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2026年9月28日月曜日

【TOTOギャラリー・間】ラウムラボア・ベルリン展開催

 TOTOギャラリー・間では、ベルリンを拠点とする建築家・アーティスト集団ラウムラボア・ベルリンの展覧会が2026年9月10日(木)から11月29日(日)まで開催されている。


ラウムラボアは1999年に結成され建築家、アーティスト、パフォーマー、発明家、キュレーターと多様な背景を持つ9人のメンバーで構成されている。

今回のプレスカンファレンスにはメンバーのうちベンヤミン・フェルスター=バルデニウス、アクセル・ティム、フランチェスコ・アプッツォの3名が来日した。

右からベンヤミン・フェルスター=バルデニウス、フランチェスコ・アプッツォ、アクセル・ティム

展示は「水」というテーマのもとに構成されている。

会場に展示されている大きな絵には、東京のギャラリー間、ベルリンからの距離に応じて配置された過去の作品群が描かれ、雲を通じてすべてがつながっているという構成になっている。

画像右上にTOTOギャラリー間など東京の建築物が描かれている

ラウムラボアにとって、建築写真において空間だけでなく人の存在そのものが本質的な意味を持つといい、鳥など生きものの写真も、その場を取り巻く生態系や環境を示すものとして展示に含まれている。



素材の面では、竹のジョイントや魚市場で使われていたプラスチックコンテナ、印刷に使われた廃材のプレート、ランドリーバッグなど、廃材やリサイクル素材を積極的に活用している。


竹と竹を繋ぎ止める材料にも竹材が使われている

展覧会に先駆け、芝浦工業大学建築学部の学生とともに東京湾上でのワークショップを実施し、その記録は会場3階の壁面に展示されている。


2021年にはベルリンのテンペルホーフ空港跡地の貯水池を活用したプロジェクト「Floating University」(※Universityに取り消し線が入った状態が正式名称)でヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展金獅子賞を受賞している。

画像右側に「Floating University」

会場では、代表作「Floating University」やワークショップの様子が紹介されているものなど水にまつわる数々のプロジェクトを収めた書籍も販売されている。


TOTOギャラリー・間 ラウムラボア・ベルリンの展覧会

開館時間 11時~18時
入場無料
休館日 月曜・祝日


2026年4月17日金曜日

展覧会『山田紗子展 parallel tunes』開催

 4月16日よりTOTOギャラリー・間にて建築家、山田紗子氏の初の個展となる「山田紗子展 parallel tunes」が開催される。


15日に行われた内覧会では、「いろんな旋律が同時に進行していく音楽の形式のポリフォニーという言葉を建築でもキーワードととして取り入れたい。主役が誰だかわからない様々な音が重なり合う不協和音のようなものを建築の環境で作りたい」とテーマとして述べる。


自邸「daita2019」断面ドローイング

建築家としての面とクライアントの面で、どちらの意見も出ながら、複雑に重なり合うようなテーマと重なるようなきっかけにもなったと述べる。
緑に面した家を希望される中で、ご家族と話した中で、家の中に大きな庭を作る決断になったと述べ、全体の半分が庭になり、その結果夏と冬で草木の表情で家の景観も変わる形に出来上がったとされる。

「daita2019」1/5模型①

「daita2019」1/5模型②

この展示会のために作られた1/5模型も普段見ることのできない迫力とスケール感となっている。

「miyazaki」ドローイング

デザイナーをされているクライアントとのやり取りで生まれた「miyazaki」のドローイング。
転機となったと述べており、クライアントの持ち物や容姿などお話を重ねながら浮かんだイメージとして、生活を支える住空間も同じような存在感になるよう目指したと述べた。
その中で、一つ一つの個性をより際立たせるようなドローイング。一つ一つのオブジェクトに色を載せる繰り返しで作成されたことにより、全体で一つにまとまった生き生きとしたドローイングとなった。

「nakano」ドローイング

施主からの強い希望から生まれたコンクリートの家。壁をできるだけ作らず、行き止まりをなくし、繋がるように作られており、光や空気も行き止まりにならず繋がったものになっている。

「nakano」模型①

「nakano」模型②


「hebi」 ドローイング(左)・1/5模型①(右)

