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2026年9月8日火曜日

【豊橋市】学生の提案を元に事業化された「つつじが丘保育園整備事業」が全建賞を受賞

豊橋市が整備した「つつじが丘保育園整備事業」が、一般社団法人全日本建設技術協会(全建)の2025年度全建賞(インフラ整備の事業または施策の部・建築部門)を受賞した。全建賞は国や地方自治体、公社などが実施した優れた事業や施策を表彰するもので、建設技術の創意工夫や事業手法、公共事業への理解促進などの観点から選考される。今年度は全国268事業の応募の中から70事業が選ばれ、同事業もその一つとして評価を受けた。
受賞対象となったつつじが丘保育園は、老朽化した新吉保育園の移転整備事業として、豊橋市佐藤五丁目に建設され、2025年春に開園した。最大の特徴は、全国の学生から建築アイデアを募る「とよはし公共建築学生チャレンジコンペティション」を活用して計画が進められた点にある。2022年度に実施したコンペには全国から114組の学生が参加し、選ばれた提案をもとに事業化。採用された学生自身も保育士らとの意見交換や設計検討に参加し、公共建築の企画・設計プロセスに主体的に関わった。
建物は「風土の中のさんぽミチ」をコンセプトに計画された木造2階建て。園舎中央の中庭を囲むように縁側空間「さんぽミチ」を配置し、深い軒によって日差しや雨を遮りながら、多様な保育活動に対応できる半屋外空間を実現した。屋内外を緩やかにつなぐ構成により、子どもたちが自由に行き来できる環境を整えている。

また、建設には東三河産材を中心とした国産木材を積極的に採用し、地域の自然や気候を取り込む建築を目指した。高さを抑えた連続する切妻屋根の外観は周辺住宅地の景観に調和しながら、新たな地域の風景形成にも寄与している。

今回の受賞では、学生提案を起点に実際の公共建築へと発展させた先進的な事業手法に加え、地域材の活用や、子どもの自発的な活動を促す保育空間の実現が高く評価された。公共建築を行政や設計者だけでなく、将来の建築人材や地域とともに創り上げる新たな取り組みとしても注目を集めそうだ。

2026年2月20日金曜日

第3回「みんなの建築大賞」大賞、推薦委員会ベスト1、JINS賞など決定

みんなの建築大賞推薦委員会(委員長:五十嵐太郎/東北大学大学院教授)が文化庁およびジンズ(JINS)の協力を得て実施した「みんなの建築大賞2026」において、一般投票の結果、EXPO2025大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン「null²」が「大賞」に選ばれた。また、「推薦委員会ベスト1」に同万博の「大屋根リング」、今回から新設された「JINS賞」には、「ラビットホール」が選定された。さらに、戦後建築の活用提案において新たな方向性を示したことを称えて、「旧香川県立体育館再生計画」に「特別賞」を授与することにした。
「みんなの建築大賞」は建築を伝える立場のプロ約30人(推薦委員会)が、一般投票をまじえて選定する建築アワード2024年に第1回が開催。第一段階として推薦委員会が前年中に完成・発表された建築の中から「世の中に向けて熱く伝えたい建築」10件を選び、これを「この建築がすごいベスト10」として発表。その10件を「X」「Instagram」「Googleフォーム」上に掲載し、2026年2月1日~10日の投票期間に、「いいね」の数が最も多かったものを「大賞」に選出した。(総投票数は28,850(昨年:12,963)、大賞の「null²」は13,750。)
「JINS賞」はジンズホールディングス代表取締役会長CEOの田中仁氏がノミネート10施設のなかから選定する賞で今年から新設された。
▲<大賞>
null²/落合陽一、ノイズ(NOIZ)、フジタ・大和リース特定建設工事共同企業体、乃村工藝社、ワウ(WOW)、アスラテック ほか
(写真 上:磯達雄、下:平塚桂)
▲<推薦委員会ベスト1>
大屋根リング/藤本壮介、忽那裕樹、東海林弘靖、東畑・梓設計JV、大林組、清水建設、竹中工務店
(写真 上:菅原由依子、下:加藤純)
▲<JINS賞>
ラビットホール/青木淳@AS
(写真 上:白井良邦、下:倉方俊輔)
▲<特別賞>
旧香川県立体育館再生計画/旧香川県立体育館再生委員会
(写真:旧香川県立体育館再生委員会)

●第一段階で推薦委員会が選出した<この建築がすごいベスト10>は下記の通り。
(掲載は施設名の50音順、施設名の後は主たる設計者)
1)大屋根リング/ 藤本壮介、忽那裕樹、東海林弘靖、東畑・梓設計JV、大林組、清水建設、竹中工務店
2)霞ケ浦どうぶつとみんなのいえ/髙橋一平建築事務所
3)Ginza Sony Park/Ginza Sony Park Project、荒木信雄、石本建築事務所、竹中工務店
4)東海国立大学機構Common Nexus/小堀哲夫建築設計事務所
5)ド・ロさまと歩くミュージアム 大平作業場跡/文化財保存計画協会、D4H
6)ニシイケバレイ/須藤剛建築設計事務所
7)null²/落合陽一、ノイズ(NOIZ)、フジタ・大和リース特定建設工事共同企業体、乃村工藝社、ワウ(WOW)、アスラテック ほか
8)広島駅南口ビル/西日本旅客鉄道、ジェイアール西日本コンサルタンツ、東畑建築事務所、SUPPOSE DESIGN OFFICE、大林組、広成建設
9)横浜美術館 空間構築/乾久美子建築設計事務所、菊地敦己事務所
10)ラビットホール/青木淳@AS

