正方形の窓が不規則に並び外観からは何階まであるのか分からない。しかし不思議と落ち着いた佇まい。
「三田の集合住宅」は地下1階地上7階。すべて部屋の構成が異なる。オーナーの希望で家族、単身者、SOHO等、利用者を限定しない作りになっている。
建物中央にインナーガーデンを設け、そこに植えられた木の周りを階段が囲んでいる。
階段踊り場はインナーバルコニーとして利用できるようにベンチと電源、Wi-Fiを設けている。各部屋とベランダから入る光で心地よい空間になっている。
各戸ベランダはインナーバルコニーにつながり、風と光の道としての役割も果たす。
建物周辺はマンションが多く周辺環境が気になるところだが、不規則に開けられた窓が外部からの干渉の緩衝材となりつつ、光を取り入れてくれるので閉塞感はない。
正面の引き戸の向こうがベランダ。引き戸採光には中空ポリカを使用。
各戸ドアと同じ色に塗装された防火扉は、一見パネルが入っているように見え、設備を目立たせない工夫がされている。