2025年3月14日金曜日

【大建工業】 リフォーム用床材『イエリアフロア3Tセレクト プレミアムウッド柄』を発売

大建工業株式会社は、意匠性の高いデザインの床暖房対応リフォーム用床材『イエリアフロア3Tセレクト プレミアムウッド柄』を発売した。

リアルな木目柄で、標準仕様で床暖房に対応しており、熱による変形が起こりにくいほか、プラスチックキャスター等による凹み傷や擦り傷にも強く、機能性に優れている。また、MDFの単層基材を用いたことで、床暖房対応の上張り床材という性能を備えつつも、高いコストパフォーマンスを実現した。存の上張り床材よりも厚みを抑えた床材のため、上張り後でも建具開閉時に干渉しにくくなっている。

【主な製品仕様等】

サイズ 3mm厚さ、150mm×900mm

基材、裏面 2.7mm特殊MDF+裏面防湿シート

表面 オレフィンシート

色柄 全8柄 〈アイボリーホワイト柄〉、〈コットンベージュ柄〉、〈ライトシナモン柄〉、〈チャコールブラウン柄〉、〈ペールグレー柄〉、〈ライトベージュ柄〉、〈ラスティックブラウン柄〉、〈キャメルブラウン柄〉

価格 17,600円/梱、24枚入り(3.24平方メートル )

「イエリアフロア3Tセレクト プレミアムウッド柄」商品ページ

【問い合わせ先】大建工業株式会社お客様センター:0120-787-505 

2025年3月13日木曜日

DIC株式会社と国際文化会館がアート・建築分野での協業に合意 ~建築ユニットSANAAが「ロスコ・ルーム」を設計~

DIC株式会社と公益財団法人国際文化会館は、3月12日、アート・建築分野を起点とする協業に合意した。

DIC川村記念美術館は、卓越した戦後アメリカ美術を中心とする20世紀美術品を所蔵しており、そのコレクションを中核に国際文化会館に移転する。DIC川村記念美術館は、所蔵するマーク・ロスコの<シーグラム壁画>7点すべてを、国際文化会館が建設する新西館へ移設。国際文化会館は、同館に建築ユニットSANAAが設計する常設展示室「ロスコ・ルーム」を開設する。

DICと国際文化会館は、新設する「ロスコ・ルーム」を共同運営し、アート・建築の力によって民間外交・国際文化交流を推進する公益プログラムの充実を図る。

■建築ユニットSANAAからのコメント

「国際文化会館は日本モダニズム建築の代表作である本館と、七代目小川治兵衛による名勝の庭園が見事に調和した空間となっています。私どもが新西館を設計する上では、自然と建築の融合、歴史の継承と新しい風景、知的対話・文化交流を生み出す空間という3つのコンセプトを建築として具現化できるよう設計してまいりました。この度、世界的な文化財である<シーグラム壁画>の「ロスコ・ルーム」を設計するという機会に巡り合う事ができ大変光栄に思います。」

WHAT MUSEUMの建築倉庫がリニューアルオープン

寺田倉庫株式会社が運営するWHAT MUSEUM(ワットミュージアム)の「建築倉庫」が新たに体験型スペースを増設し、3/8(土)にリニューアルオープンした。
「建築倉庫」は、寺田倉庫が預かる建築模型を保管・展示する倉庫として2016年にオープン。現在では、800点以上の建築模型を保管・展示し、初めて建築に触れる人から専門家まで、幅広い層が建築文化に親しみ、楽しめる空間を提供している。
今回のリニューアルでは、従来の鑑賞型展示に加え、建築模型を用いたワークショップやトークイベントを定期的に開催し、建築家や専門家と直接交流できる新たなエリアを増設した。
家づくりをはじめる人のためのワークショップ「模型で考える 土地から間取りまで」、中高生向けの構造ワークショップ「多面体と構造」など、模型を用いて学び体験できる子どもから大人まで幅広い層が楽しめるプログラムを今後実施していく。
▲増設した体験スペースのエリア
▲建築家が作成した建築模型の展示とインタビュー動画<建築家と模型>の投影。
動画は建築倉庫のYouTubeでも視聴可能。
▲プレス内覧会で実施されたワークショップ「模型で考える 土地から間取りまで」
デモンストレーション。参加者たちも体験を楽しんでいた。