2025年7月1日火曜日

VUILDの「学ぶ、学び舎」が、ドイツ「iF DESIGN AWARD Gold」を受賞

 VUILD株式会社が手掛けた「学ぶ、学び舎(The Learning Architecture for Learners)」が、ドイツのiF International Forum Design GmbH(アイエフ インターナショナル フォーラム デザイン)によって1954年に設立されて以来、国際的に権威あるデザイン賞として広く認知されている。「iF DESIGN AWARD 2025」において、最高賞である「iF DESIGN AWARD Gold」を受賞した。
最高賞である「iF Gold Award」には、世界66の国と地域から寄せられた約11,000件の応募デザインのうち、わずか75件しか選出されず、その中で建築作品での受賞は3作品のみだった。
Photo Takumi Ota 
⚫︎審査員評価コメント
「学ぶ、学び舎」は、コンクリートと木材を組み合わせ、交流を自然に生むダイナミックな空間を作り出している驚くほど革新的な作品だ。屋根の構造は歩行可能な形状となっており、身近な素材を使って示唆に富んだ新しいものを作ることの重要性を讃えている。息をのむような美しさ!
 
⚫︎受賞作品について
作品名:「学ぶ、学び舎(まなぶ、まなびや)」東京学芸大学EXPG棟 
英名:The Learning Architecture for Learners
施設所在地:東京都小金井市貫井北町4-1-1
クライアント:MISTLETOE JAPAN inc.
概要:次世代の学びを探求するプロジェクトとして建設された教育インキュベーション施設。CNC加工された葉脈状梁やパネルをコンクリートの型枠として使用し、仕上げを兼ねた「打ち込み型枠」として残す。これを主要構造体として機能させ、建築として使用した前例のない構造物である。建物内にはこの型枠を加工したCNC加工機が設置され、先端製造技術を誰でも体験することができる開放的な施設として活用されており、 必要な空間や場を、利用者が都度拡張していくというオープンエンドな建築となっている。
 
<クレジット>
建築設計:VUILD
(担当/秋吉浩気・中澤宏行・篠原岳(元所員)・伊勢坊健太・高野和哉(元所員))
構造設計:佐藤淳構造設計事務所
(担当/佐藤淳・本田幾久世(元所員)・末廣康介・下田悠太)
環境設備:Arup
(担当/菅健太郎・大江晴天(元所員)・土井豊希)
照明:TILe
(担当/岩壁泰良)
監理:VUILD
(担当/秋吉浩気・中澤宏行・篠原岳(元所員)・伊勢坊健太)
施工:アトリエ海 
(担当/佐々木君吉・田中岳(鉄建建設より出向)
木材加工:VUILD 
( 担当/花田康史・小西陽二・野田慎治(元所員)
生産設計アドバイス:ヴィック
(担当/渡辺 健児・石原隆裕)
電気:大東電設
(担当/片岡雅生)
 

iF DESIGN AWARD
https://ifdesign.com/

VUILD株式会社

2025年6月18日水曜日

東京都建築士事務所協会「第51回東京建築賞」受賞作品発表

(一社)東京都建築士事務所協会が主催する「第51回東京建築賞」の受賞作品が発表され、6月16日に明治記念館にて表彰式が行われた。
今年から部門の見直しを行ない、戸建住宅部門と共同住宅部門を合わせてひとつの部門とし、住宅部門、一般部門一類、一般部門二類と併せて計3部門に再編されている。
応募された67作品に対し、東京建築賞選考委員会における書類審査を経て、現地審査対象作品として23作品を選出したのち、現地審査が行われ最終委員会にて、以下の通り、受賞作品が決定した。
受賞作品の詳細については、会員誌『コア東京』2025年6月号に掲載。

■東京都建築士事務所協会会長賞
「3rd MINAMI AOYAMA」
(株)三菱地所設計一級建築士事務所
©西川公朗

■東京都知事賞
「MUFG PARK / LIBRARY」
(株)三菱地所設計一級建築士事務所
©吉田写真事務所

■リノベーション賞
「花重リノベーション」*一般部門一類 最優秀賞 重賞
(有)マル・アーキテクチャ一級建築士事務所
「ナミトツキ 大洗の民泊ダイニング」*一般部門一類 優秀賞 重賞
(株)G ARCHITECTS STUDIO 一級建築士事務所/Japan.asset management (株)一級建築士事務所

