れた芸術家に贈られる高松宮殿下記念世界文化賞 (公益財団法人 日本美術協会主催)の第34回受賞者が発表され、建築部門では、サステナブル(持続可能)な建築を数多く手掛けているディエベド・フランシス・ケレ氏が受賞した。 


ベルリンのケレ建築事務所にて 2023年5月 

At Kéré Architecture, Berlin, May 2023 

©The Japan Art Association / The Sankei Shimbun 


ディエベド・フランシス・ケレ 

Diébédo Francis Kéré 

©The Japan Art Association / The Sankei Shimbun 


ディエベド・フランシス・ケレ氏は故国ブルキナファソなどアフリカを中心に、サステナブルな建物の在り方が注目される建築家である。地元の知恵や素材をいかして、気候風土に寄り添った建築は住民の参加を可能にし、地域の発展に寄与してきた。ドイツで木工技術を習得し、ベルリン工科大学で建築を学んだ後、「ケレ財団」を設立。学校のなかった故郷に地元の資源を活用して初の作品となる『ガンド小学校』(2001年)を完成させ、近年は、『リセ・ショルジュ中学校』(2016年)、『ブルキナ工科大学』(2020年)を建設、教育環境の改善にも貢献している。ドイツのベルリンを拠点に、アフリカ以外でもプロジェクトを成功させ、2022年、アフリカ出身で初めてプリツカー賞を受賞した。 


『ガンド小学校』2001年 ブルキナファソ 

Gando Primary School, 2001, Burkina Faso 

Photo: Siméon Duchoud 

Courtesy of Kéré Architecture 

 

『ブルキナ工科大学』2020年 

Burkina Institute of Technology (BIT), 2020 

Photo: Jaime Herraiz 

Courtesy of Kéré Architecture 


『ベナン国会議事堂』外観の完成予想図 

Rendering façade of Benin National Assembly 

Courtesy of Kéré Architecture 

 

他、各部門の受賞者は下記の通り。 


第34回 高松宮殿下記念世界文化賞 受賞者  

■ 絵画部門 ヴィヤ・セルミンス (アメリカ) 

■ 彫刻部門 オラファー・エリアソン (アイスランド/デンマーク)  

■ 建築部門 ディエベド・フランシス・ケレ (ブルキナファソ/ドイツ)  

■ 音楽部門 ウィントン・マルサリス (アメリカ)  

■ 演劇・映像部門 ロバート・ウィルソン (アメリカ) 

 

第26回 若手芸術家奨励制度 対象団体 

■ ルーラル・スタジオ (アメリカ)  

■ ハーレム芸術学校 (アメリカ) 


授賞式典は、10月18日(水)に東京・元赤坂の明治記念館で行われる。5部門の受賞者には、それぞれ顕彰メダルと感謝状、賞金 1500万円が贈られる。若手芸術家奨励制度の2団体には、9月12日(火)にワシントンDCでの発表記者会見の席上、奨励金250 万円がそれぞれ贈られた。 

また、10月19日には建築部門受賞記念講演会2023「ディエベド・フランシス・ケレ 建築を語る」が鹿島 KI ビルにて行われる。聴講は事前申込の抽選方式。応募の詳細は公式サイトにて。