11月2日、六本木ミッドタウンを中心に開催された「GOOD DESIGN EXHIBITION 2016」へ。
今年で60年目を迎えたグッドデザイン賞は、1957年に日本デザインの底上げのために始まった制度。いまでは世界中のデザインの中から、その年のデザインの潮流を見出し、これからの未来を共に考えるための国際的なデザイン賞に。
本年度は、4085件の審査対象から76名の審査委員が80日間かけて審査を行ない、1229件が受賞デザインに選出された。
受賞デザインに触れることで、そのデザインが生まれた目的や背景を知り、なぜ「GOOD」であるのかを考えることが、新たな創造への架け橋となることをねらいとしている。
アートディレクションは平林奈緒美氏(PLUG-IN GRAPHIC)、会場デザインは長坂常氏(スキーマ建築設計)が務めた。
▲「SPECIAL AWARDS & BEST100」の会場のようす。
今年特に評価の高かったグッドデザイン大賞や金賞などを
デザインの役割と可能性を併せて紹介した特別展示。
▲都市公園(天王寺公園エントランス「てんしば」)/近鉄不動産株式会社の模型。
▲「賃貸共同住宅「ホシノタニ団地」/小田急電鉄株式会社の模型。
▲グッドデザイン賞に選ばれた作品のパネルが並ぶ。
▲本年のグッドデザイン賞において受賞件数ランキング上位の企業による展示ブースも。
▲ミッドタウンタワー5Fのデザインハブで行なわれた建築の展示のようす。
また、渋谷ヒカリエでは「そなえるデザインプロジェクト」の展示・紹介も行なわれた。
「そなえるデザインプロジェクト」とは、2016年度グッドデザイン賞の審査の中で、フォーカス・イシューを深堀していく過程において生まれたプロジェクト。
日常から、発災、救出、避難、復旧、復興へ――それぞれのフェーズで役立つデザインの発想やヒント、ガイドラインを「そなえるデザイン」としてまとめ、社会全体で共有し、次のデザインへと活かしていくことを目的にスタートした。
▲建築家・坂茂氏が主宰するボランタリー・アーキテクツ・ネットワークの
「避難所用・紙の間仕切りシステム」の現品を展示し、活動とともに紹介。
▲展示のようす。
▲避難所の様子を再現。
▲一人暮らしのワンルームとほとんど変わらないつくり。
▲そなえるデザインプロジェクトのアイコンであるダンボールを利用してつくられた本棚には防災にまつわる本が。まずは身近で手軽なダンボール箱を前にして一人一人が必要な防災グッズを考えてみるところから「そなえる」が始まれば…、との想いが込められている。
▲ダンボールでつくられた机と椅子も。
なお、丸の内で開催中の「LONG LIFE DESIGN EXHIBITION 2016」は今月20日まで開催。
11月18日には、本年度のグッドデザイン・ロングデザイン賞を受賞した株式会社龍角散8代目社長藤井氏と審査委員の柴田文江さんによる対談イベントも。
この機会に、くらしの中で何気なく使っている良いデザインを見つめ直してみては?
この機会に、くらしの中で何気なく使っている良いデザインを見つめ直してみては?
●GOOD DESIGN Marunouchi
東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1F
03-6273-4414
「ゴホン!といえば龍角散×ロングライフデザイン デザイントーク」
日 時:2016年11月18日(金)11:00~12:00
会 場:GOOD DESIGN Marunouchi
参加費:無料
定 員:20名
ゲスト・スピーカー:株式会社 龍角散 代表取締役社長 藤井隆太氏
ロングライフデザイン賞審査委員 柴田文江氏
参加お申込みはコチラ:http://peatix.com/event/211306/view
会 場:GOOD DESIGN Marunouchi
参加費:無料
定 員:20名
ゲスト・スピーカー:株式会社 龍角散 代表取締役社長 藤井隆太氏
ロングライフデザイン賞審査委員 柴田文江氏
参加お申込みはコチラ:http://peatix.com/event/211306/view
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