■新人賞
「残像の家」
(株)ウルトラスタジオ一級建築士事務所

■住宅部門 (住宅部分が70%以上占める戸建住宅および集合住宅)
最優秀賞
「段庭の家」
ニジアーキテクツ一級建築士事務所
優秀賞
「Concrete Log House」
(株)IKAWAYA建築設計一級建築士事務所
「sunny bitters 葉山の住宅」
(株)プラスマイズミアーキテクト一級建築士事務所
「関口の家」
一級建築士事務所川口琢磨建築設計事務所
奨励賞
「鵠沼の家」
(株)OFFICE YANO 矢野建築設計事務所一級建築士事務所
「代々木参宮橋テラス」
(株)竹中工務店東京一級建築士事務所

■一般部門一類(住宅以外の一般用途の建築作品等 延床面積3,000㎡未満の建築物)
最優秀賞
「花重リノベーション」*リノベーション賞 重賞
(有)マル・アーキテクチャ一級建築士事務所
優秀賞
「ナミトツキ 大洗の民泊ダイニング」*リノベーション賞 重賞
(株)G ARCHITECTS STUDIO 一級建築士事務所/Japan.asset management (株)一級建築士事務所
奨励賞
「URまちとくらしのミュージアム ミュージアム棟」
一級建築士事務所(株)設計組織ADH
「「丸太」と「高床」」
(株)若松均建築設計事務所一級建築士事務所
「REDO JIMBOCHO /神田神保町武田ビル再生」
(株)渡邉明弘建築設計事務所一級建築士事務所

■一般部門二類(住宅以外の一般用途の建築作品等 延床面積3,000㎡以上の建築物)
最優秀賞
「城西大学坂戸キャンパス23号館 (JOSAI HUB)」
(株)日建設計一級建築士事務所
優秀賞
「三菱ケミカル Science & Innovation Center 本棟」
(株)竹中工務店東京一級建築士事務所
「戸田建設株式会社 成田工場」
戸田建設(株)一級建築士事務所
奨励賞
「春日部市新本庁舎」
(株)久米設計一級建築士事務所
「ジンズホールディングス東京本社」
(株)髙濱史子小松智彦建築設計一級建築士事務所
「ジューテック本社ビル」
鹿島建設(株)一級建築士事務所

第51回東京建築賞 選考委員会
委員長
古谷 誠章(早稲田大学栄誉フェロー)
副委員長
宮原 浩輔((株)山田守建築事務所代表取締役社長)
委員(五十音順)
青木 成昭(東京都都市整備局市街地建築部長)
赤松 佳珠子((株)シーラカンスアンドアソシエイツ 代表取締役、パートナー/法政大学デザイン工学部教授)
伊香賀 俊治(慶應義塾大学名誉教授 (一財)住宅・建築 SDGs 推進センター理事長)
石井 秀樹(石井秀樹建築設計事務所(株)代表取締役)
奥野 親正((株)久米設計環境技術本部 構造設計室室長)
北 典夫(鹿島設計(株)専務執行役員 建築設計本部長)
篠﨑 淳((株)日本設計代表取締役社長)
手塚 由比((株)手塚建築研究所代表取術役)
永池 雅人(株)梓設計技術顧問)
原田 真宏(芝浦工業大学建築学部建築学科教授/MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO主宰)

2025年5月19日月曜日

第34回村野藤吾賞授賞式および受賞記念パーティ開催

第34回村野藤吾賞*の授賞式および受賞記念パーティが村野藤吾の生誕記念日賞の5月15日(木)に国際文化会館にて開催された。
受賞した「シェルターインクルーシブプレイス コパル (山形市南部児童遊戯施設)」を設計した大西麻貴氏(所用により欠席)と百田有希氏に賞状と村野藤吾の肖像を刻んだ銀製のメダルが村野藤吾記念会代表の古谷誠章氏より授与された。
*村野藤吾賞は日本現代建築に多大な功績を残した建築家・村野藤吾を記念し、建築界に感銘を与えた建築作品を設計した建築家を毎年ひとり選んで与える賞。
▲左:百田有希氏、右:古谷誠章氏
▲受賞者に授与された賞状と記念メダル

大西氏のビデオメッセージと百田氏の挨拶では、「シェルターインクルーシブプレイス コパル (山形市南部児童遊戯施設)」は、PFI方式のチームとして取り組んできたプロジェクトなので自分たちだけでなくチームで受賞した賞だと話し、百田氏より当日来場していた建設・運営・維持管理に関わる方を紹介し、それぞれのエピソードが語られた。
▲大西麻貴氏からのビデオメッセージ
▲百田氏とコパルのプロジェクトに関わった方々

また、6月7日(土)には、村野藤吾のゆかりの地である宝塚の「宝塚市庁舎(1980年竣工)」にて、受賞記念講演会が行われる。参加無料で事前申込なしの定員先着順。詳細は公式サイトに記載。

