2010年3月31日水曜日

安藤忠雄氏TV出演「海洋牧場」を提言

NHK「視点・論点」に安藤忠雄氏が出演。選挙演説番組のようなシンプルな体裁の画面で10分間、私の提言として「海洋牧場」について語る。日本海または瀬戸内海に巨大な人工の漁場をつくり、資源を守り、かつ産業育成と新たな立国を目指してはどうか、というもの(たぶん)。再放送は総合TVで早朝4:20〜4:30予定。

永山祐子事務所改修の《カヤバ珈琲》でBランチを食べる

今日こそは《カヤバ珈琲》で定番のハヤシライス、と思っていたのだが、ランチメニューを見て気が変わる。オーダーは「チキングリル カレークリームソース」、携帯画像なので写りイマイチだが、とても美味なり(「タマゴサンド」もうんまい♪)。 コーヒー付900円。

2010年3月30日火曜日

海洋堂「坂本龍馬フィギュア」その後

公言してみるもので、1.龍馬誕生:高知城、2.黒船来航:浦賀港、3.海軍操練所練習船「観光丸」を立て続けに入手(協力者諸氏よ、アリガトウ)。
流石は世界に冠たる海洋堂フィギュア、見よ、このディテールの細かさ。組み立て前の段階からして凄いし、帆先も凝っている(ペットボトルのオマケ品なのに)。この3体の龍馬さんは同じらしい。




2010年3月29日月曜日

『アルゴリズミック・アーキテクチュア』刊行記念トークイベント

彰国社『アルゴリズミック・アーキテクチュア』刊行記念トークイベント『アルゴリズムと建築の関係をめぐって「アルゴリズム的」建築か?「アルゴリズム即」建築か?』を聴講(会場INAX:GINZA)。
田中浩也氏の講演は先の「Design×Sustainnability×OpenSource= ? ? ?」以来、かつ海外留学直前最後とあって期待大。


建築文化シナジーサイトに告知が出たのが20日前、出演者の一人藤村龍至氏がtwitterでつぶやいたのが1週間前だが、開演定刻には席が埋まるという驚異の集客力。田中氏、松川昌平氏らの発言履歴は「twitter #algorism」で断片的に追える。

2010年のプリツカー建築賞にSANAA

2010年のプリツカー建築賞(米国ハイアット財団主宰)を、妹島和世氏+西沢立衛氏/SANAAが受賞。丹下健三氏、槇文彦氏、安藤忠雄氏に次ぐ快挙と朝日新聞ほか各社一斉に報じている。移動中、JRの車両内のニュースディスプレイにも時事通信社発で流れるくらい。
追記:夕方には毎日新聞に倉方俊輔氏のコメント掲載。翌朝のフジテレビ「とくダネ!(画像)」の冒頭のトークで取り上げられていた(小倉さんには「サナー」と発音して欲しかったが)。

2010年3月25日木曜日

南青山にてPOINT/長岡勉インスタレーション展示中

南青山のショップ「DIESEL DENIM GALLERY AOYAMA」にて、POINT/長岡勉によるストアインスタレーション作品「Labyrinth of woods」展示中、主催元よりリリース画像が届く。先日うっかり13時前に行ってしまい(閉まっていた)、ガラス越しに覗いた身には有難し。営業は13-20時、展示は7/12まで。



なお前回は谷尻誠氏による「Nature Factory」。

2010年3月24日水曜日

「建築女子」 in神保町




神保町にある南洋堂書店 4階にて、建築学科の女子だけで企画された、建築女子展覧会「私たちのアトリエ...女子だけ?!」が開催中。
各々が過去に取り組んできた課題が、建築模型やパネルで紹介されている。

この展示会、来場者だけでなく、建築女子たち自身の情報交換の場ともなっている様子。
所々に“女子らしさ”が垣間見える可愛く繊細な会場だが、展示されている作品からは、建築に対する彼女たちの熱意がひしひしと伝わってくる。

