2024年3月29日金曜日

1/2500サイズで完全再現「カプセル都市計画 パシフィコ横浜」発売

パシフィコ横浜は、横浜みなとみらい21のウォーターフロントに位置する施設群の、細部にまで徹底的にこだわった1/2500サイズのカプセルトイで完全再現した「カプセル都市計画 パシフィコ横浜」を3月28日(木)より発売する。

販売場所は、パシフィコ横浜 展示ホールA 2階にカプセルトイマシンが設置される他、「オンラインくじストア」での販売も展開しており、現地に行かなくてもカプセルトイを入手することができる。

■販売情報

発売日:3月28日

販売価格:各種500円(税込)

設置場所:パシフィコ横浜 展示ホールA 2階 ※今後、設置場所は拡大予定

■オンラインでの販売【パシフィコ横浜 オンラインくじ】

https://slash.gift/store/pacifico 

■カプセル都市計画 公式サイト

https://capsulecity.pacifico.co.jp/

住宅用火災警報器に”ブラック色”が新登場

能美防災株式会社は、単独型 住宅用火災警報器(煙式・Φ89mm)のラインアップに従来のナチュラルホワイトに加え、ブラック色を新たに追加した。

単独型 住宅用火災警報器(煙式・Φ89mm)

近年、住宅市場ではデザインの多様化が進み、デザイン性の高いクロスの普及や配線器具・照明器具等で色の選択肢が増加しており、住宅用火災警報器においては、特にブラック色のニーズが高まっている。本製品は FSKJ225 シリーズが持つ 「薄くて、小さい」 デザインの特長を生かしつつ、昨今の多様化するニーズに対応することができる住宅用火災警報器となっている。


能美防災株式会社:https://www.nohmi.co.jp


2024年3月28日木曜日

カルティエ ブティック 麻布台ヒルズ店 グランドオープン。

カルティエは、「カルティエ ブティック 麻布台ヒルズ店」を2024年3月27日(水)オープンした。

ファサードは建築家永山祐子氏がデザイン。カルティエがジュエリーデザインにおいて追求し続けてきた「動き」をテーマに、3色のゴールドや伝統的なギヨシェ模様に着想を得て、色の異なる3本のラインをずらし、スケールの小さいパターンを重ねることでモアレや揺らぎを生み出し、ファサード全体に動きを感じさせ、また、強弱のある光がファサードをやさしく囲み、立体感や動きを引き出している。

© DAICI ANO

インテリアデザインを手掛たのは、パリ本店の内装をデザインした建築家の一人ローラ・ゴンザレス氏。

これまで世界中のカルティエ ブティックの内装を数多く手掛けており、麻布台ヒルズ店では水、岩、曲がりくねった道、木々など、伝統的な庭園の主な要素を取り入れ、日本とフランスの文化を見事に融合させた。

© DAICI ANO

カルティエ ブティック 麻布台ヒルズ店

住所:〒106-0041 東京都港区麻布台1-2-4 麻布台ヒルズ ガーデンプラザC 1F

営業時間:11:00~19:00

※19:00~20:00はアポイント制の営業時間となります。

定休日:月曜日(祝日の場合は営業)

電話番号:カルティエ カスタマー サービスセンター  0120-1904-54

住宅用太陽電池モジュールを発売 2種類のサイズを組み合わせることで高い搭載容量を実現する高出力モデル

シャープ株式会社は、設置面積の大きい切妻屋根に適した高出力の住宅用太陽電池モジュール<NU-435PP>と<NU-287PP>の2機種を4月に発売する。

左上:住宅用太陽電池モジュール<NU-435PP>、左下:住宅用太陽電池モジュール<NU-287PP>、右:設置イメージ

今回発売するモジュールは、軒棟方向(縦方向)の屋根の長さに応じて短辺の長さが異なる2種類のモジュールをフレキシブルに組み合わせることで、屋根スペースに無駄なく設置することが可能となり、高い搭載容量を実現する。また、本機種の太陽電池セルに「N型高効率セル技術(※1)」を採用することで、<NU-435PP>ではモジュール出力が当社従来機種(※2)比で約5%アップ。夏場などのモジュール温度が高温になる時期に生じる変換効率低下についても従来機種比で約12%改善している。

