東リ株式会社(本社:兵庫県伊丹市 代表取締役社長:永嶋元博)は、今夏発売予定の新製品を発表した。
タイルカーペット「GXシリーズ」において、“クラフト”をデザインテーマとした4柄が登場、さらに同じデザインテーマで置敷きビニル床タイルを開発し、異素材での貼り合わせを提案した「クラフトブレンドシリーズ」として発売する。
トイレ空間に特化した防滑性ビニル床シート「消臭NSトワレNW」の新柄新色を発売。ビニル床タイルのサンプル帳『タイルコレクション2019-2022』を発刊する。
新製品及びサンプル帳は7月26日発売・発刊予定。
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2019年6月28日金曜日
住宅建築賞2019入賞作品展
AGC Studio(2階)にて開催中の「住宅建築賞2019入賞作品展」へ。
本展では、一般社団法人 東京建築士会主催の「住宅建築賞2019」の入賞作品5点をパネルと模型により展示。
本展では、一般社団法人 東京建築士会主催の「住宅建築賞2019」の入賞作品5点をパネルと模型により展示。
「住宅建築賞」は新人建築家の登竜門として定着しており、その入賞作品を通して住宅建築に対する理解をさらに深め、近年多様化している「すまい」の新しい可能性を見出そうとするもの。
この住宅建築賞の入賞作品を公開展示することにより、建築に携わる方々への新鮮な刺激とし、より多くの人々に建築文化を広げる機会となればと考えられている。
応募作品は原則として最近3年以内に竣工し、東京圏に建つ一戸建住宅、集合住宅及び併用住宅等(大幅な増改築、公共の建築も含む)を募集。書類による第一次審査と現地審査による第二次審査により受賞作品を決定する。
この住宅建築賞の入賞作品を公開展示することにより、建築に携わる方々への新鮮な刺激とし、より多くの人々に建築文化を広げる機会となればと考えられている。
応募作品は原則として最近3年以内に竣工し、東京圏に建つ一戸建住宅、集合住宅及び併用住宅等(大幅な増改築、公共の建築も含む)を募集。書類による第一次審査と現地審査による第二次審査により受賞作品を決定する。
審査員長を乾久美子氏、審査員を青木淳氏、中川エリカ氏、長谷川豪氏、福島加津也氏が務め、応募作品は69点だった。
表彰式の様子はこちら。
住宅建築賞 金賞「筑西の住宅」(茨城県)/伊藤 暁(株式会社伊藤暁建築設計事務所)
住宅建築賞「ヴィラ・ポタジェ」(埼玉県)/平井 政俊(平井政俊建築設計事務所)+關本 丹青
住宅建築賞「ミナガワビレッジ」(東京都)/神本 豊秋(株式会社再生建築研究所)
住宅建築賞「コート・ハウス」(埼玉県)/田村 裕希+松岡 聡(一級建築士事務所松岡聡田村裕希)
展示は7月5日(金)まで。
詳細はこちらを参照のこと。
なお同会場では「EMERGENCE OF FORM MILAN DESIGN WEEK 2019 TOKYO EDITION」も開催中。
ラベル:
architecture,
event
2019年6月27日木曜日
日本のグラフィックデザイン2019
東京ミッドタウン・デザインハブにて開催中の「日本のグラフィックデザイン2019」展へ。
会員約3,000名を擁するアジア最大級のデザイン団体、日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)が、1981年より発行を続ける年鑑『Graphic Design in Japan』。2019年版の発行を記念して、掲載作品の中から約 300 点を実物とモニタで展示。
身近な雑貨から、書籍、商品パッケージ、シンボル・ロゴ、ポスター、ウェブサイト、映像、展覧会やショップの空間デザインに至るまで、世界でも評価の高い日本のグラフィックデザインの現在が見られる。
会員約3,000名を擁するアジア最大級のデザイン団体、日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)が、1981年より発行を続ける年鑑『Graphic Design in Japan』。2019年版の発行を記念して、掲載作品の中から約 300 点を実物とモニタで展示。
身近な雑貨から、書籍、商品パッケージ、シンボル・ロゴ、ポスター、ウェブサイト、映像、展覧会やショップの空間デザインに至るまで、世界でも評価の高い日本のグラフィックデザインの現在が見られる。
年鑑『Graphic Design In Japan 2019』は、厳正な選考を通過した約600作品(1,500図版)を掲載。世界でも評価の高い日本のグラフィックデザインの現在を伝えつつ、データベース性も持たせた、実用性の高いデザイン年鑑。
収録内容
