東日本橋にあるマルニ木工で10/23より開催のMARUNI×ALESSI「LIVING HOUSE」のプレスプレビューへ。
本展は、イタリアのハウスウェアブランド・アレッシィと共に生活にまつわるさまざまなアイテムを交えながら、生活者とともに日々呼吸をし、成長をつづける暮らしの空間「LIVING HOUSE(生きている家)」を提案。空間構成はスタイリストの作原文子氏。
展示スペースの1Fでは、MARUNIxALESSIのPOP-UPカフェが登場したり、会期中にマルニの職人とともにコースターづくりを体験できるワークショップも開催。
また12/11から開催される”White mountain morning”のイベントに先駆けて、作原文子氏が主宰するmountain morningの予告プレゼンテーションもあわせて行っている。マウンテンモーニングエディションとして、HIROSHIMAアームチェアにアメリカ・オレゴン州ポートランドを本拠地とするペンドルトンのテキスタイルを張ったアームチェアを発表。モデルは全14種類、限定100脚を予定。23日からの展示期間中、先行予約を開始。
展示は11/3まで。
建築情報サイト『KENCHIKU』http://www.kenchiku.co.jp/ のブログです。建築系コンペ・イベント情報や建築作品等を掲載しています。 新製品情報やコンペ・イベント情報、建築作品等の情報をお待ちしております。 下記メールアドレスまでお送りください。 info@kenchiku.co.jp
2015年10月30日金曜日
2015年10月23日金曜日
TOTOギャラリー・間 30周年記念展 「アジアの日常から:変容する世界での可能性を求めて」
TOTOが運営するTOTOギャラリー・間にてTOTOギャラリー・間30周年記念展「アジアの日常から:変容する世界での可能性を求めて」が10/17より開催。
今回の展覧会は、創設30周年を記念して、タイ、シンガポール、ベトナム、中国、日本のアジア各地から建築家を招いて展覧会を開催するとともに、東京・札幌・仙台・京都・福岡・沖縄の各地で記念イベントを開催(福岡は10/20に開催済。ほか詳細)。
TOTOギャラリー・間は、1985年に創設して以来、今回の展覧会で154回目、延べ動員数約90万人になる。
アジアという共通項で結ばれながら多様な背景をもつ人びとが一堂に会し、互いの物語を共有し、違いを認め合い、未来に向けての共通の課題を見出すための試み。展示会を開催するにあたり、シンガポールに出展者を含めた企画チームが集まり打合せも行った。会場デザインは、藤原徹平氏。
<3F展示会場>
チャオ・ヤン氏(中国)「地方都市への参与と介入」をテーマに3つのプロジェクトを模型と映像で展示。
リン・ハオ氏(シンガポール)「往時の風景へ」
シンガポールをイメージした小さい島の上に、日常というテーマに関わるプロジェクトの模型を展示。
<中庭>
ヴォ・チョン・ギア氏(べトナム)「地球のためにできること」
竹を使用したインスタレーションをベトナムの職人と日本の学生とで3週間で制作。
<4F展示会場>
大西麻貴氏+百田有希氏(日本)「経験の一部としての建築」
空間をできるだけ感じとれるような大きな模型を展示。
チャトポン・チュエンルディーモル氏(タイ)「デザイン屋台」
タイを連想させる屋台を用いて模型や図面を展示。
関連で同名の書籍も発行。展覧会は12/12まで。
今回の展覧会は、創設30周年を記念して、タイ、シンガポール、ベトナム、中国、日本のアジア各地から建築家を招いて展覧会を開催するとともに、東京・札幌・仙台・京都・福岡・沖縄の各地で記念イベントを開催(福岡は10/20に開催済。ほか詳細)。
TOTOギャラリー・間は、1985年に創設して以来、今回の展覧会で154回目、延べ動員数約90万人になる。
アジアという共通項で結ばれながら多様な背景をもつ人びとが一堂に会し、互いの物語を共有し、違いを認め合い、未来に向けての共通の課題を見出すための試み。展示会を開催するにあたり、シンガポールに出展者を含めた企画チームが集まり打合せも行った。会場デザインは、藤原徹平氏。
<3F展示会場>
チャオ・ヤン氏(中国)「地方都市への参与と介入」をテーマに3つのプロジェクトを模型と映像で展示。
リン・ハオ氏(シンガポール)「往時の風景へ」
シンガポールをイメージした小さい島の上に、日常というテーマに関わるプロジェクトの模型を展示。
<中庭>