2025年4月1日火曜日

第34回村野藤吾賞、「シェルターインクルーシブプレイス コパル」設計の大西麻貴氏と百田有希氏が受賞

日本の現代建築に多大な功績を残した建築家・村野藤吾を記念し、建築界に感銘を与えた建築作品を設計した建築家を毎年ひとり選んで与える賞、村野藤吾賞。その第34回村野藤吾賞に「シェルターインクルーシブプレイス コパル(山形市南部児童遊戯施設)」を設計した、大西麻貴氏と百田有希氏(大西麻貴+百田有希/o+h)が選ばれた。
大西麻貴氏(左)、百田有希氏(右)
 提供:大西麻貴+百田有希/o+h

「シェルターインクルーシブプレイス コパル」(山形市南部児童遊戯施設)は、山形市による子育て環境整備の一環としてPFI事業として建設、運営される児童遊戯施設で2022年4月に開館。
雨天時や冬期間に子どもたちが生き生きと遊べる施設であるとともに、子育て相談や、保護者が交流できる機能を備える子育て支援の拠点として整備された。インクルーシブをテーマに、障がい者を含むすべての子どもたちに開かれた場づくりが目指され、車椅子に対応したスロープにより体育館と大型遊戯場をひとつながりの空間として回遊できる計画となっている。
「シェルターインクルーシブプレイスコパル」内観 ©copal
「シェルターインクルーシブプレイスコパル」外観 ©copal

選考委員会では、「建築界に感銘を与えた建築作品を設計した建築家」を顕彰する村野藤吾賞のの意義として「建築が追求すべきこと」、「建築家として新しいことに挑戦する姿勢」をいかに考えるかなど活発な意見が交わされ、議論の上、受賞者が決定した。
授賞式は5月15日に国際文化会館にて開催予定(受賞者及び関係者のみ)。

2025年2月12日水曜日

第2回「みんなの建築大賞」大賞および推薦委員会ベスト1が決定

みんなの建築大賞推薦委員会(委員長:五十嵐太郎)が文化庁およびジンズ(JINS)協力のもとで実施した「みんなの建築大賞2025」で大賞を「茨木市文化・子育て複合施設 おにクル(以下、おにクル)」(設計:伊東豊雄建築設計事務所竹中工務店JV)に、推薦委員会ベスト1も同施設に授与することを発表した。また今回、一般投票で「おにクル」に次いで2位となった「ジブリパーク 魔女の谷」(設計:スタジオジブリ(デザイン監修)、日本設計)に、<建築>への関心を新たな層に広げたことを称えて特別賞を授与することとした。
▲2/10に開催された授賞式にて
左から倉方俊輔氏(みんなの建築大賞推薦委員会委員長代理、大阪公立大学教授)、國本暁彦氏(竹中工務店大阪本店設計部設計第3部長)、神崎夏子氏(伊東豊雄建築設計事務所)、伊東豊雄氏(伊東豊雄建築設計事務所代表)、大山政彦氏(日本設計建築設計群チーフ・アーキテクト)、西村拓真氏(日本設計建築設計群主管)、山崎智紀氏(国立近現代建築資料館副館長)


「みんなの建築大賞」は、建築を伝える立場のプロ(編集者、研究者、歴史家など)約30人で構成された推薦委員会が、一般投票をまじえて選定する新たな建築アワード。2024年に第1回が開催され今回は2回目。まず、推薦委員会が2024年中に完成・発表された建築の中から「世の中に向けて熱く伝えたい建築」10件を選び、これを<この建築がすごいベスト10>として発表。その10件を「X(旧Twitter)」「instagram」「Googleフォーム」上に掲載し、2025年1/27~2/5の投票期間に、「いいね」の数が最も多かったものを<みんなの建築大賞>に選出した。(総投票数は12,963(昨年:8,570)、大賞の「おにクル」は4,160。)
▲<大賞>および<推薦委員会ベスト1>
茨木市文化・子育て複合施設 おにクル/伊東豊雄建築設計事務所・竹中工務店JV
(写真:森清)
▲<特別賞>
ジブリパーク 魔女の谷/スタジオジブリ(デザイン監修)、日本設計
(写真:宮沢洋)

●第一段階で推薦委員会が選出した<この建築がすごいベスト10>は下記の通り。
 (五十音順、施設名/主たる設計者名)
1)伊豆市津波避難複合施設 テラッセ オレンジ トイ/東京大学今井研究室、日本工営都市空間
2)茨木市文化・子育て複合施設 おにクル/伊東豊雄建築設計事務所・竹中工務店JV
3)エバーフィールド木材加工場/アトリエ・シムサ、kittan studio、3916、山田憲明
4)小千谷市ひと・まち・文化共創拠点 ホントカ。/平田晃久建築設計事務所
5)グラングリーン大阪/日建設計、三菱地所設計、大林組、竹中工務店、SANAA、GGN
6)ジブリパーク 魔女の谷/スタジオジブリ(デザイン監修)、日本設計
7)2m26 Atelier/セバスチャン・ルノー、メラニー・へレスバック/2m26
8)豊田市博物館/坂茂建築設計
9)ポーラ青山ビルディングおよび土浦亀城邸復原・移築/安田アトリエ、久米設計
10)まちの保育園 南青山/ALTEMY