カテゴリー:ポスター/ジェネラルグラフィック/CI・VI・シンボルロゴ・タイプフェイス/ブック・エディトリアル/パッケージ/新聞広告・雑誌広告/環境・空間/インタラクティブデザイン/映像/複合
カテゴリー:ポスター/ジェネラルグラフィック/CI・VI・シンボルロゴ・タイプフェイス/ブック・エディトリアル/パッケージ/新聞広告・雑誌広告/環境・空間/インタラクティブデザイン/映像/複合
展示は8月7日(水)まで。
会期中、グラフィックデザイナー・アートディレクター等によるトークイベントを開催。詳細はこちらを参照のこと。
2019年6月24日月曜日
「Ota Art Archives(OAA) #1 青山悟」展
KOCA(コーカ)にて開催中の「Ota Art Archives(OAA) #1 青山悟」展へ。
KOCAは、今年4月1日に開業した京急梅屋敷駅高架下「梅森プラットフォーム」内にあるインキュベーションスペース。
内覧会の様子はこちらで紹介しているので参考のこと。
本展では、大田区に長年スタジオを構える美術作家、青山悟氏がKOCAにスタジオを一時的に移して、10月のミヅマアートギャラリーでの個展に向けた作品等を公開制作する。
ここを実験場として、ゲスト作家とのコラボレーション、未発表作、アイディアスケッチなどを展開。
工業用ミシンを用いて、近代化以降変容し続ける人間性や労働の価値を問い続けながら、刺繍というメディアの枠を拡張させる作品を数々発表してきた青山氏。
近年では17年に個展「News From Nowhere」(ミヅマアートギャラリー、東京)を開催したほか、「ヨコハマトリエンナーレ」(2017)や「Unfolding: Fabric of Our Life」(2019、Center for Heritage Arts & Textile、香港)などの芸術祭やグループ展にも参加している。
展示は7月19日(金)まで。
詳細はこちら。
左手にあるのは「《アーティストたちの世界地図 (ドローイング)》 2014−」 |
内覧会の様子はこちらで紹介しているので参考のこと。
本展では、大田区に長年スタジオを構える美術作家、青山悟氏がKOCAにスタジオを一時的に移して、10月のミヅマアートギャラリーでの個展に向けた作品等を公開制作する。
ここを実験場として、ゲスト作家とのコラボレーション、未発表作、アイディアスケッチなどを展開。
《Sewing Machine with Red Stitch》2019 |
工業用ミシンを用いて、近代化以降変容し続ける人間性や労働の価値を問い続けながら、刺繍というメディアの枠を拡張させる作品を数々発表してきた青山氏。
近年では17年に個展「News From Nowhere」(ミヅマアートギャラリー、東京)を開催したほか、「ヨコハマトリエンナーレ」(2017)や「Unfolding: Fabric of Our Life」(2019、Center for Heritage Arts & Textile、香港)などの芸術祭やグループ展にも参加している。
展示は7月19日(金)まで。
詳細はこちら。
2019年6月18日火曜日
「自生するデザインの内側」展
Creative Lounge MOV aiiima 1にて6月11日(火)~6月16日(日)にて開催された「自生するデザインの内側」展へ。
作品が生まれるプロセスや、制作の芯にある言葉が抽出され、普段は見られない「自生するデザインの内側」が覗ける展示になっている。
※ZINEは下記のサイトで販売中。部数に限りがあります。予めご了承ください。
https://jisei.stores.jp
本展は、今年の4月から5月にかけて開催した「自生するデザイン」展(デザインギャラリー1953)に合わせて制作したZINEの発売を記念して行う、スピンオフ展覧会。
「自生するデザインの内側」と題し、TAKT PROJECT、we+、YOYの三組のデザインスタジオ、それぞれの「自生(=受注を前提としないデザインのあり方)」に対する姿勢や考え方を、今年のミラノデザインウィークで発表した作品の制作プロセスと合わせて展示。
「自生するデザインの内側」と題し、TAKT PROJECT、we+、YOYの三組のデザインスタジオ、それぞれの「自生(=受注を前提としないデザインのあり方)」に対する姿勢や考え方を、今年のミラノデザインウィークで発表した作品の制作プロセスと合わせて展示。
作品が生まれるプロセスや、制作の芯にある言葉が抽出され、普段は見られない「自生するデザインの内側」が覗ける展示になっている。
※ZINEは下記のサイトで販売中。部数に限りがあります。予めご了承ください。
https://jisei.stores.jp
ラベル:
展示会
2019年6月17日月曜日
