2024年3月18日月曜日

イトーキとAIスタートアップ企業の燈、オフィスデータを活用した生成AIの共同開発契約を締結

株式会社イトーキは、AIスタートアップ企業の燈株式会社と生成AI共同開発契約を締結し、「ITOKI OFFICE A/BI SERVICE」の取り組みの⼀環として、オフィスデザイン自動生成AIと関連したアプリケーションの開発を開始することを3月13日に発表した。
燈の空間スキャン技術によりオフィスのデジタルツインを高速に構築し、同社に蓄積されたオフィスデータを活用することで、オフィスデザインを瞬時にシミュレーションできるアプリケーションの実現を目指す。今年2月14日に発表した「ITOKI OFFICE A/BI SERVICE」の更なるアップデートにも繋がる見込み。
▲中央左:イトーキ社⻑ 湊宏司氏、中央右:燈 CEO 野呂侑希氏 を
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燈は、日本のAI研究で第一人者と言われる東京大学松尾豊教授の研究室発のAIスタートアップ企業。2021年に当時21歳の野呂氏が起業し、現在は約140名の従業員が在籍。特に建設DX分野におけるサービス等で注目を集めており、今回、オフィス空間のデータサービス事業においてAIの共同開発に至った。

このAIにより、これまでオフィスデザインに要する時間が1ヵ月かかっていたところ、オフィスデザイン自動生成AIを活用することで1時間(1回の打ち合わせ)で完了することが実現可能になってくるという。
主なポイントとして、オフィス内をiPadを持って歩くだけで平面図や家具一覧をその場でアウトプットすること(空間スキャン)、家具の種類と内装のテイストを瞬時にシュミレーションしたりすること(デジタルツイン)、膨大なオフィスデータを学習したAIがレイアウトプランを作成すること(レイアウト生成)について、デモンストレーション動画を交えてプレゼンテーションがされた。

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