ヴォ・チョン・ギア氏(べトナム)「地球のためにできること」
竹を使用したインスタレーションをベトナムの職人と日本の学生とで3週間で制作。
<4F展示会場>
大西麻貴氏+百田有希氏(日本)「経験の一部としての建築」
空間をできるだけ感じとれるような大きな模型を展示。
チャトポン・チュエンルディーモル氏(タイ)「デザイン屋台」
タイを連想させる屋台を用いて模型や図面を展示。
関連で同名の書籍も発行。展覧会は12/12まで。
2015年10月22日木曜日
「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2015」「Salone in Roppongi」
東京ミッドタウン アトリウムにて開催の「Salone in Roppongi」。
「Salone in Roppongi」は、世界最大の国際家具見本市「ミラノサローネ」で活躍する日本人デザイナーや企業に焦点を当て、世界で高く評価されている「日本のデザイン」を六本木で体感をしてもらおうという企画。今回は、建築家の中村拓志氏が、イタリアが誇る高級時計メーカーOFFICINE PANERAIの持つ独自の世界観を空間演出した「ダイビング・ベル」を手がけた。
「ダイビング・ベル」は1人用のカプセルで、中に入るとカプセル内のスクリーンの色が変化して深海への旅を体験できるというもので各々のイマジネーションで無限の世界を感じてほしいとのこと。
企画は10/25まで。
「Salone in Roppongi」は、世界最大の国際家具見本市「ミラノサローネ」で活躍する日本人デザイナーや企業に焦点を当て、世界で高く評価されている「日本のデザイン」を六本木で体感をしてもらおうという企画。今回は、建築家の中村拓志氏が、イタリアが誇る高級時計メーカーOFFICINE PANERAIの持つ独自の世界観を空間演出した「ダイビング・ベル」を手がけた。
「ダイビング・ベル」は1人用のカプセルで、中に入るとカプセル内のスクリーンの色が変化して深海への旅を体験できるというもので各々のイマジネーションで無限の世界を感じてほしいとのこと。
企画は10/25まで。
ラベル:
art,
design,
designtouch
2015年10月21日水曜日
プリズミック企画「DECKS」内覧会
株式会社プリズミックが企画する三鷹の集合住宅「DECKS」の内覧会が開かれた。
「DECKS」はRC造の地上3階、地下1階、塔屋1階で構成された、全14戸の集合住宅となっている。
設計・監理の伊藤博之建築設計事務所代表 伊藤博之氏によると、この建物は敷地内に風車状に4つのボリュームを配置することで、中央に中庭、各ボリューム同士の間に空間が生まれ、そのふたつの外部空間によって各住戸の採光やプライバシーを確保されているという。
また、各ボリューム内にひとつずつ住戸が入っているわけではなく、方位・周辺環境に応じて各住戸を調節していくことにより、棟を跨っていたり、上下のメゾネットになっていたりと全ての住戸が異なったプランで設計されているとのこと。
内覧会当日はあいにくの天気だったが、照明をつけていなくても非常に明るい室内空間だった。
各ボリュームには屋上が設けられており、3/4は住戸の固有スペースだが、残り1つの屋上は「DECKS」の住人の共用部となっており、自由に利用ができるようになっている。
中庭に設けられた水盤には、もともと敷地内には井戸から水を引いた池があり、 その雰囲気を継承させている。中庭には白い砂利が敷きこまれる予定。
「DECKS」は2015年11月1日(日)より入居開始
「DECKS」はRC造の地上3階、地下1階、塔屋1階で構成された、全14戸の集合住宅となっている。
設計・監理の伊藤博之建築設計事務所代表 伊藤博之氏によると、この建物は敷地内に風車状に4つのボリュームを配置することで、中央に中庭、各ボリューム同士の間に空間が生まれ、そのふたつの外部空間によって各住戸の採光やプライバシーを確保されているという。
また、各ボリューム内にひとつずつ住戸が入っているわけではなく、方位・周辺環境に応じて各住戸を調節していくことにより、棟を跨っていたり、上下のメゾネットになっていたりと全ての住戸が異なったプランで設計されているとのこと。
ボリューム間の空間
ふたつのボリュームに跨った住戸
メゾネットタイプの住戸
各ボリュームには屋上が設けられており、3/4は住戸の固有スペースだが、残り1つの屋上は「DECKS」の住人の共用部となっており、自由に利用ができるようになっている。