リニューアルに伴い、エントランスには竹の素材の特性を活かした構造システムでつくられた作品が新たに設置。これは、WHAT MUSEUMで2023年に開催した企画展「感覚する構造 – 力の流れをデザインする建築構造の世界 -」の出展作品である滋賀県立大学陶器浩一研究室設計の「三灯小径」を移設したものです。一般参加者も含むワークショップを通して組み上げた。
▲「三灯小径」設計:滋賀県立大学陶器浩一研究室

ワークショップの申込は公式サイトにて適宜募集される。現在は、家づくりをはじめる人のためのワークショップ「模型で考える 土地から間取りまで」が募集中(申込制・要参加費)。

2025年3月12日水曜日

【シェルター】アメ横 純木造3階建てビル「御徒町計画」着工

株式会社シェルター(本社:山形県山形市、代表取締役社⾧:木村仁大)は2024年11月、東京都台東区上野で、純木造3 階建てビル「御徒町計画」を着工した。竣工は5月末の予定。
築50年以上の既存建物(鉄骨造2階建て)の老朽化に伴い、柱や梁などの主要構造部を木造とした3階建ての純木造ビルに生まれ変わる計画。
南側・東側の一面ガラス張りによって、木の空間と御徒町駅前・上野アメ横商店街の独自固有な賑わいが混ざり合うデザインとしている。
構造には同社の接合金物工法「KES 構法」と木質耐火部材「COOL WOOD」(1時間耐火仕様柱・梁)を採用し、耐震・耐久性と耐火性を確保している。
▲完成予想パース

建設地である台東区では、沿道の建物の耐震化・不燃化による「倒れないまちづくり」および木造住宅密集地の不燃化や建て替えの促進による「燃えないまちづくり」を目指しており※1、最新の令和3 年の統計では構造別延床面積は耐火構造が全体の83.4%に達している。その反面、同区の木構造(防火木造、木造)は減少傾向※2 にある。産業振興・環境配慮・心身の健康などのメリットから、建築物への木材利用を推進する法整備※3が進む中、本計画が台東区エリア、ひいては防火地域における木造中層建築物のモデルケースとなることを目指す。

※1:「台東区都市計画マスタープラン」より
※2:「台東区都市づくりのための基礎資料」より
※3:令和3 年「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律
(通称:都市(まち)の木造化推進法)」施行
令和6 年 国土交通省「木造建築物の耐久性に係る評価のためのガイドライン」公表(木造の法定耐用年数見直し)

【建築概要】
運営:三絹株式会社
総合監修:DESIGNWORKS 合同会社
設計・監理:佐藤千弘建築設計事務所
ビル管理:株式会社ビルバンク
構造設計・施工:株式会社シェルター
【規模】
敷地面積:47.92 ㎡
建築面積:36.07 ㎡
延床面積:106.25 ㎡
階数:地上3 階
最高高さ:9.97m

2025年3月11日火曜日

【LIXIL】 住まいの防犯対策は ”敷地に侵入しにくくする” エクステリア

株式会社LIXILは、門構えを彩りながらも住まいの防犯対策にもつながる「門扉」「照明」「フェンス」「機能門柱」カテゴリーに新商品を追加し、2025年4月1日と2025年5月1日に発売する。

門扉シリーズにスマートロックシステム「FamiLock」を展開。また、中高級住宅向けの門扉「プレミエス門扉」を刷新し、本物素材のタイルやガラスを使用した「開き門扉AX」を発売する。また、防犯性能が高い「2ロック」が標準装備で、かみ合わせを強化する「鎌付デッドボルト」により、こじ破りへの抵抗力を高めている。

あわせて、高級住宅向けにプライバシーやセキュリティの確保を重視した高さ2,450mmの「プラスG エントランス 開き門扉AH」を発売。今回発売の「開き門扉AX」「プラスG エントランス 開き門扉AH」は共に、「FamiLock」に対応。

