2012年1月30日月曜日

南洋堂さん店頭で撮影リベンジ

南洋堂書店におつかいついでに、お店のウィンドウに描かれた長谷川豪さんのスケッチ再撮影に挑む。



夜ならなんとかイケるか、と思ったが、甘かった。辺り一帯の灯が消える深夜しかないか?(いやー、そこまで頑張りません、ワタクシ)。

2012年1月27日金曜日

JR御徒町駅前「下谷同朋町遺跡」

JR御徒町駅ホームから見える光景。《松坂屋パークプレイス24》が建った後もずっと工事中で、何が出来るのかと思っていたら、《御徒町変電所新設》に伴い、2年前に埋蔵文化財の発掘が行なわれていたらしい。


台東区No.62遺跡「下谷同朋町遺跡」は、同区教育委員会の掲示に拠れば、江戸時代前期の寺社跡と、同時代中期の町屋跡が発掘され、副葬品やらいろいろ出土している。町名の由来は「同朋」と称された職務に属する人々が住んでいたから、とのこと。

2012年1月20日金曜日

東新宿《新宿イーストサイドスクエア》建設中

東新宿の大規模開発PJ「(仮称)新宿6丁目N街区計画」。地下2階+地上20階+塔屋2階で、下階の一部に店舗も入るオフィス棟《新宿イーストサイドスクエア》。
都内にこんな広い土地があったのかと思えば「日本テレビゴルフガーデン」の跡地。敷地をグルっと一周。

冬の西日を受けた側面。

南側外観の一部。

南側外観全景(だが、ケータイでは収まりきらず)。

新宿文化センター通りの坂道を挟んだ南側・S街区には既に、地上32階・地下1階建て・761戸の住宅棟《パークハビオ新宿イーストサイドタワー》が聳え建っている。最上階はどうなっているのか、ペントハウスらしきものが見える。

工事看板によれば、《新宿イーストサイドスクエア》の完成は今春4月予定。設計監理:(株)三菱地所設計・(株)日本設計 設計監理共同企業体。

2012年1月19日木曜日

ハーマンミラー社「石巻プロジェクト」

丸の内のハーマンミラーストアにて、東日本大震災復興支援「石巻プロジェクト」の一環として、石巻市の高校生らと制作したカレンダーとポストカードを販売している。

芦沢啓治氏が代表を務める石巻工房の活動に賛同、世界中のハーマンミラー社員にボランティアの募集を行ない、日本を含む4カ国から選抜された社員有志と、同社のクリエイティブディレクターでありヴァイスプレジデント(Vice-president)であるスティーブ・フリックホルム氏率いるデザインチームとの協同で、昨年11月に現地で制作が進められた。

[Calender 2012] 税込1,050円
石巻好文館高等学校・石巻西高等学校の3年生の美術選択生達が、石巻をテーマに描いたもの(ディレクション:スティーブ・フリックホルム氏)
1月の絵は、中州に建ちながらも倒壊を免れ、再オープンへ向けて準備中の《石ノ森萬画館》。

[CRITTERS Postcard Set] A-set(左8体)、B-set(右8体)共に税込1,260円
石巻好文館高等学校・石巻西高等学校の3年生の美術選択生達が、それぞれ自由な発想で、生き物の頭・胴体・足(尻尾)のパーツをバラバラに描き、それをスティーブ・フリックホルム氏がセレクト、合体させて誕生した架空の生き物(CRITTERS)。シュールかつ愛らしい不思議な絵柄。


このほかにも芦沢啓治氏、橋本潤氏、藤森泰司氏および石巻工業高校と協同して仮設住宅向けの家具を制作、寄付している。
今後は「石巻工房 GREETING CARD SET」、「石巻工房 POSTER」の販売も予定。収益は石巻工房を通じて石巻の復興支援活動に役立てられる。

2012年1月18日水曜日

サンゲツ新作壁装展示会「プレミアム・ウォール2012」

サンゲツの新作壁装材「エクセレクト」発表展示会「プレミアム・ウォール2012」(関係者のみ)へ。
本日より販売開始の壁紙の総合見本帳「2012-2014 エクセレクト」にあわせ「壁装万象」というテーマで室内空間を自由に変幻させる上質な素材とデザインにこだわった壁素材の展示をしている。
会場の様子
壁紙1枚(巾90cm×300cm)につき350個のスワロフスキーをあしらった壁紙「煌の宙」
流星が降り注ぐかのような印象のデザイン。
和紙の壁紙 使用例の展示は照明が自動で切り替わり、壁紙の表情の変化が見られる。

メタリックウォールの使用例
写真ではわかりにくいが光の当たり方によってカーテンのような柔らかい素材に見えたりもする。
展示会は後日、大阪・福岡・名古屋でも開催される。
新作の壁紙は各地域ショールームにても見ることが可能。

神保町 南洋堂書店の外壁とウィンドウ

神保町の竹尾見本帖本店で恒例の「クリエイター100人からの年賀状」展を見た後、南洋堂書店へ。外壁の溝をうまい具合に活かした面陳棚がうまれていた。



この「NANYODO SHELF」はトラフ建築設計事務所の作品で、着脱できるスグレモノ。

ウィンドウには、長谷川豪さんの手によるイラスト(:TOTOギャラリー間で始まった企画展「長谷川豪展 スタディとリアル」中庭の鐘楼とおぼしき図)が描かれている(のだが、ケータイではサッパリ写らず。是非、店頭でご覧ください)。店頭にはINAX出版から出た『現代建築家コンセプト・シリーズ11 長谷川豪|考えること、建築すること、生きること』が並んでいる。TOTO出版から作品集『Go Hasegawa Works』が刊行予定とのこと。

