TOTOギャラリー・間で開催中の展覧会「藤本壮介展 未来の未来」関連の講演会が、去る4/28、千代田区にあるイイノホールにて開催された。(展覧会レポートはこちら)
講演会では、前半に今回の展覧会のみどころとあわせて発行した作品集の内容について、後半は「Serpentine Gallery Pavilion 2013」や進行中の「モンペリエの集合住宅」「ブタペストの音楽堂」など計8つの作品についての話をした。講演会の前後にはサイン会が行われ、たくさんの人が列に並んだ。
展覧会は6/13まで。作品集は厳選した107のプロジェクトが掲載、またプロジェクトごとに関連するプロジェクト番号の記載もあり、作品を個々で見るだけでなくいくつかの作品を横断してみることも出来るこだわりのものができあがり多くの方に手に取ってほしいとのこと。
2015年4月30日木曜日
2015年4月23日木曜日
オンデザインパートナーズ +B(プラスビー)内覧会
オンデザインパートナーズ(代表:西田司)が、計画・設計に携わったプロ野球 DeNAベイスターズのコンセプトショップ「+B」が、横浜スタジアムに竣工し、4月21日に内覧会が開催された。
DeNAベイスターズは、横浜公園と日本大通りの角に建つ「旧関東財務局」の活用事業公募で施設の事業者の選定を請けている。
引き続きコラボレートクリエイターとともに、横浜の都市生活により深くコミットし、施設内に留まらず、都市空間を活用した暮らしや、働き方など新たなコミュニティの創成に尽力する予定だ。
+B
〒231-0022 神奈川県横浜市中区横浜公園
<旧オフィシャルショップ(2014年まで)の跡地>
「+B」は、「日常の生活の中にBASEBALLをプラスする」という新しいコンセプトを持って立ち上げられたオリジナルブランドで、今回その第一弾となる取組みとして横浜球場の公園に面した側に、オープンする。オンデザインパートナーズは、横浜スタジアムをもっと市民に開かれた場所とし、コアな野球ファン以外にも球場を身近なものにしていく構想のプログラムの作成を共同で行なった。
店舗には、1カップずつ丁寧に入れられた香り高いコーヒースタンドもあり、取り扱いの商品構成も含め、これまでのプロ野球球団オフィシャルショップのあり方とは、一線を画すものとなっている。
スタジアムに野球観戦に来る方以外の方も、地元の方、横浜への観光客も、寄ってみたくなるような仕掛けや、魅力的な商品構成をもつ。
コラボレートクリエイターとして参加したのは、オンデザインパートナーズの西田司、メソッドの山田遊、NUMA BOOKSの内沼晋太郎の3名。
店舗設計では、横浜のあらゆる場所で使用されている煉瓦を主素材として選択し、場所との連続性を表現しており、一つの素材を全面的に用いる事で、固有の場を作り出すことに成功している。
引き続きコラボレートクリエイターとともに、横浜の都市生活により深くコミットし、施設内に留まらず、都市空間を活用した暮らしや、働き方など新たなコミュニティの創成に尽力する予定だ。
+B
〒231-0022 神奈川県横浜市中区横浜公園
<旧オフィシャルショップ(2014年まで)の跡地>
2015年4月20日月曜日
TOTOギャラリー・間「藤本壮介展 未来の未来」内覧会
TOTOギャラリー・間では、今や国内外に十数ものプロジェクトを抱え、日本を代表する建築家のひとりとなった藤本壮介氏のこれまでの活動を通して、これからの建築の可能性を提示する展覧会「藤本壮介展 未来の未来」の開催に先んじて、内覧会を行った。
本展では、過去の主要プロジェクトや現在進行中のプロジェクトを通じて、藤本氏の思考、創作の過程を紹介すると共に、これからの「建築の未来」の可能性が示されている。
3階の第一会場から中庭にかけては、藤本氏がこれまでに手掛けたプロジェクトや進行中のプロジェクトから 100を超える模型が時系列や関連するプロジェクトに関わらず森の木々のように展示されており、会場に入ると模型という木が果てしなく続いている森の中を彷徨うようなイメージで配置されている。
模型の中には、なにか予感めいたものから現実的なもの、その中間に位置するものなど、藤本氏の試行錯誤の軌跡が垣間見える。また、ひとつのアイディアが他の様々なプロジェクトに活かされていたり、いくつかのアイディアから新たなアイディアが生まれたりするなど、思考の連続性も感じることができる。