2024年10月28日月曜日

【ナニックジャパン株式会社】コミュニケーションとプロダクツの2分野で ウッドデザイン賞2024を受賞

ナニックジャパン株式会社は、一般社団法人日本ウッドデザイン協会が、木を使って様々な社会課題を解決するモノ・コトを表彰し、国内外に発信するための顕彰制度「ウッドデザイン賞」において、森林・林業や地域・社会の持続性を向上させているものが対象となる「ソーシャルデザイン部門」において、コミュニケーションとプロダクツの2分野で2点受賞した事を発表した。

ウッドデザイン賞2024受賞の概要
「自然へのホスピタリティーと森の中の工場」(コミュニケーション分野)
ナニックジャパン株式会社の製品(木製可動ルーバー製品)は、自然からの恵みである「木」を主材料としており、自然へのホスピタリティを基本コンセプトに、自然・生物と共存する健康な森林を再生し、自然環境と一体となる 「森の中の工場」を新設、従業員が働きやすく、そして地域の住民、来訪者にも喜んでもらえる環境を構築。荒廃した森林を自然豊かで健康な森林に再生し、従業員、そして地域住民、来訪者にも自然の恵みを感じ、 喜んでもらえる環境をつくることで、地域社会への貢献につながった事が評価された。

ウッドデザイン賞2024受賞の概要
「国産杉を活用した「スギシリーズ ウッドブラインド」(プロダクツ分野)
「スギシリーズ ウッドブラインド」は、公共施設やオフィス、店舗から住宅まで、あらゆる窓に導入ができ、木づかい心が一目で分かる効果があり、国産木材の利用啓発につながる。各地域の自治体やデベロッパーから、地産地消のニーズが高まる中、指定地域の木材を用いるプロジェクトが増えてきており、対応能力を更に高め積極的に取り組む。「木づかい運動」「ウッド・チェンジ」の主旨に賛同し、我が国の脱炭素化に繋がる「スギシリーズ ウッドブラインド」の普及を通じて、国産木材活用の取り組みを推進している事が評価された。



ウッドデザイン賞

ナニックジャパン株式会社




2024年10月15日火曜日

東京ミッドタウン「TOKYO MIDTOWN AWARD 2024」結果発表、受賞作品展示

東京ミッドタウンが、”「JAPAN VALUE(新しい日本の価値・感性・才能)」を創造・結集し、世界に発信し続ける街”を目指す活動の一環として開催するデザインとアートのコンペティション「TOKYO MIDTOWN AWARD 2024」の受賞作品が発表された。受賞作品は、東京ミッドタウンのプラザ B1にて10/10から11/10までの期間で展示中。

同アワードは、<デザインコンペ>と<アートコンペ>の2部門にて募集。17回目を迎える今年は計1,767点(デザインコンペ:1,410点、アートコンペ:357点)の応募作品の中からグランプリなど全14点の受賞・入選作品を決定した。
<デザインコンペ>では、人の成長に合わせて役割を変化させることができるプロダクト『トイ文具』、<アートコンペ>では、一つ車輪の立体作品「相棒」とそのケースを背負い歩き回る様子の記録映像、ドローイングをあわせて展示した『一周まわる』がグランプリに選出された。
他、受賞作品については下記の通り。
〈デザインコンペ〉テーマ:「とき(時)」
■グランプリ(賞金100万円) ※下写真が作品
『トイ文具』福田雄介
■優秀賞(賞金30万円)
『丁寧な退出』nanka/川畑紗希、明石怜旺、児玉菜緒
『me-tronome』若田勇輔、内山智義
■ファイナリスト(賞金5万円)
『灯台と小さな天体』一條遥貴
『循環印』小松崎慎梧
『MapCup』中村 綾
『toki-shirube』Baumkuchen/栗本真亜人・稲葉巧・西門 亮
『ゆっくりドリル』藤森朝子
▲デザインコンペ グランプリ『トイ文具』福田雄介

〈アートコンペ〉テーマ:応募者が自由に設定
■グランプリ(賞金100万円) ※下写真が作品
『一周まわる』さとうくみ子
■準グランプリ(賞金50万円)
『You and me and everyone we have met』Sareena Sattapon
■優秀賞(賞金10万円)
『groveof』大原 由
『静と動から切り取るリアリティ』何 梓羽
『赤のワンピースを捨てて』まちだリな
『Untitled (Cocoon mechanism)』R E M A
▲アートコンペ グランプリ『一周まわる』さとうくみ子

受賞者に授与されるトロフィーは年度ごとのオリジナルで、今回はデザインコンペの審査員・篠原ともえ氏がデザイン、制作したもの。一枚の紙からアイデアが形になる過程の象徴としてデザインしたトロフィー。北陸復興支援への想いを込め、富山県高岡市の伝統工芸士・職人達と共に創られた。
▲受賞者に授与されたオリジナルのトロフィー