※1 太陽電池セルの材料であるシリコンウェハをN型にし、セル裏面に極薄のパッシベーション膜を施す技術。

※2 当社2023年度モデル<NU-415PP>。

住宅用太陽光発電・蓄電池・V2Hシステム(個人客向け)


2024年3月27日水曜日

門真の「さくら広場」に建築家・永山祐子氏が手がける「うみのハンモック」を設置

パナソニック ホールディングス株式会社は、2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)に出展するパビリオン「ノモの国」の建築設計を手がける有限会社永山祐子建築設計が設計した、「漁網リサイクルネット」を利用して制作した「うみのハンモック」を、3月26日より、大阪府門真市の「さくら広場」に設置し、一般公開を開始した。

「うみのハンモック」は「素材が環るデザイン」をコンセプトに、海洋ゴミが「モノの循環」のなかで形を変えながら私たちの生活へと戻ってくる「めぐる物語」の通過点として永山祐子氏により生み出されたもので、廃棄漁網を利用して作った「漁網リサイクルネット」が使用されている。

「うみのハンモック」のコンセプトは、大阪・関西万博パナソニックグループパビリオンの「循環」のテーマとも調和しており、敷地内に設置予定のベンチにも「うみのハンモック」で使用している「漁網リサイクルネット」を利用する予定。

今回、「さくら広場」に設置した「うみのハンモック」は、2022年に東京・六本木で開催されたイベント「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH2022」で使用したものを一部再利用し、活用している。また、設置期間終了後は再びアップサイクルされる。


【さくら広場(門真)に設置した「うみのハンモック」概要】

設計・監理:有限会社永山祐子建築設計

施工:株式会社ジャクエツ

設置数:5基

設置期間:2024年3月26日(火)~<予定>2025年10月13日(月)まで

※都合により設置期間が変更になる可能性有り

【さくら広場(門真)概要】

設計・監理:株式会社安藤忠雄建築研究所

施工:株式会社大林組

場所:大阪府門真市大字門真1006番地

開園:2006年4月8日

面積:16,198 m2(4,900坪)

桜の本数:190本

入園料:無料

通常開園時間:3月1日~10月31日 10:00~17:30(入園は17:00まで)

11月1日~2月末 10:00~16:30(入園は16:00まで)

休園日:日曜、祝日、お盆、年末年始

※臨時休園期間(4月8日から1ヵ月程度)


さくら広場(門真):
https://holdings.panasonic/jp/corporate/about/experience-exhibition/sakura/kadoma.html
パナソニックグループ万博公式サイト:
https://holdings.panasonic/jp/corporate/expo2025.html

アプリクラフトがIFC-VAX β版をリリース

アプリクラフトでは、IFCデータの品質チェック、編集、変換、軽量化をシームレスに実現するIFC-VAX(IFC-Value Added Translator)β版をリリースした。

IFC-VAX※1 は、IFC データの入出力に対応した高い付加価値を有する汎用のトランスレータで、3D モデルや属性のビューワとしてはもちろん、その他にもモデルのチェック機能や各種修正・編集機能、メッシュ削減やシュリンクラップ(モデル全体を包む閉じたメッシュを作成)、モデルの内面のみを抽出する機能など、IFC データを活用する上で便利なさまざまな機能の利用が可能で、設計モデルから各種解析モデルへの簡略化作業や、3D プリント用のモデル作成、協力会社とのデータのやり取りの際のチェックなどに役立てることができる。
      
*1 IFC-VAX は、株式会社アプリクラフト(AppliCraft Co., Ltd.)の登録商標(出願中)

多くの建築系の3次元デジタルツールは、IFCという中間ファイルの入出力をサポートしているが、建築モデルは、計画、設計、構造、施工など工程毎に必要とされる3次元モデルが異なり、さらに異なるデジタルツールが使用されることが多くあるため、工程の上流から受け取った3次元モデルは、受け取った工程で必要なデータが欠損していたり、逆に不要なデータが存在することがある。