2012年1月17日火曜日

LIXIL:GINZA×国士舘大学「設計スタジオ学生作品展って知ッテル?」

京橋にあるLIXIL:GINZAにて開催中の国士舘大学建築学系(3年生)の学生設計展へ。LIXIL:GINZAと国士舘大学による産学協同企画で、課題は青山の敷地を対象にLIXILのオフィスビル兼ショールームを設計するというもの。
リサーチ・スタディの期間が4ヶ月間設けられ、そうして完成した模型とパネルなどが展示されている。
1/14には同大学の教授や学外の先生・LIXIL関係者により講評会が開催された。
展示は1/19まで。また優秀作品は1/21開催の学内講評会SUPERJURYでも発表をする。

2012年1月16日月曜日

TOTOギャラリー・間「長谷川豪展 スタディとリアル」

TOTOが企画運営するTOTOギャラリー・間にて「長谷川豪展 スタディとリアル」が1/14より開催中。今回で139回目を向かえるギャラリー・間の展覧会だが、個展の中では一番若い建築家で長谷川氏にとっても自身初の展覧会。模型だけの展示でなく中庭には実施設計の鐘楼が建てられた。

3F会場
展示されている模型は1/100から大きいもので1/1まで様々な縮尺によって表現されている。各プロジェクトのスタディで最も重要な模型を、今回新たに制作。展示台も実は模型になっていて、3Fの展示台は「桜台の住宅」の4m角テーブルの原寸模型。周りに設置されている椅子に座ると実際の距離感・スケールを体感することできる。

「五反田の住宅」(2006)

「石巻の鐘楼」(2012)
中庭には5層の鐘楼が建てられた。
展覧会終了後、宮城県石巻市にある幼稚園に移築するというプロジェクト。 鐘の音が復興への希望の象徴となればとの願いが込められている。
会期中のギャラリー・間では3回(12:00・15:00・17:00)鐘が鳴る。
1F部分は縁側空間、2Fはバルコニー、3Fは大きな吹き抜けになっており鐘が設置されている。

鐘は長谷川氏自ら鐘探しの旅に出て見つけてきたもの。

内覧会の日は長谷川氏により初の鐘の音を響かせた。

4F会場
4Fの展示台は高さ1mになっており、「狛江の家」の庭部分の原寸模型。

「駒沢の住宅」(2011)

「森のピロティ」(2010)

2/10(金)には関連の講演会が開催される。事前申込制で申し込みは1/22まで。(詳細

2012年1月14日土曜日

スイスの建築家「ヴァレリオ・オルジャティ展」 1/15まで

明日で終了の東京国立近代美術館(MOMAT)で開催中の国際巡回展「ヴァレリオ・オルジャティ展」へ。縮尺1:33の白い模型は直に目にすると思いのほかデカい。

MOMATガイドスタッフによる所蔵品ガイドのアナウンスを館内で聞き、参加。MOMAT所蔵の近代美術のうち4作品を1時間かけて回る(連日14時開催、入館料のほか参加無料)。

2012年1月10日火曜日

アトリエ・天工人設計「目黒区 O・I邸」 オープンハウス

外壁はシャトーデルタ仕上げ。
(右上)エントランスドアは、内部(写真)にレッドサテン、外部にマホガニーと異なる素材を使用している。

エントランス脇よりバスルームへ。室内・ウッドデッキ共通で、床材には水に強いウリンを採用。
(左上)洗面台下・収納部分の扉材は、ウクレレ等に用いられるハワイアンコア。
(右上・中央)ウッドデッキの床板がバスタブの幅に揃えて敷かれている。室内外の一体感を演出するためのこだわり。ウッドデッキはビスが表面に出ないよう裏面からビス打ちをし、裏返して設置したとのこと。床板は室内と浴室内で、11枚幅が綺麗に揃えられている。

2F・リビング部分。天気の良い日はテラスから富士山がよく見えるそう。洗面・浴室以外の床材は施主の希望によりウォルナットを採用。ペットが室内でも安全に動き回れるよう、全てノン・スリップ塗装が施されている。
テラス床材はマニルカラ。収納扉にはイタヤカエデの他、黒檀も使用されている。様々な木材が使用されているのも大きな特徴。エアコンは上部のルーバー内へ収納し、照明器具を表に出さず間接照明を基本とするなど、シンプルなインテリアとなるよう工夫が凝らされている。

 (左)キッチン設備は必要最低限のシンプルなつくりで、Linea Talaraのオーダーキッチン。収納扉にはホワイトウォルナットとヴェンゲを使用。
(右)3F・寝室部分より。扉材はカーリーマコレ。階段手摺の革紐はアトリエ天工人自ら仕上げた。


1F奥にはジャズが好きだという施主のためのオーディオルームが。しとみ戸を開ければ、地階のホビースペースまで音楽が聞こえてくる。つっかえ棒の素材や本数を決めるのに検証を重ねたとのこと。1Fのさらに奥には、もう一つ予備室が設けられている。


(左上)地階・ホビースペース。床材はエルム。ウォルナットの木目に近いものが選ばれた。奥の収納は将来施主の親と同居した際にはエレベーターを設置出来るよう、十分な幅が取ってある。
(右)地階への階段より見上げた様子。


リビングからの眺望は都心とは思えぬ絶景で、そこに富士が見える風景を思わず夢想した。
諸所に配された多様な木の表情は見た目に楽しく、その他間接照明を多用して照明器具を極力隠したり、建具には取っ手ではなく手掛けを設けて処理をする等、一つ一つのこだわりが上手く作用し、落ち着いた心地の良い空間を生み出していると感じる。
 (設計:アトリエ・天工人