2010年8月30日月曜日

グッドデザインエキスポ・公開審査

27日より開催中のグッドデザインエキスポで29日、戸建住宅・集合住宅ユニット[住まいのリノベーション]公開プレゼンテーション審査が行われた。今回はリファイン建築4作品を取り上げた。
プレゼンターの青木茂氏は「古い建築を生かし手を加えることの方が雇用が生まれ、リファインは当時の工法を学ぶ手段でもあり、教育的意味も強い。」と語った。
公開審査後は、審査委員とプレゼンターとのトークセッションが行われ、難波和彦氏は「リファイン建築は建築家がこれまで意識していなかった時間のデザインを行っている。リファイン建築は特殊であり、歴史のデザインでもある。最近では住まいの形に変化が現れ、リファイン建築における時間のデザインの幅が広がってきている」と述べた。



グッドデザイン賞は9月29日発表、11月10日に大賞が決定される。

2010年8月28日土曜日

GOOD DESIGN EXPO 2010 開催

日本デザイン振興会主催、「GOOD DESIGN EXPO 2010」が東京ビックサイト 東展示場にて開催。
身近な生活用品から乗用車・建築・広告デザインなどありとあらゆるデザインを展示する当展示会、本年は、深澤直人氏を審査委員長に迎え一次審査を通過した2200点のデザインを展示する。

今年の審査委員長 深澤直人により新たにデザインされた受賞者トロフィー。赤い球体が浮かび上がった印象的なトロフィーはメインステージ付近に展示されています。

オフィス・店舗・生活関連施設ブースでは、乾久美子氏設計のヒビヤカダン日比谷公園店のが展示されヒビヤカダンの模型を観ることができます。

会場内には飛行船が遊泳。飛行船にはARマーカーが付けられiPhoneアプリ「GnG(GET and GO)」をダウンロードしARを観ることができるます。

飛行中にARマーカーを狙うのはなかなかコツがいります。
停止中の飛行船を補足。
ARマーカーを補足できると様々なものが画面に飛びだします。

「GOOD DESIGN EXPO 2010」は、2010年8月29日まで開催。8月29日(日)11:00~12:40には、戸建住宅・集合住宅ユニット[住まいのリノベーション]公開プレゼンテーション審査を開催。【審査委員:難波和彦/高橋晶子/手塚由比】

2010年8月26日木曜日

東大中庭に茶室出現



8月25日、東京大学本郷キャンパス1号館前庭(東京都文京区)にて、コロンビア大学(GSAPP)と、東京大学建築学科(UTDA)が参加した合同ワークショップの、最終講評会として、デザインプレゼンテーションおよび講評、ならびに実際に設計された茶室の公開・お茶会が開催された。
この茶室は当日のうちに撤去されたが、今秋以降、新宿OZONEなどいくつかの施設で展示される予定。

2010年8月25日水曜日

藤本壮介建築設計事務所《武蔵野美術大学 美術館・図書館》を見学

武蔵野美術大学 美術館・図書館》新棟落成記念展「博物図譜とデジタルアーカイブII」および館内を見学。来校者チェックを受けた守衛室横でムサビ猫がお出迎え。


芦原義信設計《美術資料図書館》に、藤本壮介設計による図書館がドッキングするかたちで建っていた。緑の季節も良いが、桜の季節はさらに美しかろう。






藤本氏が講演会などで「ボルヘスのバベルの図書館」を例にひいていた館内。開口部が大きく、トップライトからの光もあるので、ラビリンス感は思っていたほどでもない。



サイン計画:佐藤卓デザイン事務所。0から9までのエリアナンバーを巡るだけでも楽しい。




こけら落としの今回の企画展「博物図譜とデジタルアーカイブII」が示す通り、新生ムサビ図書館は、蔵書アーカイブデータ、検索・リンク機能が充実している。
詳細は、来月上旬に配信予定のトステムWEB「イエスト」更新と同時に配信されるメールマガジン「プロユーザー通信」連載コラム「鈴木明の展覧会の眼」に掲載予定。




コレクションの名作椅子が館内に配されている(しかも座れる!)のもムサビならでは。

2010年8月24日火曜日

INAX:GINZA 3FにJAXSONスペースがオープン

INAX:GINZAにて記者発表会。このほど同館3FにJAXSONスペースがグランドオープンした。ジオ・ポンティの世界観を再現したINAXのタイルと、最高級のバスタブを創業以来提供し続けているJAXSONとのコラボレーション。奥の銀色のバスタブ(VETRO SERIES NOUVA PRIMO)には、BISAZZAのガラスモザイクタイルが外側に施されている。
3Fスペース見学会に先立ち、ジャクソン エス.ピー.アイのチーフ・デザイン・オフィサー/清水氏によるプレス向けプレゼンテーションが行われた。社名の由来が、浴槽文化を育んできた日本発であるという意味を込めた「JAPAN」と、お釈迦様の「釈尊」からきているとは知らなかった。うかつ。