加えて、すべてのデジタルツールが同じIFCの要素(Entity)を使用するとは限らず、ほかにもIFCデータを読み込む際に以下のような原因でデータが欠損する場合があり、IFCとして変換出力される前の、デジタルデータの品質は作成者によってまちまちとなることから、品質に問題のあるモデルデータから出力されたIFCデータは、その不具合を継承するなどの理由から、データそのものが欠損することが発生してしまう可能性がある。

アプリクラフトでは上記のような問題を解消し、建築設計のワークフローを効率化することを目的として、IFC-VAXの開発を進めている。


製品の詳しい情報はこちら 
https://www.applicraft.com/products/translator/ifc-vax

株式会社アプリクラフト 

2024年3月26日火曜日

【DIOR】麻布台ヒルズに新ブティックをオープン

クリスチャン ディオールは「ディオール 麻布台ヒルズ」店を2024年3月23日にオープンした。

(C)Yuriko Suzuki

自然素材を使った環境に溶け込むような唯一無二のデザインを特徴としており、建築家・隈研吾氏が内装と外装を手がける世界初のブティックとなる。

ディオール 麻布台ヒルズ

〒106-0041 東京都港区麻布台一丁目2番4号 ガーデンプラザC

営業時間:11:00 - 20:00


内装壁機能建材「エコカラットプラス」の最上位グレードより「マジェスティックスレート」と「ディープバサルト」の2商品を発売

株式会社LIXILは、調湿機能に加え、気になるニオイやホルムアルデヒドなどの有害物質を低減し、室内の快適な空気環境づくりをサポートする内装壁機能建材「エコカラットプラス」の最上位グレードに「マジェスティックスレート」と「ディープバサルト」の2つのデザインを追加し、2024年4月1日より全国で発売する。

「エコカラットプラス」シリーズは、快適な空気環境をつくる優れた機能と上質なインテリアを演出するデザイン性の高さが人気で、LDK空間などに多く使用されている。最上位グレードに新たに「マジェスティックスレート」と「ディープバサルト」を追加し、全40デザインのラインアップになった。

今回発売する「マジェスティックスレート」は、900×300角の大きなサイズとスレート柄が特長で、タイル表面やエッジを穏やかにラウンドさせることで、ソフトな質感と温かみを感じさせる意匠となっている。

「ディープバサルト」は、606×303角と606×151角の2つの形状で面状を変えており、その2つを組み合わせたパターンで施工することで、バサルトの石の質感をさらに高めた表現が可能となった。

■参考価格

・マジェスティックスレート  19,800円/平方メートル

・ディープバサルト 19,800円/平方メートル

※メーカー希望小売価格(工事費・消費税別)

※カラーバリエーション、形状、サイズはホームページ参照

エコカラットプラス:https://www.ecocarat.jp/products/ecocarat_plus/

2024年3月25日月曜日

サンゲツの「メグリウォール」が、iF デザインアワード 2024 を受賞

サンゲツの、資源を再利用して生まれた環境にやさしい壁紙「MEGUReWALL(メグリウォール)」が、国際的に権威のあるデザイン賞「iF デザインアワード 2024」を受賞した。
受賞詳細はこちら


受賞商品「メグリウォール」は、樹脂の端材やお米の籾殻、ヒノキの端材といった、廃棄処分されることが多い素材を再利用した低環境負荷商品で、リサイクル材を使用することで、資源の有効活用に加えて、ライフサイクルにおける CO₂排出量を削減し、立体感のある質感で、デザインとカラーリングにもこだわった壁紙シリーズ。“循環” をテーマにしたアップサイクルのアイデアが世界で評価されて今回の受賞となった。


樹脂の端材をリサイクル KIRARI/NADARAKA/DANDAN
車両のクッション材に使用される樹脂の端材を壁紙の表面材として再利用
KIRARI/NADARAKA/DANDAN

