2023年3月30日木曜日

「TDYリモデルスマイル作品コンテスト2022」入賞作品決定

 

TOTO・DAIKEN・YKK AP(以下TDY)の3社で共同開催されたこのコンテストは、リフォーム市場の活性化を目的とし、リモデルに積極的な工事店、リフォーム店、設計事務所などの施工業者から現場事例を応募するもので、今回の開催で38回目を迎えた。

TDYの商品を採用したリモデル実例を、「テーマ別部門」「部位別部門」の2 部門で募集し、様々な暮らしの想いが詰まった応募作品の中から「全国最優秀賞」、「TDY総合リモデル賞」と、各部門の最優秀賞、優秀賞、審査員奨励賞など合計75点の入賞作品を決定した。 

審査に当たった 宇野悠里氏 (株式会社仲建築設計スタジオ 共同代表) ・立石史博氏 (株式会社扶桑社 住宅雑誌「住まいの設計」編集長) ・廣部剛司氏 (株式会社廣部剛司建築研究所 代表取締役)は、審査講評内で応募作品の傾向について「環境性能を重視した作品が数多く目に留まり、断熱改修は特別なことではなくなりました。断熱材や窓の性能も向上し、間口を広く取ったり、吹き抜けにしたり、以前より自由にプランニングできるようになりました。また、コロナ禍でリモートワークが定着し、それを機に職場から離れた実家に拠点を移すという方が増えているように見受けられます。ワークスペースの設計も去年と比べると一歩進んで、他の空間とのつながりやデザイン性も重視されてきています。当初はコロナ対策の新しい生活様式のため、やむを得ず選択したリモデルも見られましたが、今ではそれが一般化し、制約がある中でもお施主様の好きなものを突き詰めていく作品も多く見られた。」と、している。

全国最優秀賞(十人十家のリモデル)は、「奥様の祖父母が暮らしていた築 127 年の古民家をリモデルしたこの建築は、モダンな母屋と古民家の趣を生かした蔵、各空間のデザインの対比が目を引いた。古民家を全面的に押し出すのではなく、小屋組を生かした蔵、モダンな母屋と対比的なデザインが印象的」という点が審査委員に評価され、とちぎリフォーム 株式会社の設計した 「継承 ~築 127 年の蔵とステキに暮らす~」 に決定した。

入賞作品75点はTDYリフォーム情報サイトで公開中  https://re-model.jp/tdy/contest


全国最優秀賞(十人十家のリモデル)
「継承 ~築 127 年の蔵とステキに暮らす~」
とちぎリフォーム 株式会社



2023年3月28日火曜日

東京丸の内「世の中を良くする不快のデザイン展」開催中


東京丸の内にある GOOD DESIGN Marunouchi にて「世の中を良くする不快のデザイン展  」を2023年3月24日(金)から4月23日(日)まで開催している。 “不快”を効果的に使うことで“世の中を良くするデザイン”になっているコト・モノを、心理効果から紐解き展示している。 

ジオラマを用いて可視化した「不快のデザイン」の事例を詳しく解説しており、事例をいくつかあげると、不快で危険を伝える「緊急地震速報チャイム音」 、不快と快で学習する「トレーニングパンツ」 、不快で記憶力を高める「Sans Forgetica」 、面倒で価値を高める「ホットケーキミックス」 、不快で効果的に見せる「エナジードリンク」などほかにも気になる不快がたくさん挙げられている。 

さらに、デジタル体験コンテンツの企画制作を得意とするDentsu Craft Tokyoが企画制作する、音や視覚で体験できるデジタルコンテンツを展示。身体と思考で「不快のデザイン」への理解を深めることができる内容になっている。 


 


「世の中を良くする不快のデザイン展」開催概要 

 

イベント名:世の中を良くする不快のデザイン展 

 開催期間:2023年3月24日(金) – 4月23日(日) 

 開場時間:11時〜20時 ※最終日は18時閉館 

   会場:GOOD DESIGN Marunouchi 

      〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1F 

      https://www.g-mark.org/gdm/index.html  

  入場料:無料 

   主催:世の中を良くする不快のデザイン展 企画チーム(株式会社電通クリエー 

      ティブX)、公益財団法人日本デザイン振興会 

 企画制作:中沢 俊(クリエーティブディレクター) 

