2023年5月22日月曜日

5月16日開業「三井ガーデンホテル横浜みなとみらいプレミア」


神奈川県では初出店となる、「三井ガーデンホテル横浜みなとみらいプレミア」が2023年5月16日から開業している。ビジネス・学術研究・観光・エンターテインメントなどの拠点となる横浜・みなとみらいエリアの大型複合施設「横浜コネクトスクエア」の最上階(20~27階)に位置し、みなとみらい駅に至近している。 



三井ガーデンホテル初の施設となるプールは、屋内(全長 8.6m、深さ 1.2m)・屋外(全長 8 9m、深さ 0.5m)の2か所にあり、ジェットバスも設置されている。1年を通して温水を使用し、その日の気温によって微調整をするようになる。今後は、貸し切りプランなども用意する予定であり、家族やカップルと景色を眺めながら楽しむことができるだろう。 



客室は全364室が21階以上の高層階となっており、横浜港を見晴らす施設北東側と、天候や季節により富士山を望める南西側のお部屋が用意されている。 

設計はみなとみらいという港町になぞらい海がモチーフとなっている。インテリアはベージュやホワイトで上品に仕上げ、アートは波を表現している。


 



「三井ガーデンホテル横浜みなとみらいプレミア」


  所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目3番3号(みなとみらい37街区) 

      「横浜コネクトスクエア」内 

 敷地面積:10,082.20㎡(3,049.86坪) 

 延床面積:121,726.85㎡(36,822.37坪)※ホテル部分:約17,700㎡(5,354坪) 

 構造規模:SRC造・地上27階地下1階 ※ホテル部分:1~2階(一部)、20~27階 

  客室数:364室 

   設計:鹿島建設株式会社 

   施工:鹿島・フジタ・馬淵・大洋共同企業体 

   開業:2023年5月16日(火) 

 付帯施設:スカイプール、レストラン・バー、フィットネスジム・ミーティングルーム等

   電話:045-227-1311 

公式サイト:【公式】三井ガーデンホテル横浜みなとみらいプレミア (gardenhotels.co.jp)

2023年5月19日金曜日

ドットアーキテクツ展 「POLITICS OF LIVING 生きるための力学」開催


乃木坂にあるTOTOギャラリー・間にてドットアーキテクツの個展「POLITICS OF LIVING 生きるための力学」を2023年5月18日(木)~8月6日(日)の会期で開催している。 

ドットアーキテクツは建築設計のみにとどまらず、イベント企画、アートプロジェクトへの参加、パフォーマンス、文化複合スペースの運営など、大阪を拠点に多岐にわたる活動を展開する建築家ユニットである。本展は、“POLITICS OF LIVING”をテーマに、「小さな自治空間を生み出す力学」を多様な活動とともに紹介している。 



建築の計画・設計・施工・使用を同じ地平でとらえ直し、手に届く範囲にある材料や人手、知己や地縁までも資源としてその力を総動員することで、建築の創造に能動的に関わる可能性を見出すことテーマに活動。従来の建築の枠組みを飛び越えるドットアーキテクツの一見型破りともいえる様々な活動により、地域の人や多彩な仲間が自然と増えていき、生き生きと暮らす場が各地で生まれている。 



ドットアーキテクツの活動の全貌を紹介するとともに、中庭に出現したパターゴルフ場で、余暇を自ら作り楽しむ体験を生み出している。 

2023年6月2日 イイノホールにてドットアーキテクツ講演会「POLITICS OF LIVING 生きるための力学」が予定されており、関連書籍として、ドットアーキテクツ初の作品集となる『POLITICS OF LIVING 生きるための力学』が発売されている。サイトのほか展示会場であるTOTOギャラリー2階のショップにて展示会の関連商品と共に販売をしているため、必見となっている。 



ドットアーキテクツ展 POLITICS OF LIVING 生きるための力学 


  会期:2023年5月18日(木)~8月6日(日) 