展示期間中、受賞・入選作品の中からお気に入りの作品に投票できる「東京ミッドタウン・オーディエンス賞」を実施。結果は11月下旬に公式サイトにて発表予定。

2024年9月11日水曜日

「第35回高松宮殿下記念世界文化賞」受賞者決定。建築部門は坂 茂氏。

世界の優れた芸術家に贈られる高松宮殿下記念世界文化賞 (公益財団法人 日本美術協会主催)の第35回受賞者が発表され、建築部門では、創造性と革新性で建築に新たな可能性を切り拓き、災害支援において建築家としての新たな役割を実践する坂 茂氏が受賞した。

▲9/10に行われた発表記者会見での坂 茂氏

小学生から高校生までラグビーに親しんだ坂 茂氏は、高校卒業後に渡米し、南カリフォルニア建築大学で学んだ後、ニューヨークのクーパー・ユニオン建築学部に編入。大学の休学中は磯崎新氏の事務所で働き、卒業後、帰国して事務所を開設。アルヴァ・アアルトの展覧会の企画と会場設計をきっかけに紙管を構造に使う開発を始め、建築構造材として紙管を実用化した。1995年には国連難民高等弁務官事務所のコンサルタントとして、ルワンダ難民キャンプのシェルターを紙管で造ったほか、阪神・淡路大震災では仮設住宅を建設。これを機に、ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク(VAN)を立ち上げ、世界の災害地域で建築を通じて難民や被災者の救済を行う。また、うねる集成材と膜材の屋根の『ポンピドー・センター メス』(2010年)や『ラ・セーヌ・ミュジカル』(2017年)、『スウォッチ・オメガ本社』(2019年)など革新的な建築を相次いで設計。プリツカー賞受賞。平時と非常時の両方で建築家としての使命を果たしている。
▲『ポンピドー・センター メス』(2010年)の前で 2024年5月
In front of Centre Pompidou-Metz (2010), May 2024
Photo: Shun Kambe © The Japan Art Association
▲『ラ・セーヌ・ミュジカル』2017年
La seine musicale, 2017
Photo: Shun Kambe © The Japan Art Association
▲『スウォッチ・オメガ』2019年
SWATCH OMEGA, 2019
Photo: Nicolas Grosmond
Courtesy of Shigeru Ban Architect
▲『下瀬美術館』2023年
Simose Art Museum, 2023
Photo: Hiroyuki Hirai
Courtesy of Shigeru Ban Architects

他、各部門の受賞者は下記の通り。
第35回 高松宮殿下記念世界文化賞受賞者※敬称略
■ 絵画部門 ソフィ・カル (フランス)
■ 彫刻部門 ドリス・サルセド (コロンビア)
■ 建築部門 坂 茂 (日本)
■ 音楽部門 マリア・ジョアン・ピレシュ (ポルトガル/スイス)
■ 演劇・映像部門  アン・リー (台湾)
第27回 若手芸術家奨励制度 対象団体
■ コムニタス・サリハラ芸術センター (インドネシア)

授賞式典は、11/19にオークラ東京で行う予定。5部門の受賞者には、それぞれ顕彰メダルと感謝状、賞金1500万円が贈られる。若手芸術家奨励制度の対象団体には、9/10に東京での発表記者会見の席上、奨励金500万円が贈られた。

また、受賞記念建築講演会2024「坂 茂 建築を語る」が11/20に、受賞記念アーティスト・トーク2024「アン・リー監督と映画を語る」が11/21に港区赤坂の鹿島KIビルにて行われる。聴講は事前申込の抽選方式。応募の詳細は公式サイトにて。

2024年6月19日水曜日

東京都建築士事務所協会「第50回東京建築賞」受賞作品発表

(一社)東京都建築士事務所協会が主催する「第50回東京建築賞」の受賞作品が発表され、6月17日に明治記念館にて表彰式が行われた。
応募作品は96作品。東京建築賞選考委員会における書類審査で22作品を選出したのち、現地審査を経て以下の通り、受賞作品が決定した。
受賞作品の詳細については、会員誌『コア東京』2024年6月号及びコア東京Webにて閲覧可能。
▲表彰式の様子(東京都建築士事務所協会会長賞授与)

■東京都建築士事務所協会会長賞
「コードマーク御代田」
株式会社アイダアトリエ一級建築士事務所

©野秋達也

■東京都知事賞
「九段会館テラス」
鹿島建設株式会社一級建築士事務所、株式会社梓設計一級建築士事務所

©川澄・小林研二写真事務所

■リノベーション賞
「歳吉屋–BYAKU Narai–」
株式会社竹中工務店東京一級建築士事務所
「神田錦町オフィスビル再生計画」
株式会社再生建築研究所一級建築士事務所

■新人賞
「House M」
一級建築士事務所鈴木岳彦建築設計事務所

■戸建住宅部門
最優秀賞
「安部邸」
一級建築士事務所針谷將史建築設計事務所
優秀賞
「Uの家」
株式会社アーキペラゴアーキテクツスタジオ一級建築士事務所
奨励賞
「Ten Pillars House」
株式会社アイダアトリエ一級建築士事務所