お米の籾殻をリサイクル ZARARI/JOU
お米を脱穀した際に出る籾殻を細かく砕いて再利用
ZARARI/JOU

ヒノキの端材をリサイクル HINOKI
ヒノキを加工する際に出た端材を粉砕し、壁紙の表面材として再利用
HINOKI


※上記数値はメグリウォールの代表商品と一般的なビニル壁紙とを比較して削減率を算出しています。
 上記数値は算定値であり、保証値ではありません。

株式会社サンゲツ



https://ifdesign.com/en/winner-ranking/project/megurewall/640919

業界初ワイヤレスで簡単にオートロック化できるインターホンシステム新発売

パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社は、最大45住戸までの小規模マンション・アパートに後付けでオートロック物件にできるワイヤレスインターホン「AirEZ(エアイーズ)」を2024年7月21日に発売する。

近年、住まい探しの条件として、住まい探しサイトで『オートロック』を選択肢に入れる方が多くなっていが、既存物件のオートロック対応は新規で配線をする必要がある等、手間やコストがかかるため、普及しなかった。新発売の「AirEZ(エアイーズ)」はロビーインターホンと各住戸を繋ぐ幹線配線をワイヤレス化することで、費用を抑え簡単にオートロック対応にすることができる。

<特長>

1. 幹線をワイヤレスにすることで、配線工事が困難だった物件を省施工でオートロック化

2. ワイヤレス送受信器とドアホン子器間を無線接続、現地調査も各住戸内に入室せずに完結

3. 来訪者の呼出し時に用件を確認できる「あんしん応答機能」付きでセキュリティも向上

【お問い合わせ先】

エレクリックワークス社 電設資材商品ご相談窓口

電話:0120-878-082(受付 月~土 9:00~18:00)

 ・商品紹介ページ

https://www2.panasonic.biz/jp/densetsu/ha/mansion_ha/air_ez/

・パナソニックのハヤワザリニューアル | Panasonic

https://www2.panasonic.biz/jp/terasu/product/hayawaza/


2024年3月22日金曜日

大阪・関西万博「スイスパビリオン」発表会

大阪・関西万博の開幕まであと390日の3月19日に同パビリオンの起工式を現地で行い、午後から概要の発表が行われた。

テーマは、地球(プラネット)、生命(ライフ)、オーグメンテッド・ヒューマン(人間拡張)。

駐日スイス大使のアンドレアス・バオム氏、2025年日本国際博覧会協会から広岡敦子氏が壇上にて挨拶。同パビリオン建設業者であるスイスのニュスリグループCEOのアンディ・ベクリ氏は、25年前のハノーバーで開催された万博のスイスパビリオン建設を手掛けてから多くのパビリオン建設を行った実績をもって、今回のパビリオン建設にあたることを言われた。建物は、今までのスイスパビリオンの中で総重量が最も軽いパビリオンであることも強調。また、スイス政府代表のマヌエル・サルチリ氏が、来場者を6ヶ月150万人想定されていることや2ヶ月ごとにコンテンツを変えるなどの取り組みを予定としていることを発表した。


EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト:https://www.expo2025.or.jp/


第30回ユニオン造形デザイン賞 表彰式

 第30回となる同コンペの審査員に建築家・田根剛氏を迎えて、テーマ「記憶の建築」として9月から11月の期間で応募が行われ、計89作品の応募作品が集まり、大賞1点、優秀賞2点、奨励賞3点の6作品の発表と表彰が行われた。 

審査員の田根氏は、難しいテーマに対して、「記憶」という言葉にどこまで深い追及をしてくれるのかということとどの様なドローイングで表現されるのかをということを審査の基準にしたと総評で述べられた。 

大賞は、岩下昂平氏(東京工業大学大学院)の「shadow tracing on desert」で、優秀賞に鴛海羽乃氏、道田志歩氏(共に北九州市立大学大学院)の「記憶のからくり箱」と北島千朔氏(九州大学大学院)の「文様替え」の2作品などが選出された。 