現在も進行中になる「hebi」。傾斜のある土地で予定されており、山道を登っていくような敷地の中にいながらも内と外を織り交ぜられたような作りも特徴だと述べる。

「hebi」1/5模型②



「nu:kuju」ドローイング
 
15ヘクタールにもなる広大な面積にもなる大分県のランドスケープを設計。
広大な敷地のプロジェクトにおける初期の段階で制作されたドローイング。
花畑や動物など自然にあるものと人工物とをどう繋げていくかが、表現されている。

「nu:kuju」ドローイング前で説明される山田氏
 
中庭にて展示されているEXPO'25休憩所3模型

中庭には、大阪万博内の休憩所3の模型が展示されており、実際の会場では、
様々なエリアがつながったようなスペースとなっていたが、本展で模型となったため、
輪郭がはっきりとした形で見ることが出来る。

4F ギャラリー2にて展示されている映像作品①

4Fのギャラリー2では、室内3面を利用して映像を観ることが出来る展示となっており、
4つのテーマで作られており、住宅者のような視点、ドローン撮影による実際では見れないような視点など空間としても楽しめるような展示となっている。
ドローン撮影による作品に関しては、山田氏も新たな視点で見ることが出来たと述べる。

4F ギャラリー2にて展示されている映像作品②

4F ギャラリー2にて展示されている映像作品③

4F ギャラリー2にて展示されている映像作品④




「パラレル・チューンズ 山田紗子作品集」も発売されている。

展覧会情報
展覧会名 山田紗子展 parallel tunes
会期 2026年4月16日(木)—7月12日(日)
開館時間 11:00–18:00
休館日 月曜・祝日 5月4日(月)~6日(水)、ただし5月3日(日・祝)は開館
入場料 無料
会場 TOTOギャラリー・間
主催 TOTOギャラリー・間
企画 TOTOギャラリー・間運営委員会(特別顧問=安藤忠雄、委員=貝島桃代/平田晃久/セン・クアン/田根 剛)
後援 一般社団法人東京建築士会/一般社団法人東京都建築士事務所協会/公益社団法人日本建築家協会関東甲信越支部/一般社団法人日本建築学会関東支部/公益社団法人日本建築士会連合会
協力 日本ファイリング株式会社/一般財団法人田中仁財団/株式会社オカムラ/創造系不動産株式会社/太陽工業株式会社/株式会社シマ/北勢工業株式会社/荒川技研工業株式会社/有限会社ルフトツーク/Artifact株式会社


山田紗子講演会「parallel tunes」
お申し込みはこちら
日時 2026年5月29日(金) 18:00開場、19:00開演、20:30終演(予定)
会場 イイノホール(東京都千代田区内幸町2-1-1飯野ビルディング4F)
定員 500名
参加⽅法 参加無料/事前申込制 TOTOギャラリー・間ウェブサイトよりお申し込みください。
申込期間:3月25日(水)―5月17日(日)
応募者多数の場合、抽選の上、5月22日(金)までに結果をご連絡いたします。
注意事項 ※当講演会では未就学のお子様連れのお申し込みはご遠慮いただいております。
※プログラムは予告なく変更する場合がございます。

https://info.jp.toto.com/gallerma/ex260416/top/index.htm


2024年1月19日金曜日

展覧会「能作文徳+常山未央展:都市菌(としきのこ)――複数種の網目としての建築」開催


乃木坂にあるTOTOギャラリー・間では、建築設計や論考執筆に加え、国内外の大学を拠点に、建築・都市・生態系のリサーチを続ける能作文徳氏と常山未央氏の展覧会「都市菌(としきのこ)――複数種の網目としての建築」が、2024年1月18日(木)から3月24日(日)まで開催している。 

 


能作、常山両氏は、建築設計や論考執筆に加え、国内外の大学を拠点に、建築と都市と生態系の関係性リサーチを続けてきた。自宅兼事務所の「西大井のあな」では、鉄骨造の中古住宅に光と熱が循環する孔を開け、コンクリートで覆われた外構を自分達の手ではつり、土中改善を行うなど、エコロジカルな視点で改修している。 



「西大井のあな」 は、他で得た学びを実験し、次のプロジェクトへと展開させる実践の場となり、こうした都市の中に野生を取り戻す取り組みに加え、近年では石場建てや木組などの伝統知、藁や土壁といった土に還る素材を積極的に設計に取り入れている。 

 