EMERGENCE OF FORM MILAN DESIGN WEEK 2019 TOKYO EDITION
AGC Studioにて開催中の「EMERGENCE OF FORM MILAN DESIGN WEEK 2019 TOKYO EDITION」へ。
AGCは、毎年4月にイタリア・ミラノで開催される世界最大規模のデザインの祭典「ミラノデザインウィーク」に2015年から連続出展している。5年目となる今年は、AGCが保有する多彩な素材と幅広い成型加工技術にフォーカスし、インスタレーション「Emergence of Form」(うまれるかたち)を披露。
本展ではその帰国展として、ミラノでの展示内容を再構成して紹介。多くの用途でニーズの高いガラスの成型加工技術と、3Dプリンター用セラミックスによる機能性造形体を用いた、”見たことのない形”への挑戦を体感できる。
<「BUBBLES」ガラスのシャボン玉>
鉄道車両や自動車のフロントガラス成形時に用いられる大型のガラス成形技術。部分的に熱を加えることで曲面を正確に成形するこの技術を用い、ガラス製の大きなシャボン玉を製作。通常モビリティでは1枚のガラス全体を大きなカーブ形状に成形するが、今回ミラノで展示した「BUBBLES」は平面を残したままガラスの一部を突出させることで技術の面白さや発展性を表現した。
<「RIPPLES」セラミックスの水路>
ガラスを熔解する窯はセラミックスの煉瓦で作られているため、AGCはセラミックスの研究や素材開発を続けている。最新のセラミックス成形材料である「Brightorb🄬」と3Dプリンティング技術の融合により、3Dプリンターでセラミックスの最終製品を作ることができた。水の波紋をプログラミングし一瞬の静止した波紋を再現した作品が本作。3Dプリントで成形後、長崎の窯元で釉薬を掛け焼き上げている。
2階では「ミラノデザインウィーク」でのインスタレーションの初期イメージスケッチや会場模型を展示。
関連イベントも開催される。詳細はこちらを参照のこと。
また、19日(水)からは「東京建築士会 住宅建築賞2019 入賞作品展」が同会場2階にて開催予定。
本展ではその帰国展として、ミラノでの展示内容を再構成して紹介。多くの用途でニーズの高いガラスの成型加工技術と、3Dプリンター用セラミックスによる機能性造形体を用いた、”見たことのない形”への挑戦を体感できる。
<「BUBBLES」ガラスのシャボン玉>
鉄道車両や自動車のフロントガラス成形時に用いられる大型のガラス成形技術。部分的に熱を加えることで曲面を正確に成形するこの技術を用い、ガラス製の大きなシャボン玉を製作。通常モビリティでは1枚のガラス全体を大きなカーブ形状に成形するが、今回ミラノで展示した「BUBBLES」は平面を残したままガラスの一部を突出させることで技術の面白さや発展性を表現した。
<「RIPPLES」セラミックスの水路>
ガラスを熔解する窯はセラミックスの煉瓦で作られているため、AGCはセラミックスの研究や素材開発を続けている。最新のセラミックス成形材料である「Brightorb🄬」と3Dプリンティング技術の融合により、3Dプリンターでセラミックスの最終製品を作ることができた。水の波紋をプログラミングし一瞬の静止した波紋を再現した作品が本作。3Dプリントで成形後、長崎の窯元で釉薬を掛け焼き上げている。
2階では「ミラノデザインウィーク」でのインスタレーションの初期イメージスケッチや会場模型を展示。
関連イベントも開催される。詳細はこちらを参照のこと。
また、19日(水)からは「東京建築士会 住宅建築賞2019 入賞作品展」が同会場2階にて開催予定。
ラベル:
展示会
2019年6月14日金曜日
台所見聞録-人と暮らしの万華鏡-
LIXILギャラリーにて開催中の「台所見聞録-人と暮らしの万華鏡-」へ。
住まいに欠かせない、生きるための空間「台所」。食物を扱うため、その土地の気候風土や文化とも密接に関わり、また働く場として機能性を求めた変化もみられる場所。
本展は、建築家と研究者による調査研究を見聞録に見立て、世界の伝統的な台所と近代日本における台所改革の様子を、再現模型や図版、日本の家政書など約90点の資料で展観し、人々が求めてきた理想の台所像を再考する。
建築家の宮崎玲子氏は、世界の伝統的な台所を約半世紀にわたり調査し、これまで訪れた約50ヶ所の記録を世界地図にプロットすることで、北緯40度を境に南北で「火」と「水」の使い方に特徴があることを見出した。
北は鍋を吊り、南は鍋を置く文化圏であることに加え、北では水を使うことが少ないので流しが主役にならず、南では洗う頻度が高いため台所では大量の水を使うことを前提にした設えになっている。この違いは気候風土によるもの。
