左から黒瀬陽平、西澤徹夫、藤村龍至、藤元明、中山英之、永山祐子、森永邦彦、小林彩子、澤畠寿成、前野欽哉(敬称略) |
総合ディレクター 藤元明氏 |
総合ディレクターの藤元明氏は「はじまりは『2021』という、2016年に新国立競技場建設予定地の前や様々な場所に木製の2,0,2,1(高さ3.6m、幅10m)のオブジェを設置し、ひとつの風景として収めることで始まった現在進行中のアートプロジェクト。戸田建設に声をかけていただいて、本企画『TOKYO 2021』が生まれた」という。
「共同企画者である建築家・永山祐子と共に、アート、土木、建設のみならず、建築、デザインが一体となっていろいろなことが出来るのではないかと仲間を増やしていった」とし、「建築展は展示物のない空の状態でスタートし、3週間のワークショップを経て24名の学生と戸田建設社員4名、プロジェクトメンバーの13名の建築家と作り上げる。最終日24日に何ができるのか、非常に動的な展示で自分自身楽しみ」と語った。
建築展ディレクター 中山英之氏 |
建築展のディレクターである中山英之氏は「建築を学ぶ学生は、建築家と同じように家や美術館や駅を建てることが出来ない。だからこそ建築教育の現場で出題される『課題』には、出題者自身の問題意識が反映されることになるし、そこへの応答として練り上げられた学生たちによる架空の設計図は、あり得たかもしれないもうひとつの都市を、時に描きさえもする。各大学で行われるテーブルを外に出して、展覧会の形を借りて広く公開することで、私たちにとっての2021とは何かを問い、描き出そうとする試み」だと建築展の課題について説明する。
課題は「島京2021」。オリンピック・パラリンピック後の東京を考えるために、この20年で小さな地域の集合へと更新された東京の像を「島京」と読み替えるとともに、その将来像を考えるために問いをたてる。
建築展同時開催するアンリアレイジ「透鏡2021」は、森永邦彦氏の企画、丹青社の展示制作。「ファッション×テクノロジー」で新たなファッション体験の創造を続けるアンリアレイジと、「空間×テクノロジー」で新たな空間体験の提供を続ける丹青社が、共創プロジェクトとして初めて具現化する。
ミラーボールを、フラッシュをたいて撮影すると・・・
会場では、アンリアレイジによるTOKYO 2021オリジナルグッズも販売する。
建築展は8月24日(土)まで。※8月25日から8月31日までは成果物展示のみ観られる
美術展は9月14日~10月20日。
詳細はこちら。
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