      佐々木 千穂(コピーライター) 

      浅岡 敬太(アートディレクター) 

      江口 光希(デザイナー) 

      松元 良(映像ディレクター) 

      畑野 亮(映像ディレクター) 

      村田 洋敏(テクニカルディレクター) 

      石川 達哉(テクニカルディレクター) 

      鈴木 創太(プロデューサー) 

      井口 英哉(プロデューサー) 

 監修協力:日比野 治雄(千葉大学名誉教授、株式会社BB STONEデザイン心理学研究 

       所 技術顧問)  

2023年3月22日水曜日

3/17より開催中!「へザウィック・スタジオ展:共感する建築」

森美術館が六本木ヒルズ森タワー52階の東京シティビューにて、3/17~6/4までの期間で「へザウィック・スタジオ展:共感する建築」を開催中。
ヘザウィック・スタジオは、1994年にロンドンで設立された世界各地で革新的なプロジェクトを手掛けるデザイン集団。建築だけでなく、都市計画・プロダクトデザイン・インテリアデザインといった幅広い分野のプロジェクトに取り組んでいる。
日本での展覧会は初めてで、主要プロジェクト28件を一挙展示する。プレス内覧会では、トーマス・ヘザウィック氏が展覧会開催までの経緯や見どころを話された。
トーマス・へザウィック氏(展示会会場にて)

会場の展示デザインも自ら行い、日本の暖簾や垂れ幕に着想を得たユニークなものとなっている。
試行錯誤を重ね、新しいアイデアを実現する彼らの仕事を「ひとつになる」、「みんなとつながる」、「彫刻的空間を体感する」、「都市空間で自然を感じる」、「記憶を未来へつなげる」、「遊ぶ、使う」の6つの視点で構成。人間の心を動かす優しさ、美しさ、知的な興奮、そして共感をもたらす建築とは何かを探る。
▲「ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築」展示風景(上、下左)、
《上海万博英国館》上海 2010年(下右)

今年の秋に開業を予定している、日本で初のヘザウィック・スタジオ建築となる『麻布台ヒルズ/低層部』についての展示も公開。
また、建築プロジェクトの展示以外にも、ヘザウィック・スタジオが50年ぶりにデザインをリニューアルしたロンドン市内を走る二階建てバスの原寸大部分模型や、事務所でこれまで作成してきたクリスマスカード、実際に体験できる回転椅子『スパン』なども見どころ。
▲《クリスマス・カード》1994年-2010年
「ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築」展示風景(上右)、
《麻布台ヒルズ/低層部》東京 2023年(予定)(下左)
《スパン》2007年- Courtesy: Magis(下右)

事前予約制(日時指定券)を導入しており、専用オンラインサイトから購入できる。当日、日時指定枠に空きがある場合は、事前予約なしで入館可能。展示は6/4まで。

2023年3月16日木曜日

建築家シーザー・ペリの思想とデザイン 出版


世界中の都市で多くのプロジェクトを手掛けた建築家シーザー・ペリの書籍「『RESPONSIBILITY FOR CITIES』建築家シーザー・ペリの思想とデザイン」が発売中。

都市と社会を融合させる「人が中心」の建築。そしてその場所固有の「唯一無二」の空間。

こうした思想を紐解くペリの「言葉」とその感性に触れる「スケッチ」、そして彼が世界中の都市に遺した多くのプロジェクトを掲載し、魅力的な都市空間のあり方について提起している。


日本とアルゼンチンの修好125周年を記念して、在日アルゼンチン共和国大使館の協力の下、制作。本書を通じて、ペリを育んだ故国アルゼンチンから、建築家としての地位を築いた米国、そして日本を含めた世界の都市に広がる、その温かな思想の繋がりを感じられるだろう。



『RESPONSIBILITY FOR CITIES』建築家シーザー・ペリの思想とデザイン


価格:5,500円

編集:一般社団法人デザインオンレスポンス

制作協力:在日アルゼンチン大使館

     ペリ クラーク アンド パートナーズ ジャパン 株式会社

     ペリ クラーク アンド パートナーズ(米国)