ユニオン造形文化財団:https://www.uffec.com/

飛騨地域産材を活用した木製照明「 tipo (ティーポ) 」製作トライアル


株式会社柿下木材工業所は、 パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社 独自の木質エイジング技術を使い、飛騨地域産材での木製照明「 tipo (ティーポ) 」を2024 年2 月13 日-2 月16 日に開催された「国際ホテル・レストラン・ショー(HCJ)2024」にて出展し、台数限定で試験販売された。 

柿下木材工業所は、木工家具の産地である飛騨高山において半世紀のあいだ木製照明作りに従事。2007年には木製照明のオリジナルブランド【モアレ】を立ち上げた。飛騨の匠の伝統の心と技を受け継ぎ、天然木の暖かさと明かりの美しさを融合させた心地よさを大切にした照明器具を提供している。 

今回は、パナソニックのオリジナル木材「マイスターズウッド」を採用し、インテリア材としてのデザイン・意匠性に答えられるように、木材が持つ本来の美しさを引き出している。パナソニック「マイスターズウッド」に使われている木質エイジング技術は、自然に起こる経年変化(エイジング)を水熱処理で表現するパナソニック独自の技術。木材は使い込まれることで色味や木目が変化し、風合いが増していく。 


お問い合わせ 

株式会社柿下木材工業所( https://moare.jp/ ) 

TEL:0577-32-2269 

メール:info@moare.jp

2024年3月21日木曜日

第18回『KAJIMA 彫刻コンクール』入賞作品が決定


鹿島では、創業 150 年にあたる1989年から建設業に関わりのある文化活動支援を目的に、“彫刻・建築・空間”をテーマとした屋内彫刻コンクール『KAJIMA 彫刻コンクール』を隔年で開催している。

第18回目の開催となった今回は、応募総数 201 点の中から第一次審査を通過した8名の入選者が、実物作品を制作され、審査委員による多様な視点から議論の結果、以下の通り決定した。

金 賞 西村 浩幸 「彫刻家具(みんなの本棚)」 

銀 賞 橋本 和幸 「森の聲」 

銅 賞   Karolina Konieczny 「Curlicue」 

奨励賞 松岡 圭介 「memento mori - iris -」

入賞作品の展示は、下記の日程で行われる。
2024年3月13日(水)~4月5日(金) KI ビル アトリウム
2024年4 月26日(金)~5月9日(木) 大阪あすとホール
※一部の入賞作品と模型作品の一般公開
 

「KAJIMA 彫刻コンクール」実行委員会 事務局 
 東京都港区赤坂 6 丁目 5 番 30 号 鹿島 KI ビル 
 E-mail : gad-sculpture@kajima.co

期間限定プロジェクト「ソノ アイダ#TOKYO MIDTOWN AWARD」第1期参加アーティスト成果展が開催中

東京ミッドタウンマネジメント株式会社が実施している「TOKYO MIDTOWN AWARD」と都市の隙間を空間メディアとして活用する「ソノ アイダ」が協業し、若手アーティストに制作および発表の場を提供し、その成長支援とアートを介した街の新たな賑わいを創出するプロジェクトとして立ち上げた「ソノ アイダ#TOKYO MIDTOWN AWARD」。日本橋室町162ビル1Fにて期間限定実施(2024年2月~7月まで)で計6組のアーティストの成長を支援するとともに「社会」と「アート」の融合を目指す。
*「ソノ アイダ」はアーティスト藤元明氏が主宰する、空き物件・解体予定建物などの都市の隙間を空間メディアとして活用するアートプロジェクト。2015年から、東京都内複数個所での実施を通して、大小様々な空間的・時間的隙間=“その間”を見出し、様々な試みやアーティストたちの活用の場を生み出してきた。
その第1期参加アーティスト2組の成果展が3/16より開催中。
参加アーティストは、青沼優介氏(アーティスト名aonumasoco)・三好賢聖氏、井村一登氏。青沼氏と井村氏がTOKYO MIDTOWN AWARDの歴代受賞者で、三好氏は青沼氏とのデザインユニット「スタジオ・ポエティック・キュリオシティ」として参加に至った。
成果展前の2/10~3/15の期間はアーティストスタジオとし、アーティストが展示会場に滞在し制作する普段は触れることのない現場の姿の公開もしていた。制作中は来場する人との会話で刺激を受けることも多くあったという。
▲青沼優介氏(アーティスト名aonumasoco)のタンポポの綿毛を使った作品。
▲スタジオ・ポエティック・キュリオシティの作品。
2800本の京都産シルクを使用した照明のインスタレーション。
今年のミラノサローネ(サローネサテリテ)にて展示予定の作品。
▲井村氏はこれまでの鏡をテーマにした作品(写真上左)と
それを元に今回は「金属の鏡」に向き合い作品を制作(写真上右)。
またTOKYO MIDTOWN AWARD受賞作品の実演を展示会のオープニングで披露した。