隠れさせない美しいあかり「美彩」「100V」

外まわりが暗いと窃盗犯が身を隠しやすいため、照明を設置して明るくすることが“敷地に侵入しにくくする”環境づくりにつながる。「美彩」シリーズでは、戸建住宅・集合住宅のどちらにも設置できるようにトランス電源ユニットの機能・デザインの向上、見積システムの刷新など、インフラを強化。さらに、人感センサで段調光が可能な「インダイレクトポールライト」、地中埋設できない場所に設置可能な「フロアアッパーライト」、樹木やポールに取り付けられる「ベルトスポットライト」の3機種を追加。「100V」シリーズは、タイマー調光やゆらぐあかりで心地よい演出をするガーデンライトのラインアップを拡充する。

高尺タイプでしっかり目隠し「フェンスAB」

「フェンスAB」シリーズは、従来の高尺タイプになかった2mの柱ピッチが新登場。従来のフェンスよりも柱本数が少ないため、すっきりとしたデザインで、施工の手間も軽減。さらに、従来品の柱ピッチよりも高い耐風圧性能を備えた安心設計で、ブロック施工にも対応が可能。

玄関ドアまでの距離をつくる「機能門柱FF」「アクシィ」

機能門柱を使い敷地境界で訪問者の応対ができるようにすることで、オープン外構であっても部外者が侵入しにくい環境をつくることができる。


「門扉」シリーズ概要

■発売地域:全国

■参考価格:

・開き門扉AX 1,718,200円(税込)

 (FT1型 W800×H1600mmサイズ両開き FamiLock仕様)

・プラスG エントランス 開き門扉AH 4,731,210円(税込)~

 (アシンメトリー納まり W30-D20 側面側:デザイン格子)

■発売日:

・FamiLock 2025年4月1日

・開き門扉AX 2025年5月1日

・プラスG エントランス 開き門扉AH 2025年5月1日


■「美彩」参考価格

・トランス電源ユニット:16,500円~(税込)※トランス電源ユニットのみ2025年6月発売

・インダイレクトポールライト:40,700円(税込)

・フロアアッパーライト:42,350円(税込)

・ベルトスポットライト:31,900円~(税込)

■「100V」参考価格

・ガーデンライト:56,650円~(税込)

・ポーチライト:49,170円~(税込)

■「フェンスAB」参考セット価格:本体1枚+柱1本(部品込み)

T-14:72,710円~(税込・工事費別途)

T-16:96,030円~(税込・工事費別途)

■「機能門柱FF 前入れ前取り出し」参考価格

290,730円~(税込)

■「アクシィ 宅配ボックス付き仕様」参考価格

アクシィ1型:152,350円~(税込)

アクシィ2型:154,110円~(税込)

リクシルのエクステリアで100のいいコト+PLUS:

https://exterior100.lixil.co.jp/tags/security/

2025年3月10日月曜日

【LIXIL】 内装壁機能建材「エコカラットプラス」シリーズ3商品を新発売

株式会社LIXILは、内装壁機能建材「エコカラットプラス」に、「リブスレート」「シングレース」「ルランジュ」の3商品を追加し、2025年4月1日より発売する。また、自分で簡単に取付け・交換できる「エコカラット セルフ」には、2つのデザインを追加する。

リブスレート
ルランジュ
エコカラット セルフ

■エコカラットプラス新商品ラインアップ

・「リブスレート」

カラー:3色(アイボリー/グレー/ダークグレー)

希望小売価格:17,160円/平方メートル (税込・工事費別)

発売日:2025年4月1日(火)

・「シングレース」

カラー:4色(グレー/ベージュ/ダークグレー/チャコール)

希望小売価格:17,160円/平方メートル (税込・工事費別)

発売日:2025年4月1日(火)

・「ルランジュ」

カラー:2色(エクリュホワイト/ペールグレー)

希望小売価格:12,100円/平方メートル (税込・工事費別)

発売日:2025年4月1日(火)

■エコカラットセルフ新商品ラインアップ

・サイズ:606mm×1212mm/909mm×909mm

・希望小売価格:42,900円/セット(税込)

・発売日:2025年4月1日(火)