開館時間:11:00~18:00 

 休館日:月曜・祝日 

     ※TOTOギャラリー・間ウェブサイト(https://jp.toto.com/gallerma)にて 

     最新情報をご確認ください。 

 入場料:無料 

  会場:TOTOギャラリー・間 

     (〒107-0062 東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F) 

     東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口徒歩1分 

     TEL:03-3402-1010   

TOTOギャラリー・間「ドットアーキテクツ展」 | 建築コンペ・イベント情報 --【KENCHIKU】

2023年5月18日木曜日

【企画展】建築家・内藤廣/Built と Unbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い 記者発表

 日本を代表する建築家である内藤廣氏の過去最大規模の個展建築家・内藤廣/BuiltとUnbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦いが島根県立石見美術館(島根県芸術文化センター「グラントワ」内)にて2023年9月に開催される。個展に先立ち、島根県芸術文化センター「グラントワ」にて記者発表が行われた。 

記者発表で内藤氏は「応募して落選した作品は、世の中に認められなくても一生懸命やったものは自分の中ではすごく大事なものとして残っている。恥ずかしいが見せてしまおうと。 Unbuiltは悔しさ半分と意外といいところがある半分。今まで見せてこなかったきれいごとで収まり切れないものを見せる展覧会になるUnbuiltのなかに気づきがある。展覧会を見てくれた方々にそれを楽しんでもらいたい」と述べた。 

過去の作品から現在進行中の作品まで展示(現在進行形の作品はUnbuiltに展示)模型以外に内藤氏の手帳なども展示する。題名のなかの赤鬼と青鬼は人間の心にいる存在であり、展覧会では内藤氏自身が設計当時を振り返り、赤鬼と青鬼の会話が会場解説を行う。 

内藤氏は若い人へのメッセージとして「自分はコンペに負ける。負けた人間のほうが情報量が多い。負けた人間はなぜ負けたか考える。若い人へのメッセージはものを生み出す意味を見せたい。 

グラントワまでコンペ19連敗。若い世代には挑戦する気持ちを持ってもらいたいので、それが伝わればいいと思う。」と述べた。 

会場となるグラントワについて「ここに来るたびに幸せな気分になる。一日中外壁の瓦の色彩が変わるのを見て楽しんでいる。建物と空が対話し、とても幸せな場所。 文化施設の役割はその場所でしか体験できないことを体験させること。自分の展覧会もそれを感じさせたい」と述べた。 


[建築家・内藤廣/BuiltとUnbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い]は巡回の予定は無い。ぜひ、グラントワを訪れ、この空間と様々な表情を見せる石州瓦を感じてもらいたい。 


【企画展】建築家・内藤廣/Built と Unbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い

会期 :2023年9月16日(土) ~12月4日(月)

会場 :島根県立石見美術館 展示室A・C・D (島根県益田市有明町5番15号 島根県芸術文化センター「グラントワ」内)


2023年5月11日木曜日

代官山ヒルサイドテラスにオープン「ザ・コンランショップ」


代官山ヒルサイドテラスにて、創業50年を迎えるザ・コンランショップの路面店「ザ・コンランショップ代官山店」が2023年4月29日からオープンしている。 



ザ・コンランショップにとって世界初の、ローカルで自主編集するショップとなっている。アジアの作り手やデザインにフォーカスしたショップで、2022年よりコンランショップ・ジャパンの代表取締役に就任した中原慎一郎氏と代官山店のスタッフが作り手に会って話を聞き、買い付けたものを展開している。 



店舗は常設を中心とした1階と、Tea Bar やギャラリーのある地階の2フロアで構成。空間デザインは芦澤啓治氏が担当しており「生活」を感じさせることを大切に設計している。 



地階フロアにある Tea Bar「聴景居」は日本茶専門店「櫻井焙茶研究所」の櫻井真也氏をディレクションに迎え各国のお茶でアジアを旅するようなお茶のコースや様々なお酒なども提供している。 