また、宮崎氏のもう一つの大きな成果物は、調査後に制作された各地域の伝統的住まいの模型(1/10)。
日本の台所は、明治・大正・昭和にかけて、激変する。
神奈川大学特別助教の須崎文代氏は、西洋の影響を受け急速に近代化された台所について、高等女学校の「家事教科書」に着目、収集し、実証的に研究した。その研究から「立働」「衛生」「利便」という3つの理念が当時の台所改革のテーマであったことを確認。
世界各地の伝統的な台所に目をむけた俯瞰的見聞、日本の近代という時間軸で捉えた台所見聞の記録は、人の暮らしに必要不可欠な空間における適材適所の多様性と人々の創意工夫の積み重ねがあることを私たちに伝える。
明治以降、台所空間は「明るく」「換気良く」「掃除に便に」という目標が掲げられた。このような状況下で生まれたのがステンレスの流し。ステンレスは錆に強く、耐久性があることから戦前期より国内外の流しの素材に使用されてきた。日本では、技術革新によって溶接しない一体型の深絞り加工が開発され日本住宅公団に採用される。
理想の台所を求めて、古今東西に広がる小さな空間へと誘う本展は8月24日(土)まで。
詳細はこちらを参照のこと。
住まいに欠かせない、生きるための空間「台所」。食物を扱うため、その土地の気候風土や文化とも密接に関わり、また働く場として機能性を求めた変化もみられる場所。
本展は、建築家と研究者による調査研究を見聞録に見立て、世界の伝統的な台所と近代日本における台所改革の様子を、再現模型や図版、日本の家政書など約90点の資料で展観し、人々が求めてきた理想の台所像を再考する。
宮崎氏の訪問した主な台所<伝統的な鍋の使い方の分布> |
建築家の宮崎玲子氏は、世界の伝統的な台所を約半世紀にわたり調査し、これまで訪れた約50ヶ所の記録を世界地図にプロットすることで、北緯40度を境に南北で「火」と「水」の使い方に特徴があることを見出した。
北は鍋を吊り、南は鍋を置く文化圏であることに加え、北では水を使うことが少ないので流しが主役にならず、南では洗う頻度が高いため台所では大量の水を使うことを前提にした設えになっている。この違いは気候風土によるもの。
また、宮崎氏のもう一つの大きな成果物は、調査後に制作された各地域の伝統的住まいの模型(1/10)。
<ドイツ フランケン地方の小作人の家> 北の国の冬は寒くて暗いため、暖かくて明るい火の設備が家の中心に据えられる。 |
<ネパール カトマンズ地方の農家> ヒンズー教徒にとって台所は神聖な場所で、最上階に位置する。 |
<インド タミル地方の商人の家> 南の国では火を焚き続けると暑いため、制御に神経を使う。そのため、火を使う台所には神様が祀られ、神聖な場所とされている。 |
<ロシア カレリア地方の労働者の家> ペーチカ(暖炉)で室内全体を暖かくする。 鍋の載った台所のペーチカは隣家と二分して使い、背面で隣室の寝室も暖まる。 |
<北極圏 イヌイットの雪の家> カットした雪を丸く積む家・イグルー。台所は外。 |
<日本 武蔵野の農家> 関東では土間を「台所」と呼び、調理場を「勝手」「勝手元」などと呼んだ。 |
日本の台所は、明治・大正・昭和にかけて、激変する。
神奈川大学特別助教の須崎文代氏は、西洋の影響を受け急速に近代化された台所について、高等女学校の「家事教科書」に着目、収集し、実証的に研究した。その研究から「立働」「衛生」「利便」という3つの理念が当時の台所改革のテーマであったことを確認。
世界各地の伝統的な台所に目をむけた俯瞰的見聞、日本の近代という時間軸で捉えた台所見聞の記録は、人の暮らしに必要不可欠な空間における適材適所の多様性と人々の創意工夫の積み重ねがあることを私たちに伝える。
<建築家の実践> 台所空間の近代化の一端を担った欧米、日本における建築家らの実践例を紹介 |
<ミース・ファン・デル・ローエ「ファンズワース邸」> 台所空間はガラスを透した外部の自然と一直線に配置された設備がパラレルに対峙する。 |
<菊竹清訓「スカイハウスのムーブネット」> 台所、風呂、トイレの諸設備が生活の変化に合わせて更新が可能な「ムーブネット」としてデザインされた。 |
<公団用のステンレス深絞り流し台>と<1952年ごろの仕様書>
大正から昭和の初めにかけては、タイル、人造石、ガラス、コンクリート、リノリウムなどが新素材として台所空間の内装の主役となっていく。流し台としては、「公団流し」が一般的になるまでは金属板や人造研ぎ出しの流し、通称「人研ぎ流し」も多く見られた。
<人研ぎ流し>と<伊奈の内装タイルカタログ>
人間工学の導入により、人体寸法へ対応される台所 |
詳細はこちらを参照のこと。
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