中庭に設けられた水盤には、もともと敷地内には井戸から水を引いた池があり、 その雰囲気を継承させている。中庭には白い砂利が敷きこまれる予定。
「DECKS」は2015年11月1日(日)より入居開始
ラベル:
architecture,
オープンハウス
2015年10月20日火曜日
「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2015」関連 「Tokyo Midtown Award 2015」作品展示
東京ミッドタウンにて「Tokyo Midtown Award 2015」の授賞式が10/16に開催された。 今年で8回目となる同アワードは、〈アートコンペ〉と〈デザインコンペ〉の2部門で実施している。2部門総計1566点の応募作品の中から〈アートコンペ〉では心象風景を194cm×336cmというサイズの細密画で描き上げ、圧倒的な存在感を示した『五金超大国Ⅱ』、〈デザインコンペ〉では外国人観光客に向けて「自分が話せることば」を表明するツールとしてデザインされた国旗模様の羽『ことはね』がグランプリに選出された。他、受賞作品については下記の通り。
※集合写真は東京ミッドタウンマネジメント 提供写真
〈アートコンペ〉テーマ:応募者が自由に設定
■グランプリ(賞金100万円) ※下写真が作品
『五金超大国Ⅱ』田島 大介(アーティスト)
■準グランプリ(賞金50万円)
『東京的遭遇: 六本木』上坂 直(学生)
■優秀賞(賞金10万円)
『DEADPAN』阿部 岳史(アーティスト)
『グランドライン』尾花 賢一(美術作家)
『Ebb』風間 天心(美術家/僧侶)
『未確認生命体』三上 俊希(学生)
〈アートコンペ〉テーマ:応募者が自由に設定
■グランプリ(賞金100万円) ※下写真が作品
『五金超大国Ⅱ』田島 大介(アーティスト)
■準グランプリ(賞金50万円)
『東京的遭遇: 六本木』上坂 直(学生)
■優秀賞(賞金10万円)
『DEADPAN』阿部 岳史(アーティスト)
『グランドライン』尾花 賢一(美術作家)
『Ebb』風間 天心(美術家/僧侶)
『未確認生命体』三上 俊希(学生)
また受賞者に授与されるトロフィーも魅力のひとつで、毎年違ったデザイナーにより個性あふれるトロフィーが生み出されている。今回はデザインコンペの審査員でもある小山薫堂氏がディレクションで、デザインは「Tokyo Midtown Award 2008」のデザインコンペで水野学賞を受賞し、現在は水野学氏と「THE」を展開するなどプロダクトデザイナーとして活躍されている鈴木啓太氏が担当。
トロフィーのコンセプトは「喜びの継続」で自分の原点を見つめ直す祝杯として使って欲しいという思いがこめられてつくられた。
入賞作品は11/8まで東京ミッドタウンのプラザB1Fオープンスペースにて展示。あわせて11/3までは一般投票で人気作品を選出するオーディエンス賞も実施している。
※集合写真は東京ミッドタウンマネジメント 提供写真
〈アートコンペ〉テーマ:応募者が自由に設定
■グランプリ(賞金100万円) ※下写真が作品
『五金超大国Ⅱ』田島 大介(アーティスト)
■準グランプリ(賞金50万円)
『東京的遭遇: 六本木』上坂 直(学生)
■優秀賞(賞金10万円)
『DEADPAN』阿部 岳史(アーティスト)
『グランドライン』尾花 賢一(美術作家)
『Ebb』風間 天心(美術家/僧侶)
『未確認生命体』三上 俊希(学生)
〈アートコンペ〉テーマ:応募者が自由に設定
■グランプリ(賞金100万円) ※下写真が作品
『五金超大国Ⅱ』田島 大介(アーティスト)
■準グランプリ(賞金50万円)
『東京的遭遇: 六本木』上坂 直(学生)
■優秀賞(賞金10万円)
『DEADPAN』阿部 岳史(アーティスト)
『グランドライン』尾花 賢一(美術作家)
『Ebb』風間 天心(美術家/僧侶)
『未確認生命体』三上 俊希(学生)
また受賞者に授与されるトロフィーも魅力のひとつで、毎年違ったデザイナーにより個性あふれるトロフィーが生み出されている。今回はデザインコンペの審査員でもある小山薫堂氏がディレクションで、デザインは「Tokyo Midtown Award 2008」のデザインコンペで水野学賞を受賞し、現在は水野学氏と「THE」を展開するなどプロダクトデザイナーとして活躍されている鈴木啓太氏が担当。