製品ページ:https://www.ecocarat.jp/products/ 

2025年3月7日金曜日

【飛騨産業】 三澤 遥デザインの国産ブナ材を活用した新作椅子「HIHI DADA」オンラインストアにて先行受注販売開始

飛騨業株式会社は、昨年11月の東京神宮前+81 Gallery Tokyoでの展覧会「Haruka Misawa Exhibition『HIHI DADA』」で好評を博した新作椅子HIHI(ヒヒ)とDADA(ダダ)を2025年2月28日(金)より飛騨産業公式オンラインストアにて受注開始、その後直営店HIDAをはじめとする実店舗での販売を順次スタートする。

これを記念して、2025年4月5日(土)より5月6日(火)まで、岐阜県高山市の遊朴館 HIDA GALLERYにて椅子のデザインを手掛けたデザイナー三澤 遥氏による展覧会「Haruka Misawa Exhibition『HIHI DADA in HIDA』」を開催。会期初日の4月5日(土)には、三澤氏と当社開発担当者によるトークセッションも開催する。

受注販売開始スケジュール

飛騨産業公式オンラインストア|2025年2月28日(金)より先行受注販売

HIDA各店ほか(実店舗)  |2025年4月末より展示・販売(予定)

飛騨産業公式オンラインストア https://hidasangyo.com/products/series/hihi-dada/

2025年3月6日木曜日

【LIXIL】日本のトイレ文化を世界へ発信する新たな展示館「トイレの文化館」INAXライブミュージアムに2025年4月17日オープン

株式会社LIXILが運営する、土とやきものの魅力を伝える文化施設「INAXライブミュージアム」(所在地:愛知県常滑市)は、日本のトイレ文化を発信する展示館「トイレの文化館」を2025年4月17日(木)から一般公開する。

LIXILの日本国内の水まわり・タイル事業は、1924年、六古窯の街として知られる愛知・常滑に伊奈製陶株式会社(後のINAX、現LIXIL)が設立され、トイレなどの衛生陶器は、太平洋戦争直後の1945年から製造を始め、来年2025年に80周年を迎える。

「トイレの文化館」は、水まわり・タイル100周年を記念し、INAXライブミュージアムの7つ目の館として開館する。木製便器の時代から、華やかに装飾された陶磁器製便器、やがて水洗化を経て和魂洋才の技術的な発展と空間としての充実を遂げた現代のトイレに至る歩みを、約50点の実物展示と豊富な資料展示でたどっていく。


「トイレの文化館」

■ 施設概要

施設地:愛知県常滑市奥栄町1-130 (INAXライブミュージアム内)

敷地面積: 732.4 平方メートル    延床面積:405.7 平方メートル (1 階 ピロティ約50 平方メートル 、2階 展示室 約180 平方メートル )

設計:南の島工房一級建築士事務所(共同   森川設計) 施工:小原建設株式会社 

内装・展示:株式会社丹青社

建築物:鉄筋コンクリート造/木造 2階建屋内展示館

■INAXライブミュージアム概要

所在地:愛知県常滑市奥栄町1-130

TEL:0569-34-8282 

休館日:水曜日(祝日の場合は開館)、年末年始

新共通入館料(2025年4月以降):一般:1000円、学生 800円 、中・高生:500円、小学生:250円

ホームページ: https://livingculture.lixil.com/ilm/

Facebook: https://www.facebook.com/LIXIL.culture  

Instagram: https://www.instagram.com/lixil_inaxmuseums/


2025年3月5日水曜日

【日本財団】第4回みらいの福祉施設建築プロジェクト 表彰式開催

公益財団法人日本財団が、建築デザインを重要な要素として位置づけ、福祉と地域のみらいをつくっていくことを目指して、多様な人の日常を支える福祉拠点の提案を募集していた「第4回みらいの福祉施設建築プロジェクト」の助成決定事業3事業が決定し、3月4日(火)に日本財団ビル(東京都港区)で表彰式が開催された。

(左から)クリエイティブサポートレッツ・坂茂建築設計・日本財団笹川会長
(左から)teco・薫英会・日本財団笹川会長
(左から)千葉学建築計画事務所・中央福祉会・日本財団笹川会長


