南青山のプリズミックギャラリーで8/21から開催されている、SALHAUS建築展「共有される風景」へ。(9/16まで)
(斜字は展覧会概要より転記)
これまでの7年間につくってきた建築のことを振り返ると、それらは私たち3人が共有でき、またその建築に関わる多くの人々が共有できる風景をつくりあげるプロセスであったと思います。様々な規模・ビルディングタイプからなるいくつかのプロジェクトの展示を通して、これまでに実現した、そしてこれから立ち上がる、「共有される風景」を表現します。
入口入ってすぐのところには、建設中や作品ができて使われている様子を撮影した写真やスケッチなどが展示。
模型は、施工中の「陸前高田市立高田東中学校」を含め全部で5作品が展示。
あわせて、写真・図面のプレゼンボード、机の上には冊子になっている詳細資料も置いてあり手に取ってみることが出来る。
展示作品の3つを紹介。
「tetto」東京郊外に今年竣工した8戸の賃貸住戸と集会所からなる木造集合住宅。“tetto”は、イタリア語で屋根を意味しており、軒が大きく張り出した専有・共有の居場所は、大屋根でおおわれている。(オープンハウスの様子はこちら)
「群馬県農業技術センター」
農業に関する研究・実験を行う施設で2009年に実施されたプロポーザルで選ばれ、2012年竣工した作品。大屋根は小断面製材を格子状に組み合わせた「格子膜構造」と呼ぶ架構方法とし、新しい木造架構の可能性を追求している。
「陸前高田市立高田東中学校」
2012年2月に行われたプロポーザルで選定された計画。津波で被災した3つの中学校を統合し、高台に校舎を新築する計画で2016年開校予定。竣工までのプロセスは、立ち上げた『学校づくりブログ』で随時報告がされている。
模型はすべて1/50の縮尺なので、それぞれのプロジェクトを比べてみるのにもわかりやすい。初日は、オープニングレセプションも行われ、屋根の形状について見比べて話をしている人もいた。
展覧会は9/16まで開催。