■共同住宅部門
最優秀賞
「鎌倉アパートメント」
株式会社miCo.一級建築士事務所
優秀賞
「COURT HOUSE 自由が丘」
一級建築士事務所奥野公章建築設計室
奨励賞
「井の頭の連結住居」
一級建築士事務所森吉直剛アトリエ

■一般部門一類
最優秀賞
「歳吉屋–BYAKU Narai–」
株式会社竹中工務店東京一級建築士事務所
優秀賞
「神田錦町オフィスビル再生計画」
株式会社再生建築研究所一級建築士事務所
奨励賞
「松原児童青少年交流センターmiraton(ミラトン)・松原テニスコート」
一級建築士事務所株式会社御手洗龍建築設計事務所

■一般部門二類
最優秀賞
「東京都市大学7号館」
シーラカンスケイアンドエイチ株式会社一級建築士事務所
株式会社東急設計コンサルタント一級建築士事務所
東急建設株式会社一級建築士事務所
優秀賞
「KIND Center」
株式会社渡邉健介建築設計事務所一級建築士事務所
「全薬工業株式会社 研究開発センター」
株式会社日建設計一級建築士事務所

第50回東京建築賞 選考委員会
委員長
古谷 誠章(建築家、早稲田大学教授、NASCA主宰)
副委員長
宮原 浩輔(一般社団法人東京都建築士事務所協会相談役、株式会社山田守建築事務所代表取締役社長)
委員(五十音順)
赤松 佳珠子(建築家、CAtパートナー、法政大学教授)
飯泉 洋(東京都都市整備局市街地建築部長)
伊香賀 俊治(慶應義塾大学名誉教授、一般財団法人住宅・建築SDGs推進センター理事長)
石井 秀樹(建築家、石井秀樹建築設計事務所株式会社代表取締役)
奥野 親正(構造家、株式会社久米設計環境技術本部構造設計室室長)
北 典夫(鹿島建設株式会社建築設計本部長、専務執行役員)
手塚 由比(建築家、株式会社手塚建築研究所代表取締役)
永池 雅人(一般社団法人東京都建築士事務所協会副会長、株式会社梓設計フェロープランナー)
宮崎 浩(建築家、プランツアソシエイツ主宰)
山梨 知彦(建築家、株式会社日建設計チーフデザインオフィサー、常務執行役員)

2024年3月6日水曜日

2023毎日デザイン賞 重松象平氏(建築家)に決まる

この1年間にデザインの全分野において傑出した成果に贈られる「2023毎日デザイン賞」(毎日新聞社主催)の選考委員会が開催され、建築家・重松象平氏の「感性のあるグローバリズム」に決まり、5日発表された。

2023毎日デザイン賞を受賞した重松象平氏 Photography by Vincent Dillio

重松氏はニューヨークを拠点に世界各地で活躍している、今最も注目される建築家の一人。2022年12月から翌年5月に日本で開催された「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展では、その空間デザインを担当。日本の地域性を反映させ、ディオールの世界観を読み解いた幻想的でダイナミックな空間は没入感に満ち、多くの人々を魅了して絶大な人気を博した。また、「虎ノ門ヒルズステーションタワー」(23年10月開業)では、建築デザインを担当し、メトロ新駅直結の駅前広場が一体的に作られ、地下2階から3層にわたっての吹き抜けの大空間や、タワーの最上階にはホールやギャラリーを備えた情報発信拠点「TOKYO NODE」を設けるなど、都市再生の新しいかたちを壮大なスケールで実現した。現在も「江戸東京博物館」の空間デザインなど複数のプロジェクトが進行中で、今後の活躍にますます期待が高まる。

虎ノ門ヒルズ ステーションタワー=Photography by Tomoyuki Kusunose

展覧会「クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ」の会場風景=Photography by Daici Ano Courtesy Dior

●プロフィール

しげまつ・しょうへい/建築家、国際的建築設計事務所OMAのパートナーおよびニューヨーク事務所代表、九州大大学院人間環境学研究院教授、BeCATセンター長

1973年生まれ。96年九州大学工学部建築学科卒後オランダに渡り、98年からOMA に所属。2006 年ニューヨーク事務所代表、08年からパートナー。主な作品に、コーネル大学建築芸術学部新校舎、ケベック国立美術館新館、メトロポリタン美術館の展覧会デザイン、福岡の天神ビジネスセンター、ティファニーの五番街旗艦店など。江戸東京博物館魅力向上空間デザイン、ルイ・ヴィトン世界巡回展デザインなどが進行中。

●選考委員(50音順・敬称略)

齋藤精一(パノラマティクス主宰)/柴田文江(プロダクトデザイナー)/須藤玲子(テキスタイルデザイナー)/永井一史(アートディレクター)/保坂健二朗(滋賀県立美術館ディレクター(館長)