第4回日本財団みらいの福祉施設建築プロジェクト 助成決定事業

◎NFP0006
スキップフロアによる障害者グループホームの地域拠点化 たけし文化センター田町
特定非営利活動法人クリエイティブサポートレッツ
株式会社坂茂建築設計

◎NFP0008
きどのイドバタ -風景と人の交わる”きどのミチ”-
社会福祉法人薫英会
teco株式会社

◎NFP0045
届ける福祉「みらいの家」
社会福祉法人中央福祉会
千葉学建築計画事務所


日本財団 第4回みらいの福祉施設建築プロジェクト
助成決定事業の提案ならびに審査講評
こちら



【ライカ ジオシステムズ】 デジタル・コンストラクション・レイアウトを再構築する新製品を発表

ライカジオシステムズ株式会社は、Leica iCON iCS20 / Leica iCON iCS50 センサーと、建設用コンストラクション・レイアウト・ワークフローを組み合わせた Leica iCON trades ソリューションを発表した。

Leica iCON trades は、独自に開発されたドット&ストライプパターンによって、ポールの高さを自動検出し、ポールの傾きが補正される。これらの機能により、アクセスしにくい場所でもポイントやラインをミスなくレイアウトでき、作業スピードが大幅に向上した。

Leica iCON trades for Layoutページ
https://leica-geosystems.com/ja-jp/products/construction-tps-and-gnss/software/leica-icon-trades/layout-software
 
Leica iCON iCS20製品ページ
https://leica-geosystems.com/ja-jp/products/construction-tps-and-gnss/leica-icon-construction-tools/leica-icon-ics20

Leica iCON iCS50製品ページ
https://leica-geosystems.com/ja-jp/products/construction-tps-and-gnss/leica-icon-construction-tools/leica-icon-ics50
 

2025年3月4日火曜日

第31回ユニオン造形デザイン賞 表彰式・特別講演会

今回で31回目となるユニオン造形デザイン賞の審査員に建築家・永山祐子氏を迎え、テーマを「100年の建築」として昨年9月から11月にかけて応募をつのり102作品の応募作品が集まり、審査を経て、優秀賞5点と奨励賞2点の計7作品の表彰が2月26日に行われた。

今回は、大賞となる作品が選出されなかったが、審査員・永山氏は、「全体的にアベレージの高いものだった。」ということで、ただ優秀賞作品から突出されたものまではなかったということも講評で述べられた。また、最後に受賞者に対して、「ここから各々作品を掘り下げて欲しい」と、これからも建築を追及してもらいたいとしめられた。 


表彰式の後、永山祐子氏の特別講演会が行われ、手掛けられた作品「膜屋根の家」、「東急歌舞伎町タワー」や、大阪・関西万博のパナソニックパビリオン「ノモの国」、「ウーマンズパビリオン」を紹介された。 

2025年3月3日月曜日

【総合資格】『画文で巡る! 丹下健三・磯崎新 建築図鑑』3月3日(月)発売

株式会社総合資格は、令和7年3月3日(月)に新刊『画文で巡る! 丹下健三・磯崎新 建築図鑑』を発行する。

本書では、丹下健三と磯崎新の国内主要50プロジェクトを、建築の総合情報誌『日経アーキテクチュア』連載の「建築巡礼」でおなじみの宮沢洋氏が、味わい深いイラストと独自の切り口でつづる文章で紹介。

本書は建築の紹介の他に、縦軸にモダニズム・脱モダニズム、横軸に年代をおいて二人の主要プロジェクトを記した「統合年表」、事務所OBと建築史家が丹下、磯崎との思い出や二人が長年建築界のトップであり続けた理由について語り合う「深掘り対談」を掲載。「5つのキーワード」では、丹下・磯崎それぞれの建築を読み解くためのキーワードを解説。

【基本情報】

著 者:宮沢洋          

発行元:株式会社 総合資格

判 型:A5判           

頁  :208ページ(4色カラー)

定 価:2,420円(税込)     

発売日:2025年3月3日(月)

発 売:総合資格学院 出版サイト(https://www.shikaku-books.jp)、その他全国の書店、大学生協、ネット書店など

 

【CONTENTS】

Chapter.1 丹下健三

丹下建築を味わうための5つのキーワード

01 広島平和会館原爆記念陳列館 世界を驚かせた“消える軸線”