判型:210 × 236mm / 全文和英併記 / 頁数:256

発行所:株式会社ネクト編集事務所

印刷:株式会社サンニチ印刷


『RESPONSIBILITY FOR CITIES』建築家シーザー・ペリの思想とデザイン | Nect Editing and Publishing

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2023年3月15日水曜日

日本財団 建築プロジェクト・学生コンペの表彰式を開催


2023年3月14日日本財団本社にて、「第2回 日本財団 みらいの福祉施設建築プロジェクト」と「第2回 日本財団 福祉のデザイン学生コンペ」の表彰式が行われた。

「第2回 日本財団 みらいの福祉施設建築プロジェクト」はデザインやクリエイティブの力で福祉施設を地域に開かれた魅力ある場所とするべく実施され、計292事業の中から3事業への助成が決定した。



採択された3事業は、2024年に世界自然遺産登録30周年を迎える屋久島に建てられる、自然と共生する高齢者のためのウェルネスセンターや、深刻化する人口減少・単身化を解決する社会モデルの構築をめざす全世代対応型の福祉施設など、いずれも利用者の生活の質や職員の士気向上などが期待できる施設として選ばれた。



なお、学生を対象に実施したアイデアコンペ「第2回 日本財団 福祉のデザイン学生コンペ」にて、これからの福祉を描く優れたアイディアやデザインを提示した5組への表彰も併せて行われた。


 

 

日本財団ホームページ

日本財団 (nippon-foundation.or.jp)


「第2回 日本財団 みらいの福祉施設建築プロジェクト」特設サイト

第2回 日本財団 みらいの福祉施設建築プロジェクト (fukushi-kenchiku.jp)


「第2回 日本財団 福祉のデザイン学生コンペ」

第2回 日本財団 福祉のデザイン学生コンペ (fukushi-kenchiku.jp)

2023年3月13日月曜日

立川ブラインド新生地「マカロンラテ」発売


立川ブライン ド工業株式会社は、ロールスクリーン ・タテ型ブライン ド向けの生地 「マカロン 」をリニューアルし、トレンドのインテリアにも合わせ やすい上品なラテカラーを加えた新生地「マカロンラテ 」を2023年4月3日(月)に発売する。 

「マカロンラテ」はキャンバス地のような風合いの生地に、スイーツのような優しくカラフルなラテカラーが揃う全 30 色の豊富 なカラーラインナップとなっている。カフェラテのようなくすんだベージュやブラウン、ミルクが混じったようなマットなピンクやブルー、グリーン など、トレンドのインテリアにも合わせやすいカラーが充実している。 




「マカロンラテ」の生地ラインナップ  

ロールスクリーン・タテ型ブラインドに「マカロンラテ」が新登場!|PICK UP(新製品情報)|タチカワブラインド (blind.co.jp)

2023年3月3日金曜日

無印良品「インフラゼロでも暮らせる家」を実験


「無印良品の家」を展開する株式会社 MUJI HOUSEは、エネルギーや生活水など既存のライフラインに依存しないモバイルユニットを移設・組み合わせることで、インフラの 整わない場所でも自由自在に暮らすことのできる移動式住宅の実証実験「ゼロ・プロジェクト」を開始した。 


大きく4つの「ゼロ」を目標として実証実験を行っている。 

1.インフラ・ゼロ エネルギーや水を自ら生成する仕組みをつくることで既存のインフラに頼らない家に  

2.カーボン・ゼロ 太陽光発電や廃棄物発電などの再生可能エネルギーを活用することで、温室効果ガスの排出を実質ゼロに  

3.リビングコスト・ゼロ 取得したエネルギーの効率的な利用、廃棄・排泄物の処理コストをかけないことにより、生活に必要なエネルギー コストを実質ゼロに  

4.災害リスクゼロ 生活インフラの自給自足とどこにでも移動ができる機能を備えることで、自然災害のリスクを回避 



「ゼロ・プロジェクト」は、2023年9月から実験を開始し、実証実験を経て2024年以降に実用化に向けた検証が行なわれる予定である。 


株式会社MUJI HOUSE 

無印良品 (muji.com)