トロフィーのコンセプトは「喜びの継続」で自分の原点を見つめ直す祝杯として使って欲しいという思いがこめられてつくられた。
入賞作品は11/8まで東京ミッドタウンのプラザB1Fオープンスペースにて展示。あわせて11/3までは一般投票で人気作品を選出するオーディエンス賞も実施している。
ラベル:
art,
design,
designtouch,
コンペ
2015年10月19日月曜日
「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2015」関連 「つみきのひろば」「つみきのまち」
東京ミッドタウンで開催中の「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2015」は、「デザインを五感で楽しむ」をコンセプトに誰もが参加できるデザインイベントで今年で9回目となる。今年のテーマは「つながるデザイン」。
メインコンテンツで、メイン会場の芝生広場で展開している「つみきのひろば」は、ディレクションは隈研吾氏が行っており、使われている国産木材のつみきは隈氏と森林保全団体more treesが開発したもの。
つみきがつながって造られたピラミッドなどのインスタレーションや若手クリエイター3組が自由な発想で手がけたつみきが展示。(18:00~21:00はライトアップ)
ガレリア3Fには、空間デザイナーの松村和典氏がつみきを約1,000個使用し、“まち”を表現したアート作品展示「つみきのまち」も。
つみきは、東京ミッドタウン内で販売もされている。
展示は11/3まで。
メインコンテンツで、メイン会場の芝生広場で展開している「つみきのひろば」は、ディレクションは隈研吾氏が行っており、使われている国産木材のつみきは隈氏と森林保全団体more treesが開発したもの。
つみきがつながって造られたピラミッドなどのインスタレーションや若手クリエイター3組が自由な発想で手がけたつみきが展示。(18:00~21:00はライトアップ)
ガレリア3Fには、空間デザイナーの松村和典氏がつみきを約1,000個使用し、“まち”を表現したアート作品展示「つみきのまち」も。
つみきは、東京ミッドタウン内で販売もされている。
展示は11/3まで。
2015年10月16日金曜日
21_21 DESIGN SIGHT「建築家 フランク・ゲーリー展 "I Have an Idea"」
21_21 DESIGN SIGHTで本日10/16より開催の「建築家 フランク・ゲーリー展 "I Have an Idea"」の内覧会へ。
今回の展覧会は、建築家の田根 剛氏(DGT.)を展覧会ディレクターに迎え、世界的に活躍する建築家フランク・ゲーリーの「アイデア」に焦点を当てた内容で、アイデアが詰まった数々の模型をはじめ、建築を体感できるプロジェクション・マッピング、スケッチや映像等を数多く展示。会場は、5つのエリアで構成されており、ゲーリー建築のうち10のプロジェクトを紹介している。内覧会では、田根 剛氏による会場の説明、ゲーリー氏によるQ&Aも行われた。
①「ゲーリーのマスターピース」
まず入り口を入ると最新作の美術館『ルイ・ヴィトン財団(パリ・2014)』の1/50模型。複雑に重なり合うガラスの外壁は、帆船をイメージして作られた。
階段を下ったスペースには、ゲーリーの代表作より3つの作品(『ビルバオ・グッケンハイム美術館(ビルバオ・1997)』『ウォルト・ディズニー・コンサートホール(ロサンゼルス・2003)』『ルイ・ヴィトン財団(パリ・2014)』)の外観・内観の撮りおろし映像を壁面にプロジェクション。空間を体感できるような展示とした。
②「ゲーリー・ルーム」
ゲーリーの事務所内にある、ミーティングルームに着想を得て構成。ゲーリー自邸の模型や映像のほか、アイデアの原石となるようなオブジェ、かつては選手だったというアイスホッケーのユニフォームなどを展示。ひとりの人間としてのゲーリーに触れる。また、ゲーリーがデザインした椅子「ウイグル・サイド・チェア」「ウイグル・スツール」には座ることもできる。
③「アイデアの進展」
ゲーリー事務所では、日々膨大な模型とスケッチが制作される。ここでは6つのプロジェクトから、90点近くの模型と竣工写真、スケッチを展示。アイデアを試し、壊し、ときに捨てながら、アイデアが形になっていくプロセスを紹介する。
