会場に用意されている中村氏直筆の“見どころ手帖”は小屋型のかわいらしいミニ冊子になり、わかりやすく会場の説明が書かれている。
3階 第1会場
中村氏があこがれ影響を受けてきた「古今東西の7つの小屋」を紹介。
まず会場を入ると1つ目の小屋「鴨長明の方丈」のパネルがある。
一見普通のパネルなのだが、実は遊びゴコロ満載の顔出しパネルの仕掛けが。この展覧会をリラックスしながら楽しんでほしいとの中村氏の思いがこめられている。
そのほか6つは小さな小屋が建てられており、その中で「ル・コルビュジエの休暇小屋」などそれぞれ図面や模型、写真などが展示。
例えば、こちらは当時中2だった中村氏も衝撃を受けたという堀江謙一のマーメイド号。
94日間の単独太平洋横断航海でどのような生活を送っていたのか、特に『太平洋ひとりぼっち』の“ヨットに何を持ち込んだもの”を気に入って繰り返し読んでいたとのこと。<br />去年、現物のヨットがサンフランシスコに保管されていることを知り、実際に船室に入ったときの写真が展示。
中庭
原寸大(3m×4m)のひとり暮らし用の小屋『Hanemu Hut』の展示。
この小屋を建てるにあたり、ギャラリー間の中庭ではじめて地鎮祭も行われた。(地鎮祭の様子は4Fの映像でみれる。)
『Hanemu Hut』は分解・組立が出来るようになっており、会期終了後は移設して使用される予定。
引き出しは開けてもOK(ただし、中のものに触れるのはNG)。すべて中村氏の私物。
家具や小物までも、この小屋のためにデザインされたもので、シャワースペースに設置された中村氏が作成したシャンプー・リンス台にも注目して欲しいとのこと。
4階 第2会場
会場中央のスチールパイプのフレームを蚊帳地で囲って作られた小屋の中には、『Hanemu Hut』の初期のスケッチから詳細図、青焼きの図面が展示。
壁面には今まで中村氏が手がけてきた「小屋」と「小屋的な建物」の写真とスケッチが展示されている。会場奥の映像コーナーでは『Hanemu Hut』ができるまでの映像が上映。
内覧会では中村氏自ら会場構成や見どころについてなどを話した。
関連の講演会は4/25に開催予定。事前申込制で申込はすでに締め切っているが当日はUSTREAMにても配信予定。展覧会は6/22(土)まで。
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