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2026年6月10日水曜日

【ミラタップ】 《ASOLIE》初のデザインコンペ「第1回 ASOLIEデザイン賞」授賞式を開催

ミラタップは5月27日、同社が運営する住宅デザインのボランタリーチェーン「ASOLIE(アソリエ)」初のデザインコンペ「第1回 ASOLIEデザイン賞」の授賞式を、東京ショールームで開催した。加盟工務店が設計・施工した「ASOLIE認定物件」を対象に、デザイン性や建築・施工品質などを総合的に評価したもので、全国7社から19物件の応募があった。
近年は、施主側で「デザイン性が高く、自分たちの暮らし方に合った自由設計住宅」を求める傾向が強まる一方、地方工務店では設計ノウハウや専門人材の不足が課題となっている。こうした状況を背景に、ミラタップは2020年、加盟工務店が共通のデザイン指針に沿って住宅提案を行う「ASOLIE」を立ち上げた。建築家監修による解説書「デザインコード」を共有し、地域工務店でも建築家設計のような空間提案を可能にする仕組みを整備してきた。

今回のデザイン賞では、「ASOLIEのデザインコードが活かされていること」「ミニマルで美しい空間であること」「ASOLIEコンセプトを体現していること」などを審査基準に設定。審査員には、「デザインコード」を監修する建築家の山路哲生氏らが参加した。

最優秀賞には、熊本市のアネシスによる「シャルムコート北区飛田7号地」が選ばれた。住宅密集地の変形敷地という制約条件の中で、建物の隙間を縫うように植栽を配置し、壁や開口部によって周辺環境のノイズを抑えながら、北側と南側の庭を小道でつなぐ構成を採用。LDKと和室を包み込むように緑を取り込み、深い軒のデッキや雨庭によって、季節や天候による庭の表情の変化を楽しめる住空間を実現した点が評価された。
株式会社アネシス「シャルムコート北区飛田7号地 」


金賞は、愛媛県松山市の清家工務店による「松山市 S様邸」が受賞した。ミラタップ製品を活用した内装計画と、光や風を採り込む間取り、高気密・高断熱性能を両立させた住宅で、家族のライフスタイルや価値観を丁寧に反映した設計が特徴となる。将来的な資産価値も見据えた「only one」の住まいづくりをコンセプトに掲げている。
株式会社清家工務店「松山市 S様邸 」


銀賞には、北海道の杏栄(MDworks)が手がけた「富良野の家」が選出された。グレーを基調とした外観と、黒を中心に構成したミニマルな室内空間によって、素材と光が静かに響き合う住まいを表現。必要最小限の照明によって陰影を際立たせ、時間とともに空間の印象が変化する設計とした。大開口を通じて内部と外部デッキを緩やかにつなぎ、自然との連続性を生み出している。
株式会社杏栄(MDworks)「富良野の家」


特別賞には、大倉ホームの「出西モデル」が選ばれた。出西地域の山並みや旧道の景観、出西窯に象徴される地域文化を読み解き、外部環境との関係性を軸に空間を構成した住宅となる。日射シミュレーションに基づくパッシブデザインを採用し、冬季でも全室18度以上を保つ快適性を確保。吹き抜けを中心に和室やダイニング、キッチンを壁で分断せず、光や素材感、天井高の変化によって緩やかにつなげた空間構成が特徴となっている。
株式会社大倉ホーム「出西モデル」

ASOLIEは、ミラタップが展開する住宅ネットワークとして、地域工務店の設計力向上とブランド価値向上を目指している。今回のデザイン賞について同社は、加盟工務店のデザイン提案力を高めるとともに、「ASOLIE認定物件」の価値向上につなげる施策として、今後も継続開催していく考えを示している。



第1回ASOLIEデザイン賞 概要
・応募期間:2025年1月1日~2025年12月31日
・応募総数:19物件(7加盟店)
・審査員:山路 哲生氏(山路哲生建築設計事務所 代表)
・審査員:株式会社ミラタップ住宅事業部ASOLIE本部



ミラタップ

2026年3月3日火曜日

【 日本女子大学】百年館高層棟エントランスをリニューアル _デザインアイデアコンペ受賞作を実装 妹島和世氏が学生を直接指導

日本女子大学は、2026年2月16日(月)、目白キャンパス内にある百年館高層棟エントランスをリニューアルし、同日お披露目会を開催した。本リニューアルは、2024年度に開設された建築デザイン学部の記念事業の一環として進められたものであり、建築デザイン学部の妹島和世特別招聘教授を審査委員長として開催された「百年館高層棟エントランス デザインアイデアコンペティション」(2025年2月15日実施)に応募された全11作品のうち、最優秀作「潮流の場~滞留と対流~」のデザインを採用した。