彼らは都市を、「人間の手が入った多様な生物が暮らす居住域」だと捉えている。課題を抱える現代の都市の一部を分解し、その養分を吸収し、菌(きのこ)のように成長する。そんな腐敗と再生の網目の結節点として建築を捉え、野生や伝統知を手に、網目に切り込みを入れつなぎ直すことにより、複数種のネットワークを構築しようとしている。 

 


本展は、「西大井のあな」のさらなる改修案や、最新作「秋谷の木組(秋谷スマートハウスE 棟)」をはじめとするプロジェクトの断面図や模型などを通じて、網目をつなぎ直すために誰もが真似できる小さな試行錯誤を共有する試みである。その先に、人新世と呼ばれる時代における建築の可能性やビジョンを感じるだろう。 

 


能作文徳+常山未央展:都市菌(としきのこ)――複数種の網目としての建築

会期:2024年1月18日(木)~3月24日(日) 

開館時間:11:00~18:00 

休館日:月曜・祝日、ただし、2月11日(日・祝)は開館 

※TOTOギャラリー・間ウェブサイト(https://jp.toto.com/gallerma)にて最新情報をご確認ください 

入場料:無料 

会場:TOTOギャラリー・間 

   (〒107-0062 東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F) 

   東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口徒歩1分 

   TEL 03-3402-1010 

   https://jp.toto.com/gallerma/about/map.htm 

主催:TOTOギャラリー・間 

企画: TOTOギャラリー・間運営委員会 

   (特別顧問=安藤忠雄、委員=貝島桃代/平田晃久/セン・クアン/田根 剛) 

後援:(一社)東京建築士会/(一社)東京都建築士事務所協会(公社)日本建築家協会関東甲信越支部/(一社)日本建築学会関東支部 

2023年9月21日木曜日

建築家・西澤徹夫氏の展覧会「西澤徹夫 偶然は用意のあるところに」開催


乃木坂にあるTOTOギャラリー・間にて建築家・西澤徹夫氏の展覧会「西澤徹夫 偶然は用意のあるところに」を2023年9月14日(木)~11月26日(日)の会期で開催している。 

今回が初の個展となる建築家・西澤徹夫氏は「京都市京セラ美術館」(共同設計:青木淳建築計画事務所)や「八戸市美術館」(共同設計:浅子佳英、森純平)をはじめとする文化施設や美術展の会場構成など美術館関係の仕事を数多く手掛けている。  


 

「建築の全体性とは、どこまでのことを指すのか?」建築が扱う対象はどんどんふくらんでいくこと、具象として現れたものの裏側にこそ私たちが建築と呼ぶものの核心のようなものが内在していること。そのような不可視のものを計画することの過程にこそ建築の魅力があるのではないか、と西澤氏は述べている。


 

タイトルの「偶然は用意のあるところに」は、いまだ見えていない核心に触れるためにできうる限りすべて の準備を整えておくという、氏の建築との真摯な向き合い方を表した言葉だと言えるだろう。西澤氏はこの展覧会を「自らも未だ気づいていない何かを発見するプロジェクト」と捉えている。 西澤氏の今までの経験と現在の思考が入り混じる展示をぜひ会場で体験してもらいたい。 




2023年10月5日(木)イイノホールにて西澤徹夫講演会「偶然は用意のあるところに」が開催決定。お申し込みはこちらから。

そして展示会の関連書籍である『偶然は用意のあるところに』が発売中。数量限定の特装坂は会場2階にあるBookshop TOTOのみで取り扱っているとのこと。






「西澤徹夫 偶然は用意のあるところに」 

  会期:2023年9月14日(木)~11月26日(日) 

開館時間:11:00~18:00 

 休館日:月曜・祝日、ただし、9月23日(土・祝)は開館 

     ※TOTOギャラリー・間ウェブサイト(https://jp.toto.com/gallerma)にて 

        最新情報をご確認ください 

 入場料:無料 

  会場:TOTOギャラリー・間 

     (〒107-0062 東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F) 

     東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口徒歩1分 

     TEL:03-3402-1010 

  主催:TOTOギャラリー・間 

  企画 :TOTOギャラリー・間運営委員会 

     (特別顧問=安藤忠雄、委員=貝島桃代/平田晃久/セン・クアン/田根 剛) 

  後援:(一社)東京建築士会/(一社)東京都建築士事務所協会 

     (公社)日本建築家協会関東甲信越支部/(一社)日本建築学会関東支部