銀座・資生堂ギャラリーにて「石上純也展」開催

24日から銀座・資生堂ギャラリーにて、「石上純也展 建築はどこまで小さく、あるいは、どこまで大きくひろがっていくの だろうか? 」が開催される。
ロンドンに本拠地を置く美術系出版社・テームズ・アンド・ハドソンから石上氏の作品集が2011年に発行が予定されている。
今回の展覧会では、作品集の中から約60作品を選択、模型を中心に展示を行っている。









9月25日にはギャラリートーク、26日には展示会場でのギャラリーツアーが予定されている。

資生堂ギャラリー

2010年8月20日金曜日

GALLERY le bain にて「sixinch展 -空間への提案- 」開催中

ベルギーのシックスインチ社が開発した「フォームコーティング材」を紹介する企画展「sixinch展 -空間への提案- 」が、ギャラリー ル・ベインで開かれている(会期:9/3まで)。昨年6月の「IFFT展」に出展(参考:excite ism 6/4記事)、松濤にショールームが今春オープンしているsixinch JAPAN。会場ではこれまで内外の建築家やデザイナーと取り組んだPJの写真、ファニチャーコレクションが一堂に会している。
受付に塗装サンプルが置かれているが、塗りの仕上がりがとても奇麗で、カラーバリエーションも豊富。雨水や紫外線にも強いので屋外の使用にも耐えうる。
海外ではジャン・ヌーベルなど建築家とのコラボレーションも数多い。国内では、新千歳空港内、箱根彫刻の森美術館キッズスペース、10/3まで東京都現代美術館で開催中の「こどものにわ」で製品をみることができる。Sixinch blog にいろいろと詳しい。

手前:r-homeworks/今中隆介氏デザインによるファーニチャー「loops」。今日のオープニングでは、内側に男性ひとりが入って楽しそうに揺らす姿も。

2010年8月19日木曜日

次世代スタンダードウィンドウ「サーモス」 発表













トステム株式会社は、フレームと複層ガラスを一体化し、断熱性能を上げた内窓「サーモス」を発表。














複層ガラスとグレイジングチャンネル(サッシとガラスの隙間にはめるゴム材)を嵌合(かんごう)し、窓として強度・性能・品質を保証することができる業界初の新技術「スマートシナジーシステム」を採用。
従来の窓より断熱性を向上させると共に、フレーム部分を細くすることでデザイン性の向上と、高い眺望性を実現する。

[縦すべりだし窓 画像上:従来製品 画像下:サーモス]
フレームを固定するネジの露出を無くし、フレーム自体を隠したデザイン。



















「サーモスH」シリーズを10月より東北地域で先行発売。
その後順次全国で販売予定。

2010年8月6日金曜日

hiromiyoshii にて「Architects from HYPER VILLAGE」始まる

清澄白河のギャラリー[hiromiyoshii] にて「Architects from HYPER VILLAGE」始まる(会期:10/2まで)。

サブタイトルの"超都市からの建築家たち"とは——現代都市を都市(city)、大都市(metropolis)に続く超都市(hyper village)として捉え、そこから生まれた新しい世代の日本人建築家たちをフィーチャー(リリースより)

同会場で昨年開催された企画展「生成の世代」に続き、キュレーションはTEAM ROUNDABOUT

19時過ぎより出展者によるカンファレンス。
藤村龍至の出展作品(画像下、円台上の模型)は『地域社会圏モデル』(INAX出版)に出したプランを、伊東豊雄氏の講評を受けたかたちに進化させているとか。

出展者:乾久美子(以下、敬称略) 都内に計画中の住宅作品

出展者:五十嵐淳(左手前)、藤本壮介(右奥)

出展者:藤本壮介 住宅作品の模型とのこと

出展者:吉村靖孝 自作を自身で撮影したもの

出展者:長谷川豪 浅草の密集地に計画中の住宅

出展者:中村竜治

出展者:中山英之

出展者:dot architects

出展者:SPACESPACE

出展者:森田一弥

出展者:満田衛資

出展者:垣内光司

出展者:木村松本

出展者:松岡聡田村裕希

出展者:大西麻貴

出展者:徳山知永氏 額装の作品計8点が出展されている(キュレーターに確認後、8/10追記)

出展者:能作文徳

出展者は昨年の倍以上に増え、オープニングは学生を中心に人で溢れていた。

会期中、トークイベントも予定。詳細はコチラ