YKK APと関電工は「建材一体型太陽光発電(BIPV)」の開発、普及に向けて、業務提携したことを5月24日に発表した。
窓メーカーである YKK AP と、電気設備工事においてトップ企業の関電工が業務提携することにより、カーボンニュートラルに向けた再生可能エネルギー事業への取組みとして、ビルの窓や壁面を活用する「建材一体型太陽光発電(BIPV)」を開発していく。
平地面積が少ない日本では、メガソーラーに代表される平置きの太陽光発電設置に限界があり、都市部のビルにおいても屋上の面積の不足は太陽光発電の設置場所を拡大させるうえで課題となっているが、今回の業務提携により、この課題を解決すべく多くの面積が期待できるビルの窓や壁面を活用する「建材一体型太陽光発電(BIPV)」を進めていくことになる。
両社は「建材一体型太陽光発電(BIPV)」として、施工・メンテナンスが容易な「内窓タイプ」、およびカーテンウォール(※1)の「スパンドレル(※2)内蔵タイプ」 の2点を開発します。特に「内窓タイプ」とすることにより、内窓の特性である「断熱・防音」の効果を併せて得ることができる。懸念される透過性と、発電量への影響は今後の実証実験により確認していくとしている。
※1 「カーテンウォール」とは、建物の荷重を直接負担しない非耐力壁のこと。柱と梁を主要な構造体として、その構成部材にアルミやガラスなどの材料を用いて作られる外壁のことです。
※2 「スパンドレル」とは、カーテンウォール構法においては、上下の窓の間の壁のことです。
※2 「スパンドレル」とは、カーテンウォール構法においては、上下の窓の間の壁のことです。
業務提携発表会 (左) 関電工 仲摩社長 (右) YKK AP 魚津社長
YKK AP
関電工
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