2010年5月31日月曜日

科学未来館「地球マテリアル会議」展開催中

日建設計+久米設計共同企業体《科学未来館》で開催中の「デザイン×科学 地球マテリアル会議」展へ(6/7まで、火曜定休)。会場の1Fシンボルゾーンは入館料無しでも観られる。※撮影および掲載許可済
科学者とデザイナーが対話を通して新次元のデザインを共に考える、今年1月に始まったプロジェクト。昨日の公開ブレインストーミングは盛況だったらしい。

佐藤淳:銅造シェルを鍛造でつくる
1枚の銅板をカットするところから完成まで全て手作り。工程5日間の早回し映像もあわせて上映

参(松尾伴大、甲斐健太郎、下山幸三):プラスチック素材の色が決まりました
その向こうに見えるのが中村竜治作品:水たまり

赤青黄の"ペラッペラ"のシートをただ丸めただけ(形状も設置も接着一切無し!)。吹けば飛ぶよな儚い、美しい色溜まり。光が差し込む午前中に観るのがおススメとのこと(会場スタッフ談)。

山口誠:左:ステンレスを折り曲げたスプーン、右:無垢材をくりぬいた額縁

福島加津也:水平の組構造
小さな角材の真ん中に開けた穴から紐を通し、それだけでは1個1個がブラブラと固定されないが、両端から圧縮した力を加えることで強固になり、大きな角材になる

成瀬友梨+猪熊純:木造建築廃材からつくられた紙
実際に廃材を集め、パルプにして紙を精製している。展示後も何らか再利用の予定とのこと。

2010年5月30日日曜日

北山恒+architecture WORKSHOP《祐天寺の集合住宅》オープンハウス

北山恒+architecture WORKSHOP《祐天寺の集合住宅》が竣工、見学会は開始早々から大勢の見学者が訪れた。


このほど日本建築学会作品賞を受賞した《洗足の連結住棟》と似ているが、洗足に続いて計画された作品とのこと。
敷地面積約1300平方メートルに対し、バルコニーで連結した大3+小3=計9棟が、プライバシーと法規制に配慮しつつ巧みに配置されている。RC造、地上4階+地下1階。4F屋上のコモンテラスと居室5typeが公開された。


































北山恒氏の講演会情報:
6/15(火)建築家フォーラム第92回(INAX:GINZA)
7/2(金)日本建築学会賞(作品)受賞者記念講演会(建築会館)

2010年5月29日土曜日

手塚建築研究所オープンハウス《かたつむりの家》

手塚建築研究所《かたつむりの家》オープンハウスへ。
到着すると、KENCHIKU編集部/noraがレーザー距離計「Leica DISTO™ D8」を使って計測中であった(詳細:LEICA Digital Scaling Project



背面・北側。





階上へは螺旋階段で。断面図を見ると、2Fは1F開口部よりも庭側にやや突き出ていて、庇代わりになっている。構造設計:オーノJAPAN/大野博史




照明計画:ぼんぼり光環境計画/角舘政英

業務用キッチンの火力の強さを実演してみせる手塚さん。冷蔵庫も業務用で、天板の下に収納する珍しいタイプ(ホシザキ製)。


今日は最高気温16-17度で、なんら違和感ないこの風景。手塚作品ではお馴染みの薪ストーブ、この上でじわじわ低温で焼くと、ぴっとりした最高の焼き芋が出来るとのこと(手塚さん談)。