こちらは、4年限定の”泊まれるギャラリー”。自動車部品倉庫をリノベーションした施設には、宿泊部屋、展示スペース、ラウンジが揃っており、想像力に満ち溢れた空間に滞在し、施設内ににちりばめられた素敵なクリエイションと出会うことで、身の回りのモノ・͡コトから豊かな美を育むきっかけとなる今までにない宿泊体験を味わうことができる。
▲地下1階、地上5階建て
NIBUNNOを運営するのは日本に拠点を構える台湾のデザイン事務所、BXG株式会社。代表の李章聖(リショウセイ)氏、アートディレクターの林唯哲(リウィンツ)氏、マネージャーの許庭嫚(シュティンマン)氏の台湾人3名により2016年に設立した。
▲解体当時のようす。上半分だけが解体されているのがわかる
「”解体を半分にとどめる”という結論にたどり着くまでには、試行錯誤が続きました」と虎尾氏。ホテルとしての快適性と、アートのための空間を両立するために、解体の比率をどの程度にするべきか、ずいぶん悩んだのだそう。
▲FL+700の模型
▲FL+1000の模型
▲採用されたFL+1300の模型
▲FL+1600の模型
また、解体していく中でたくさんの墨出しが見つかり、建築当時の職人さんたちの手の痕跡が見えてきたことから、あえてその痕跡を残すという見せ方を取っている箇所も。
▲そのまま残された墨出し
▲石膏ボードがむき出しの客室の壁
▲1階の大きな窓は配管用の穴を開けるための機械で
解体しながら作ったのだそう
▲本来はこのような配管のための穴を開けるための工具
▲ご覧の通り鉄筋もむき出しだ
▲施設のフロアガイド
▲レセプションにつながるエントランス
▲レセプションでは日台デザイナーの作品を販売
▲こちらは台湾版のSuica(ICカード)
洗練されたデザインで人気なのだとか
客室は2階と3階にそれぞれ1部屋ずつ。2階が日本人デザイナーの作品、3階が台湾人デザイナーの作品によって彩られており、作品は3か月に1回のペースで入れ替える予定だ。
▲上が2階で下が3階
展示されているアートも、照明や家具も異なる
▲2階の客室では石膏ボードがむき出しだったが
3階ではアート作品をはめ込んでいる
▲コンパクトなスペースに対応すべく考案されたトイレのドアは
なんとL字型のまま開く。この不思議な感覚はぜひとも体感していただきたい
▲5階のラウンジのようす
5階だけは構造の都合で白とグレーのコントラストが逆になっている
▲5階ラウンジのベランダからの眺望
各部屋からも窓越しに東京タワーが見える
▲各階の案内灯もかわいい
また、地下のギャラリースペースでは、日本と台湾のクリエイティブ交流を図るイベントや展示を次々と仕掛けていく予定。3月のプレオープン以降、ゲストはエアビーアンドビーとして利用する海外の方が多いとのことだが、もちろん日本人も宿泊が可能だ。本オープンをきっかけに、ぜひ訪れてみては?
所 在 地 :東京都港区東麻布1-8-2
電話番号:03-6823-2496
https://www.facebook.com/nibunnoroom/
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