02 津田塾大学図書館 70年間守られる続ける開放感

03 図書印刷原町工場 モダニズムの花形は70年現役

04 倉吉市庁舎 師・岸田日出刀が与えた模索の場

05 墨会館 中庭側は別世界の白い要塞

06 香川県庁舎 丹下モデュロールが生むリズム

07 今治市庁舎・公会堂 折板が出発点の丹下ワールド

08 旧倉敷市庁舎 第二の生を導いた精緻な目地

09 立教大学図書館 レンガ壁の上の新旧対比

10 今治信用金庫 端正さに隠された転調のデザイン

11 日南市文化センター 最南端に残る鼓形平面の遺跡

12 旧香川県立体育館 別メンバーで代々木の吊りと競う

13 国立屋内総合競技場 金字塔となった「二重の吊り」

14 東京カテドラル聖マリア大聖堂 8枚のHP シェルが描く十字架

15 山梨文化会館 成長を実現させた“縄文” 的円柱

16 静岡新聞・静岡放送東京支社ビル コア1本で都市の成長を可視化

17 戦没学徒記念館 外観を消した幻の丹下建築

18 ゆかり文化幼稚園 園児を包み込むプレキャストの城

19 日本万国博覧会お祭り広場大屋根 「太陽」の陰に佇む祭りの残像

20 駐日クウェイト大使館 2本のコアにまといつく立体庭園

21 草月会館 唯一残るミラーガラスの鉱石

22 兵庫県立歴史博物館 モダニストらしい天守閣への敬意

23 横浜美術館 半円柱の丹下流ポストモダン

24 東京都新庁舎 「転向」との声も出たIC模様

25 フジテレビ本社ビル “丹下好み” を詰め込んだ湾岸の華

深掘り対談 丹下健三編(堀越英嗣氏×豊川斎赫氏)前川國男や坂倉準三を飛び越え“世界のTANGE” になれた理由

 

Chapter. 2 磯崎新

磯崎建築を味わうための5つのキーワード

01 新宿ホワイトハウス 幻の第1 作はアートの拠点に

02 岩田学園 静かに挑発する教室棟と体育館

03 大分県立大分図書館 「切断」を主張する中空梁の列

04 群馬県立近代美術館 立方体づくしで2度目の学会賞

05 北九州市立美術館 丘の上に突き出す直方体の筒

06 北九州市立中央図書館 異質な外観と内部の心地よさ

07 西日本総合展示場 波に向かう吊り屋根の帆船

08 神岡町役場 「未知との遭遇」の異質さ

09 つくばセンタービル 見る者の歴史知識を試す問題集

10 西脇市岡之山美術館 白い箱をつなぐ前衛的前室

11 お茶の水スクエアA 館 名建築を復元しつつも「断絶

12 ハラ ミュージアム アーク 心をほぐす緑と黒の風景

13 水戸芸術館 ねじれる塔は“次”への宣言

14 由布院駅舎 ふわりと浮かぶクロスボールト

15 富山県立山博物館 展示館・遙望館 階段と映像で登拝を疑似体験

16 東京造形大学 造成なしの奇策でコンペ当選

17 兵庫県立先端科学技術センター 世界的造園建築家とのコラボ

18 奈義町現代美術館/奈義町立図書館 作品と一体化した第3世代美術館

19 ビーコンプラザ 水戸超えのタワーは巨大球面

20 豊の国情報ライブラリー 来館者の姿勢を正す荘厳な入り口

21 なら100 年会館 施工=デザインの瓦の黒船

22 秋吉台国際芸術村 “群島” の中に立つ幻の住宅

23 セラミックパークMINO 谷地をまたぎ、展示室を吊る

24 山口情報芸術センター 波打つ屋根が市民をかき立てる

25 北方町生涯学習センターきらり・岐阜県建築情報センター リベンジからの「流れ」の屋根

深掘り対談 磯崎新編 渡辺真理氏×五十嵐太郎氏 師・丹下を乗り越えるための「アバンギャルド」という戦略

磯崎新による丹下健三への弔辞

付録:丹下健三・磯崎新 統合年表/国内主要作品MAP