ギャラリーではショップオープンに合わせ第1回展示会 伊東環氏の個展「KANSEI」が4月29日から5月16日まで開催されている。 



代官山の文化的な雰囲気を象徴する複合施設「ヒルサイドテラス」(設計:槇文彦氏)はおよそ築50年。ザ・コンランショップの50年と重なる新たな1歩として、代官山に新しいライフスタイルの形を提案してくれるだろう。 

 


ザ・コンランショップ代官山店 


所在地: 東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラス F棟 1F・B1F 

営業時間:ザ・コンランショップ代官山店 

     11:00~18:00/土 11:00~19:00 

     聴景居 - 平日・土 12:00~23:00(L.O. 22:00) 

         日・祝 12:00~19:00(L.O. 18:00) 

定休日:ザ・コンランショップ代官山店 水曜日/聴景居 不定休

2023年5月2日火曜日

「中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト」スタート

中銀カプセルタワービルの23カプセルを、美術館や商業施設で再活用する「カプセル新陳代謝プロジェクト」がスタートした。

中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト(東京都中央区、 代表 前田達之)は、 2022年に解体された中銀カプセルタワービルの23カプセルを再活用する「カプセル新陳代謝プロジェクト」(英文名:Capsule Metabolism Project)を開始した。 解体時に取り外されたカプセルは、 株式会社黒川紀章建築都市設計事務所(東京都千代田区、 代表取締役 下條哲成)監修の下に修復。 既に全てのカプセルの再生が完了し、 3月より譲渡先への搬送がおこなわれ、 4月よりカプセルの一般公開開始した。

▲修復後のカプセル内部 (撮影:山田新治郎) 

譲渡されたカプセルの展示、運用スケジュールが公開された。

株式会社淀川製鋼所(代表取締役社長 二田 哲)は、工学院大学建築学部教授で株式会社 ATELIER OPA(アトリエ オーピーエー、代表取締役 杉原有紀)の鈴木敏彦氏の協力を得て、取得したカプセルを移動可能なトレーラーカプセルとして再生した。 2023年4月から6月に各地で開催されるエ クステリアの展示会で「動く中銀カプセル」を展示する。

<「YODOKO+ 動く中銀カプセル」を見学できる展示会 >

・第 14 回 エクステリア&ガーデンフェア名古屋 2023

URL: https://eg-fair.jp/

期間: 5 月 18 日(木)・19 日(金)

会場: ポートメッセなごや 名古屋市国際展示場(愛知県名古屋市) 3 号館 

・東京トレーラーハウスショー2023

URL: https://tths.jp

期間: 5 月 25日(木)・26日(金)・27日(土)

会場: 東京ビッグサイト/西2ホール

・第 16 回 関西エクステリアフェア 2023

URL: http://www.kansai-exfair.com/

期間: 6 月 8 日(木)・9 日(金)

会場: インテックス大阪(大阪府大阪市) 1・2 号館 

▲トレーラーカプセルとして再生された中銀カプセル (撮影:山田新治郎)

2023年秋には、松竹が中銀カプセルタワービルのカプセルを再活用した新スペース「SHUTL(シャトル)」をオープン予定。

▲SHUTL完成イメージ図(イメージ)

SHUTL(シャトル)」は、伝統と現代の新たな接続方法を生み出す実験場(ラボ)として、伝統文化と現代のカルチャーの融合、そして日本文化そのものの新陳代謝を促進することを目的とし、新設する建物内に2基のカプセルを収納。それぞれのカプセルを活用しながら美術・工芸作品の企画展示・販売や、映像上演などを通じたイベントの企画・実施を想定している。当スペースはカプセル1基からレンタル可能。


<中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト>

公式ウェブサイト:https://www.nakagincapsuletower.com/

Facebook:https://www.facebook.com/NakaginCapsuleTower

instagram:https://www.instagram.com/nakagin_capsule_tower/

Twitter:https://twitter.com/nakagincapsule