4階の第二会場のテーマは「architecture is everywhere」で、「見いだされる建築」をコンセプトに、普段よく目にするまだ建築ではない「物」と実際の建築の写真が展示されており、現在の藤本氏が模索する次の時代へ向けた建築の未来像を示している。
展示されている写真の中には、物から建築を見いだされたことを想像させるものもあり、建築の可能性を感じさせる。
このような建築の種から建築が生まれたらどうなるのだろうか。面白くなるのではないかという藤本氏の建築を発想するプロセスを感じることができる。
藤本壮介展 未来の未来
4月17日(金)~6月13日(土)11:00~18:00
※ 月曜・祝日休館(本年度より日曜日も開館)
詳細はhttp://www.toto.co.jp/gallerma/
本展では、過去の主要プロジェクトや現在進行中のプロジェクトを通じて、藤本氏の思考、創作の過程を紹介すると共に、これからの「建築の未来」の可能性が示されている。
3階の第一会場から中庭にかけては、藤本氏がこれまでに手掛けたプロジェクトや進行中のプロジェクトから 100を超える模型が時系列や関連するプロジェクトに関わらず森の木々のように展示されており、会場に入ると模型という木が果てしなく続いている森の中を彷徨うようなイメージで配置されている。
模型の中には、なにか予感めいたものから現実的なもの、その中間に位置するものなど、藤本氏の試行錯誤の軌跡が垣間見える。また、ひとつのアイディアが他の様々なプロジェクトに活かされていたり、いくつかのアイディアから新たなアイディアが生まれたりするなど、思考の連続性も感じることができる。
4階の第二会場のテーマは「architecture is everywhere」で、「見いだされる建築」をコンセプトに、普段よく目にするまだ建築ではない「物」と実際の建築の写真が展示されており、現在の藤本氏が模索する次の時代へ向けた建築の未来像を示している。
展示されている写真の中には、物から建築を見いだされたことを想像させるものもあり、建築の可能性を感じさせる。
このような建築の種から建築が生まれたらどうなるのだろうか。面白くなるのではないかという藤本氏の建築を発想するプロセスを感じることができる。
藤本壮介展 未来の未来
4月17日(金)~6月13日(土)11:00~18:00
※ 月曜・祝日休館(本年度より日曜日も開館)
詳細はhttp://www.toto.co.jp/gallerma/
ラベル:
architecture
2015年4月1日水曜日
内藤廣「静岡県草薙総合運動場体育館」内覧会
この体育館は、今後、静岡県で想定されている東海地震に対して十分な安全性を確保することを
第一義として設計されたものであるが、その主構造に使用されたのは、静岡県産のスギ集成材。
この集成材は長さ14.5mという長さで全て統一され、角度を変えながら楕円状に256本配置され、2,350tの大屋根を支える。
施工を担当した鹿島建設は、『この体育館は3種類の構造体を組み合わせた、おそらく国内で最も施工が難しい建物だったのではないか』と振り返り、『世界でも最先端の建築をつくるには木造しかない』という内藤氏の期待に、精度5㎜の施工・建方で応え、日本の木造の技術は世界最高水準であることを証明する形となった。
ウォーミングアップ用のサブコートも併設されている
内覧会終了後、内藤氏は『竣工はゴールではなくスタートで、少しでも沢山の方がこの体育館を訪れ、時代を超えて地域のものとなる誇り高い建物となることを楽しみにしている』と挨拶を結んだ。
内藤廣建築設計事務所
http://www.naitoaa.co.jp/index.html
静岡県草薙総合運動場体育館 体育館(このはなアリーナ)
http://www.kusanagi-sportspark.jp/price/taiiku.html
ラベル:
architecture
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