受賞した学生2名は、妹島氏に加え、アドバイザーとしてコンペに参画し、実際の家具制作にも携わった卒業生の山口木材工芸株式会社とともに、約1年をかけて試作・検討を重ねながら、提案内容の具体化を行ってきた。百年館高層棟には大学の大半の事務部署や6つの学科の研究室が集まっており、このエントランスは本学の正面玄関に相当する重要な場所となる。
「潮流の場~滞留と対流~」設計内容
「潮流の場」とは、留まる人の滞在=滞留と、動く人の流れ=対流が交錯することで生まれる、常に変化し続ける空間を指す。水が岩にぶつかり渦や淀みをつくるように、このエントランスも利用者の動きに応じて表情を変えていく。滞留と対流がやわらかく共存することで、偶発的な出会いや交流を促し、新しい関係性が生まれる場となることを意図している。
「座る」「立つ」の2種の滞在行為を成立させるため、1人掛けベンチ、複数人掛けベンチ、ハイテーブルの3種類の家具をデザイン。合計13点をエントランスに点在させ、人の動きと活動を受け入れる空間構成をつくり上げた。

● 1人掛けベンチ
待合や作業など多様な用途を受け入れる家具。一般的な1人掛け椅子よりも広く、書物を広げる、荷物を置くなど様々な行動に対応する。2種類のベンチには水をイメージしたブルーの座面を使用。
● 複数人掛けベンチ
長期滞在を促すデザイン。「くの字」に曲げた平面により、
内側:複数人が賑やかに集う場
外側:一人で静かに過ごす場
を同時に成立させる。
● ハイテーブル
立ったままの作業やミーティングを可能にし、新たなラーニング・コモンズとして機能する。立位の自然な肘掛け高さである1000mmに設定。

■ 受賞学生コメント
● 苅部珠子さん(家政学部住居学科4年)
「意匠としての希望と、強度など実務的に求められる要件をすり合わせていく経験はこれまでになく、とても興味深く、また大きな学びとなりました。今回の貴重な経験を通して、自分が社会に出て建築に携わっていく姿を、より具体的に思い描けるようになったと感じています。」
● 武富零央さん(家政学部住居学科4年)
「今回、私たちの提案が当初のイメージにできる限り近い形で実現できたことを、大変うれしく思っています。提案を実物化できた機会は得難く、強度や納まりなど技術的な面では山口様をはじめ多くの方々に支えていただきました。心より感謝するとともに、大きな学びを得ました。今後、この場が使われ方の中で育っていくことを期待しています。」
※「建築デザイン学部」は「家政学部住居学科」を前身として2024年4月に開設。

■ 妹島和世 特別招聘教授コメント
「完成した家具の置かれたエントランス空間を目にして、『滞留』と『対流』という考え方がこの場所にふさわしいものだと、改めて実感しました。それぞれの家具はいろんな使い方に合わせて移動がしやすいため、並べ方によってエントランス空間が大きく変わります。『この場所にどのような空間をつくっていくのか』を学生たち自身が感じ、考えられる家具になっているのではないでしょうか。これからどのように使われていくのか、とても楽しみです。設計したお二人には、今後もものづくりに励んでいってほしいと思います。」

コンペレポート
https://www3.jwu.ac.jp/fc/public/architecture_and_design_special/05/index.html




2025年2月13日木曜日

「ミラタップデザインアワード2024」表彰式

住宅設備機器のネット販売を行う株式会社ミラタップが9回目となる「ミラタップデザインアワード2024」表彰式を2月7日に行われた。

施工事例部門は171作品、プロダクトデザイン部門では272作品、計443作品の応募があり、昨年12月に行われた審査によって、今回の各入賞作品が発表された。また、今回から審査委員に施工事例部門では永山祐子氏、プロダクトデザイン部門では橋田規子氏が新たに加わるなど、新たな装いで行われたコンテストであったことも紹介された。

施工事例部門の審査委員長である藤本壮介氏は、「年々作品のレベルが上がっていることを実感した。」ということで、その中で最優秀賞「阿品の家」は、多くの作品の中で群を抜いていたということを講評された。

結果発表の詳細は、同社デザインアワード特設HP内と、施工事例部門では「新建築」3月号、プロダクトデザイン部門では「Casa BRUTUS」4月号にて、それぞれ紹介される。

ミラタップデザインアワード特設ホームページ https://info.miratap.co.jp/designaward/

2024年7月18日木曜日

第11回POLUS-ポラス-学生・建築デザインコンペティション 公開審査会 最優秀賞決定

  ポラスグループのポラス(埼玉県越谷市、中内晃次郎代表)は、埼玉県越谷市のポラテック本社ビルで、「第11回POLUS-ポラス-学生・建築デザインコンペティション」の公開審査会と表彰式を開いた。 

 


 

最終選考作品5組のプレゼンテーションを経て、最優秀賞は、芝浦工業大学 末松拓海氏・中林由香氏2人の共作「原子たちのための家」が、優秀賞には北海道大学大学院 茂崎秀祐氏・中野文氏の「自動記述的なカタチの重なり」が選ばれた。 

 

最優秀賞 「原子たちのための家」

優秀賞 「自動記述的なカタチの重なり」

 

 
 コンペは「個が際立つ新しいシェアのまち」をテーマに、応募総数610点から最優秀賞と優秀賞を各1点、入選を3点、佳作を5点選び表彰した。