第1期の展示は3/31までで4/3~は第2期として別のアーティストの参加が決まっており、詳細は4/3に発表される予定。

田島ルーフィング「レイフラットタイルノーワックス」をリニューアル

 田島ルーフィングは、3 月 21 日、置敷きビニル床タイル「レイフラットタイルノーワックス」で全品改廃となる製品改訂を実施する。

 置敷きビニル床タイル市場は、ここ数年でノーワックスメンテナンスがかなり定着したことと、コロナ後から続くワー クスタイルの変化によって、メインとなるオフィスの空間づくりに求められるデザインの質は高まりを見せており、ニーズに応える床材として、より低光沢で上質な仕上がりを実現する新レイフラットタイルノーワックスを発売することとなった。

カーペットタイルとの貼り合わせも
定番の木目柄や、再注目のテラゾー柄
人気のモルタル柄

色柄は全 81 アイテム、サイズは 4 種類で展開し、 オフィス空間ではカーペットタイルと貼り合わせるなどして多彩で魅力的なスペースを作り上げることができる。


レイフラットタイルノーワックス
色柄 全81アイテム

サイズ
5.0mm(厚さ)×150mm×1,000mm
5.0mm(厚さ)×200mm×1,000mm
5.0mm(厚さ)×500mm×500mm
5.0mm(厚さ)×1,000mm×1,000mm

材料価格 
9,500 円/㎡     
12,400 円/㎡(1,000mm×1,000mm のみ)


田島ルーフィング株式会社
https://tajima.jp

2024年3月19日火曜日

「グッドデザイン賞」を主催するJDP、「2023年度フォーカス・イシュー」を公開

 公益財団法人日本デザイン振興会は、2024年3月15日(金)に「2023年度フォーカス・イシュー」を発表した。

2023年度は、フォーカス・イシュー・ディレクターをグッドデザイン賞審査委員長の齋藤精一氏、副委員長の倉本仁氏、永山祐子氏の3名が務め、中村寛氏、野見山 桜氏、林亜季氏の3名がフォーカス・イシュー・リサーチャーとして参加した。

「2023年度フォーカス・イシュー」は、「いまデザインには、あるいは政治、行政、企業には、どのような態度や動きが求められるのか」を、9つの「視点」から具体的な行動を提案する23の「提言」としてまとめ、提言を導くきっかけとなった受賞作品と合わせて紹介している。次なるデザインへつながるアクションプランを提示することにより、対象として挙げているステークホルダーの人々にとって、今後の在り方、目指す方向に悩んだときに立ち返ることができる指針となることを目指している。

<2023年度フォーカス・イシュー>

発表日:2024年3月15日(金)

公開:

・グッドデザイン賞ウェブサイト(ドットジーグッドデザインジャーナル)

https://journal.g-mark.org/posts/focusedissues2023_004

・フォーカス・イシュー全文公開URL(PDF):

https://archive.jidp.or.jp/focusedissues/gda_focused_issues_report2023.pdf

【9つの視点と主な提言】※提言は一部掲載

視点1:「ルール」と「規範」を創造する

提言:【For:政治/行政】デザインのちからを集め、発揮するための法律・条例を整備する

視点2:「あるべきマテリアル」を考えつづける

提言:【For:デザイナー/企業/行政】日々の研究開発から生まれた、新たなマテリアルにかかわる

情報や提案を共有資産化する

視点3:未来からの「逆ベクトル」で考える

提言:【For:行政/企業】「管理する側の都合」を起点とせずに、豊かな社会を模索する

視点4:「土着性」を聴き直す

提言:【For:行政/企業/デザイナー】「土着性」から地球規模の課題にアプローチする

視点5:生み出すのではなく《なおす》

提言:【For:企業/デザイナー】サーキュラー・デザインを重視・推進する

視点6:「デザインの評価軸」を問い直す

提言:【For:政治/行政/企業/デザイナー】「変化」を前提にデザインする

視点7:「レガシー」を受け継ぎ、共有する

提言:【For:グッドデザイン賞】「シンクタンク」としての機能を拡充する

視点8:「スロー経済」に価値を見出す

提言:【For:政治/行政/企業/メディア】「スロー」実践のきっかけや機運をつくる

視点9:「個」と「組織」の関係性を再考する

提言:【For:企業/行政/メディア】企業人・組織人のクリエイティブ・コンフィデンスを高める


「ニッタイ タイル・建材カタログ 2023」発刊

ニッタイ工業株式会社は、「ニッタイ タイル・建材カタログ 2024」を3月18日に発刊した。

「ニッタイ タイル・建材カタログ 2024」には、タイルメーカーの利点を生かして開発した土ものの魅力溢れる内外装壁タイルをはじめ、 ヨーロッパ・アジア等世界各国のデザイン性優れる壁床タイルが豊富に取り揃えられ、新製品のラインナップとして新たに加えられた計 18 シリーズを含め、さまざまなシチュエーションに対応した各種壁床タイルなど時代のニーズに応える全 443 シリーズを掲載。

シリーズの異なる製品を組み合わせたイメージをカタログ内に多数掲載することで、住宅・商業施設・公共施設など多種多様な空間での製品使用が提案されている。



ニッタイ工業株式会社 
(カタログ・サンプル請求ページあり)

2024年3月18日月曜日

イトーキとAIスタートアップ企業の燈、オフィスデータを活用した生成AIの共同開発契約を締結

株式会社イトーキは、AIスタートアップ企業の燈株式会社と生成AI共同開発契約を締結し、「ITOKI OFFICE A/BI SERVICE」の取り組みの⼀環として、オフィスデザイン自動生成AIと関連したアプリケーションの開発を開始することを3月13日に発表した。
燈の空間スキャン技術によりオフィスのデジタルツインを高速に構築し、同社に蓄積されたオフィスデータを活用することで、オフィスデザインを瞬時にシミュレーションできるアプリケーションの実現を目指す。今年2月14日に発表した「ITOKI OFFICE A/BI SERVICE」の更なるアップデートにも繋がる見込み。
▲中央左:イトーキ社⻑ 湊宏司氏、中央右:燈 CEO 野呂侑希氏 を
プロジェクトメンバーが囲む

燈は、日本のAI研究で第一人者と言われる東京大学松尾豊教授の研究室発のAIスタートアップ企業。2021年に当時21歳の野呂氏が起業し、現在は約140名の従業員が在籍。特に建設DX分野におけるサービス等で注目を集めており、今回、オフィス空間のデータサービス事業においてAIの共同開発に至った。

このAIにより、これまでオフィスデザインに要する時間が1ヵ月かかっていたところ、オフィスデザイン自動生成AIを活用することで1時間(1回の打ち合わせ)で完了することが実現可能になってくるという。
主なポイントとして、オフィス内をiPadを持って歩くだけで平面図や家具一覧をその場でアウトプットすること(空間スキャン)、家具の種類と内装のテイストを瞬時にシュミレーションしたりすること(デジタルツイン)、膨大なオフィスデータを学習したAIがレイアウトプランを作成すること(レイアウト生成)について、デモンストレーション動画を交えてプレゼンテーションがされた。