*6つのプロジェクト:『ル・ルボ脳研究所(ラスベガス・2010)』『UTS(シドニー工科大学)ドクター・チャウ・チャク・ウィング棟(シドニー・2014)』『エイト・スプルース・ストリート(ニューヨーク・2011)』『メイク・イット・ライト(ニューオリンズ・2012)』『ルマ財団(アルル・2018完成予定)』『Facebook本社 西キャンパス(メンローパーク・2015)』
④「アイデアの実現」
ゲーリー建築に使用されている発色チタンの展示や外壁素材のバリエーションを写真で紹介。さらに最先端の設計技術“ゲーリー・テクノロジー”を映像で解説するほか、建設現場写真のプロジェクションを通して、アイデアが実現されるまでのプロセスを追う。
⑤「ゲーリーのシークレット」
ゲーリーの描いた魚のスケッチと模型、彼自身が撮った数々の工場の写真を展示。これまで語られたことのない、ゲーリーのアイデアの秘密に迫る。
このほかにもこれまでゲーリーが出演したインタビュー映像や映画などを通して、ゲーリーの様々な表情を見ることができるインスタレーション「ゲーリーTV」や、関係者がゲーリーを語る撮り下ろし映像も展示。会期中は、関連プログラムとしてトークやワークショップなども多数企画されている(詳細)。展覧会は、2016/2/7(日)まで。
今回の展覧会は、建築家の田根 剛氏(DGT.)を展覧会ディレクターに迎え、世界的に活躍する建築家フランク・ゲーリーの「アイデア」に焦点を当てた内容で、アイデアが詰まった数々の模型をはじめ、建築を体感できるプロジェクション・マッピング、スケッチや映像等を数多く展示。会場は、5つのエリアで構成されており、ゲーリー建築のうち10のプロジェクトを紹介している。内覧会では、田根 剛氏による会場の説明、ゲーリー氏によるQ&Aも行われた。
①「ゲーリーのマスターピース」
まず入り口を入ると最新作の美術館『ルイ・ヴィトン財団(パリ・2014)』の1/50模型。複雑に重なり合うガラスの外壁は、帆船をイメージして作られた。
階段を下ったスペースには、ゲーリーの代表作より3つの作品(『ビルバオ・グッケンハイム美術館(ビルバオ・1997)』『ウォルト・ディズニー・コンサートホール(ロサンゼルス・2003)』『ルイ・ヴィトン財団(パリ・2014)』)の外観・内観の撮りおろし映像を壁面にプロジェクション。空間を体感できるような展示とした。
②「ゲーリー・ルーム」
ゲーリーの事務所内にある、ミーティングルームに着想を得て構成。ゲーリー自邸の模型や映像のほか、アイデアの原石となるようなオブジェ、かつては選手だったというアイスホッケーのユニフォームなどを展示。ひとりの人間としてのゲーリーに触れる。また、ゲーリーがデザインした椅子「ウイグル・サイド・チェア」「ウイグル・スツール」には座ることもできる。
③「アイデアの進展」
ゲーリー事務所では、日々膨大な模型とスケッチが制作される。ここでは6つのプロジェクトから、90点近くの模型と竣工写真、スケッチを展示。アイデアを試し、壊し、ときに捨てながら、アイデアが形になっていくプロセスを紹介する。
*6つのプロジェクト:『ル・ルボ脳研究所(ラスベガス・2010)』『UTS(シドニー工科大学)ドクター・チャウ・チャク・ウィング棟(シドニー・2014)』『エイト・スプルース・ストリート(ニューヨーク・2011)』『メイク・イット・ライト(ニューオリンズ・2012)』『ルマ財団(アルル・2018完成予定)』『Facebook本社 西キャンパス(メンローパーク・2015)』
④「アイデアの実現」
ゲーリー建築に使用されている発色チタンの展示や外壁素材のバリエーションを写真で紹介。さらに最先端の設計技術“ゲーリー・テクノロジー”を映像で解説するほか、建設現場写真のプロジェクションを通して、アイデアが実現されるまでのプロセスを追う。
⑤「ゲーリーのシークレット」
ゲーリーの描いた魚のスケッチと模型、彼自身が撮った数々の工場の写真を展示。これまで語られたことのない、ゲーリーのアイデアの秘密に迫る。
このほかにもこれまでゲーリーが出演したインタビュー映像や映画などを通して、ゲーリーの様々な表情を見ることができるインスタレーション「ゲーリーTV」や、関係者がゲーリーを語る撮り下ろし映像も展示。会期中は、関連プログラムとしてトークやワークショップなども多数企画されている(詳細)。展覧会は、2016/2/7(日)まで。
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