◇毎日デザイン賞 https://macs.mainichi.co.jp/design/m/


2024年2月19日月曜日

第1回「みんなの建築大賞」大賞および推薦委員会ベスト1が決定

みんなの建築大賞推薦委員会(委員長:五十嵐太郎東北大学教授)が文化庁協力のもとに実施した「みんなの建築大賞2024」で、秋吉浩気氏率いるVUILDが設計を担当した「学ぶ、学び舎」(東京学芸大学内)が、一般投票ベスト1である<大賞>に選ばれた。また、推薦委員会は、候補作の選考過程で最も評価の高かった「天神町place」(東京・湯島の集合住宅、設計:伊藤博之建築設計事務所)を<推薦委員会ベスト1>に選定した。

▲2/15に開催された授賞式にて。(左:秋吉浩気氏、右:伊藤博之氏)

「みんなの建築大賞」は、建築を伝える立場のプロ(編集者、研究者、歴史家など)約30人で構成された推薦委員会が、一般投票をまじえて選定する新たな建築アワード。第一段階として推薦委員会が2023年中に完成・発表された建築の中から「世の中に向けて熱く伝えたい建築」10件を選び、これを<この建築がすごいベスト10>として発表。その10件を「X」(旧Twitter)上に掲載し、2024年1/29~2/11の投票期間に、「いいね」の数が最も多かったものを<みんなの建築大賞>に選出した。(総投票数は8,570。大賞のVUILD「学ぶ、学び舎」(東京学芸大学内)は2,143。)
▲<大賞>学ぶ、学び舎/VUILD(写真上:歌津亮悟、下:市川紘司)
▲<推薦委員会ベスト1>天神町place/伊藤博之建築設計事務所(写真2点:歌津亮悟)


●第一段階で推薦委員会が選出した<この建築がすごいベスト10>は下記の通り。
 (五十音順、建築名/主たる設計者名)
 <この建築がすごいベスト10>
1)熊本地震 震災ミュージアム KIOKU/大西麻貴+百田有希/o+h・産紘設計
2)52間の縁側/山﨑健太郎デザインワークショップ
3)後藤邸/後藤武+後藤千恵/後藤武建築設計事務所
4)SIMOSE/坂茂建築設計
5)太宰府天満宮 仮殿/藤本壮介建築設計事務所
6)地中図書館/中村拓志&NAP建築設計事務所
7)天神町place/伊藤博之建築設計事務所
8)庭の床 福武トレスFギャラリー/武井誠+鍋島千恵/TNA
9)花重リノベーション/MARU。Architecture
10)学ぶ、学び舎/VUILD


2022年10月19日水曜日

第33回 高松宮殿下記念世界文化賞 受賞者合同記者会見・個別懇談会開催

世界の優れた芸術家に贈られる高松宮殿下記念世界文化賞(公益財団法人 日本美術協会主催)の第33回受賞者と同賞国際顧問による合同記者会見が18日、東京・虎ノ門のホテルオークラ東京にて行われた。
建築部門で受賞したSANAAの妹島和世氏と西沢立衛氏は、「建築は私たち二人だけでなく、多くの方が関わりチームでつくっていくもの。設計をする機会を与えてくれるクライアント、構造・設備・ランドスケープなどの協力会社、事務所のスタッフたち、関わってきたすべての方に感謝したい。」「これからも多様な人と一緒に過ごせる建築、地域の人に受け入れてもらえるような建築をつくっていきたい。」と喜びの言葉を述べた。
また、昨年は新型コロナウィルス感染防止のため、記者会見・授賞式典等の行事が中止となり、来日出来なかった第32回の建築部門の受賞者、グレン・マーカット氏も記者会見に参加した。 
▲第33回受賞者の記念撮影
中央の二人が建築部門受賞者SANAAの妹島和世氏(右)と西沢立衛氏(左)
▲前列は国際顧問と名誉顧問
2列目左が第32回の建築部門の受賞者、グレン・マーカット氏
▲建築部門個別懇談会の様子

SANAAの近作としては、2022年12月に一般公開の予定の『シドニー・モダン・プロジェクト』ニューサウスウェールズ州立美術館の増築、同じ頃にイスラエルの『ベツァルエル美術デザイン学院 新キャンパス』が竣工予定。国内だと今年の春から着工(2024年竣工予定)している『新香川県立体育館』が進行中。
建築部門の記念講演会は、明日20日には鹿島KIビルにて開催される。

他、各部門の受賞者は下記の通り。
第33回 高松宮殿下記念世界文化賞受賞者
■ 絵画部門 ジュリオ・パオリーニ  (イタリア)
■ 彫刻部門 アイ・ウェイウェイ  (中国)
■ 建築部門 妹島和世+西沢立衛/SANAA  (日本)
■ 音楽部門 クリスチャン・ツィメルマン  (ポーランド/スイス)
■ 演劇・映像部門  ヴィム・ヴェンダース  (ドイツ)
第25回 若手芸術家奨励制度 対象団体
■ クロンベルク・アカデミー財団  (ドイツ)