2020年12月17日木曜日

VISUALIZE 60 Vol.1展

創立60周年を迎えた 日本デザインセンターでは「VISUALIZE 60 Vol.1」展を東京本社にて開催中。

デザインに求められる役割として、分かりやすく可視化する力が必要とされている。本展覧会はこれを「VISUALIZE」と定義し、60のプロジェクトを2回に分けて取り上げ展示する。


須賀川市民交流センターtette
天理駅前広場CoFuFun
市原湖畔美術館

当初の予定では「VISUALIZE Vol.1」展は12月18日までの開催だったが、来年の1月22日まで開催延長になった。

変更日時は下記の通り。

「VISUALIZE Vol.1」展(コロナ感染症予防対策のため事前予約が必要)

2020年11月10日(火)-2021年1月22日(金)

時間:10:00-18:00(12月18日まで) 10:00-20:00(12月21日より)

休館日:年末年始12月26日〜1月6日、土日祝日

日本デザインセンター VISUALIZE 60オフィシャルWebサイト

日本デザインセンター




「港区立伝統文化交流館」内覧会

 2020 GOOD DESIGN AWARD 受賞作品の「港区立伝統文化交流館」内覧会に参加。

この建物は昭和11年に建てられた都内に現存する唯一の木造見番建造物である。「見番(けんばん)」とは「置屋」「料亭」「待合」からなる「三業」を取りまとめ芸者の取次や遊興費を生産する施設。「目黒雅叙園」の棟梁である酒井久五郎が手掛けている。

階段手摺支柱の擬宝珠装飾
組子細工木製引き戸
再利用された正面玄関床モザイクタイル

戦後は協働会館となり港湾労働者宿泊所や集会所として貸し出されていたが、老朽化のため平成12年に閉鎖、一時は解体が決まったが、平成21年に港区指定有形文化財に指定され、保存整備工事の後、令和2年4月「港区立伝統文化交流館」として生まれ変わった。

保存整備計画では「文化財建物の歴史的価値を現地保全する」ことと「積極的に利活用するための安全・安心の確保」が求められた。保存整備監修を行った青木茂建築工房は文化財的価値を損なわないよう、外観・正面玄関・階段・大広間など特徴的な部分を中心に保存することで文化財としての価値を保全した。

腐食等の部分は同材で交換。経年劣化により馴染むように着色は行われていない

耐震性能を確保のため西側に耐圧盤を打設、建物を8m西に曳家し新たな基礎・耐圧盤を整備した。曳家で空いたスペースには公共施設として必要なエレベータやスロープ等や、防火対策として放水銃を設置された。
交流館左側が増築部分
駐車場から
完成間近の外構工事で雨水貯留槽のために掘削した際に、地中から発掘された床柱が中庭に展示されている



藤本壮介建築設計事務所、内装設計「SUSgallery 青山本店」

藤本壮介建築設計事務所が内装設計を手がけたフラッグシップショップ「SUSgallery(サスギャラリー)青山本店」が12/17、東京・表参道にオープンした。
“SUSgallery”は、株式会社SUS(新潟県燕市)が展開する“金属の新しいかたち”を提案するブランド。チタン製真空二重構造のタンブラーやバーツールなどのテーブルウェアが定番商品である。
内装は、「SUSの技術や工場の雰囲気、背景等も見せられる場所があると嬉しい」という要望から、藤本氏はそれらを製品と共に見せられる店舗を考え、壁全体を棚で構成。棚を利用して博物館のように様々な展示を可能にする提案とした。
棚や床、カウンターなどの什器は、質感の良い素材を選定しながらも、製品の背景となるようにモノトーンで統一している。また、天井を鏡面にして鉛直方向に奥行きをつくり、そこに沢山の色彩豊かで美しい製品を映し出すことで、SUSgalleryを全身で感じられるような体験をつくりだした。
中央のテーブルには、期間・個数限定の商品「Prism」が展示。
店舗前面右のガラス越しに、アートのように設置された商品群は、マグネットで取り付けられており、商品を入れ替えて柔軟な展示ができる。
店内奥では、商品の製造工程も展示。
棚の上下手前に取り付けられた照明で、商品の存在感が際立たせている。
棚は、扉になっている部分があり、応接スペースにつながる。
営業時間:平日12:00~20:00、土日祝11:00~20:00、
休業日:月曜日(月曜が祝日の場合は翌日休)、年末年始

2020年12月11日金曜日

発刊『都市と建築のブログ 総覧』

フォーラムエイトパブリッシングより、『都市と建築のブログ』(大阪大学大学院准教授 福田知弘氏 著)が発刊。
本書は、フォーラムエイト広報誌『Up&Coming』の人気コラム「都市と建築のブログ」の連載50回を記念し出版したもの。環境設計情報学を専門とする著者が実際に訪れた国内外50地域の都市・建築体験を、豊富な写真と併せて綴った記録に加えて、地域に根差したまちづくりに携わる専門家の特別寄稿やプロジェクトノートを掲載。
特設サイトでは書籍に掲載された各都市の3DVR モデリングデータを公開しており、古今東西のデジタルシティを通してVR の進化と変遷も楽しめる。
--------------------------------------------------------------------
監修・執筆:福田知弘氏(大阪大学大学院准教授・工学博士)
発売日:2020年11月18日
体裁:B5判/4色/254頁
本体価格:2,500 円+税
出版社:フォーラムエイトパブリッシング

2020年12月1日火曜日

プロユーザー向け情報発信サイト<サンゲツスペースクリエーションパーク>開設


株式会社サンゲツは、12月1日(火)に、コロナ禍におけるオンラインでの情報収集に役立つ用途別の空間づくりのヒントや、各種イベント情報などを集約したプロユーザー向け情報発信サイト「サンゲツスペースクリエーションパーク」を開設した。

メインページ

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、リアル展示会やイベント、セミナーなどでの情報収集の機会が減少する一方、居心地の良い住環境づくりや抗ウイルス商品への関心の高まりなど、新しい生活様式に合った室内環境へのニーズが増えてることに着目し、ニューノーマルな時代にふさわしいオンラインでプロユーザーをサポートする。

商品検索ページ

サンゲツスペースクリエーションパークは街に見立てた構成となっており、「あなたのソウゾウ(創造・想像)に彩りとソリューションを」をコンセプトに、医療や福祉、教育、宿泊施設といった各種施設のニーズに応えるソリューションや、空間づくりのヒントを提案する。

ユーザーが何度訪れても、新しい発見があり楽しさを感じさせることが出来るように、継続的に情報を拡充する予定。 




〇サンゲツスペースクリエーションパーク
https://www.sangetsu.co.jp/sscp/

問い合わせ
株式会社サンゲツ
総務部 広報 IR 課 
mail︓info@sangetsu.co.jp