期間は3月27日(土)まで。会期中は会場にて建築女子のメンバーの話を聞くことが出来る。
後援:南洋堂書店、建築系ラジオ/アドバイザー:南泰裕

2010年3月23日火曜日

「MINI is coming to GINZA」の工事囲い

中央通り銀座1丁目付近にて、3/12撮影。長らくサラ地だったが、この春なんとMINIのショールームが出来るらく(車の総合情報サイト[autoc-one]記事)、工事囲いが"壁画アート"と化している(パッと見、鳥山明著『ドラゴンボール』の単行本背表紙を思い出した)。

連動した公式サイトでは端から端まで"パレード"の様子が全て見られて、車からヒトから動物に至るキャラ設定の解説付き。
工事囲いの画は何度かリニューアルしているらしい。次回は4/2予定。

2010年3月20日土曜日

照明はLED採用、環境に配慮したコンビニ

環境配慮型店舗の旗艦店として今年1月に練馬区内にオープンした《ファミリーマート豊玉中三丁目店》。1/25付同社リリースに拠れば、店舗は木造FP工法、ガラスはペアガラス、最新鋭の太陽光発電システム、店舗内外照明はLED、コンビニ業界初の光ダクト採光システム、ノンフロン冷凍庫・・・・・・等々、店内で天井照明に留意すれば判る人には判るが、パッと見には判るまい。

2010年3月19日金曜日

海洋堂の新作フィギュア「坂本龍馬」

3連休前に、ユルい話題をひとつ。
マニアックなフィギュア販売で知られる海洋堂の新作フィギュアをコンビニ>ペットボトル売場で発見。その名も「坂本龍馬 その生涯の軌跡」。早くもこんなところに現われるとは、恐るべしかな龍馬ブーム。
高知城をバックにした「龍馬誕生」に始まり、桂浜の「銅像」がラストの計7種類、ゲットしたのは5番目の「新婚旅行:鹿児島」。4の「グラバー邸」か、帆船付きの2「黒船来航」か、3「観光丸」が欲しかった。
カラーの三つ折解説書には、磯崎新審査委員長の公開コンペで決まった高橋晶子氏(現:ワークステーション)による《坂本龍馬記念館》(1991年)の外観写真も収められていた。

3/22追記:奇しくも同じ原型師によるシリーズ6「龍馬暗殺の地:京都」をゲット。両者の足元は石畳、龍馬は革靴を履いてマス。刀と人型は別々で、組み立てる際に腰に差す。原型師は5人が7種を制作している。

日本芸術院賞建築部門 北川原温氏受賞

平成21年度(第66回)日本芸術院賞各受賞者発表、建築部門は北川原温氏(北川原温建築都市研究所主宰)が受賞。対象作品は平成19年4月竣工の《中村キース・ヘリング美術館》。

2010年3月18日木曜日

新しい音楽の殿堂《ヤマハ銀座ビル》

2/26オープンを告げる電車の吊り広告を目にした人も多いだろう。ファサードのガラスに金箔を挟み込んだ、日建設計による《ヤマハ銀座ビル》。裏面、その後ろの別館もそれぞれ特徴的。
ヤマハの新ビル特設サイトには、日建設計およびヤマハ担当者のインタビューが掲載されている。それに拠ると、印象派モネの名画「ルーアン大聖堂」をモチーフにしているとのこと。



2010年3月17日水曜日

信楽焼+LED 新製品展示会

信楽焼とLED照明を組み合わせたエクステリア・インテリア製品展示「LED・Shigaraki2010展」が青山「Rin」で開催中(3/17-19)。透過性のある陶土を信楽窯業技術試験場で新開発(特許申請中)、光源を透かしてみせるプロダクツも。甲賀市の関連会社10社が出展、主催:信楽陶製照明器具開発研究会


2010年3月16日火曜日

yamagiwaにて「ウォルター・ノル セミナー」聴講

ヤマギワリビナ本館にて「ウォルター・ノル(WALTER KNOLL)セミナー:ヨーロッパの最新建築デザイン」を聴講。コープ・ヒンメルブラウ《BMW Welt》、ノーマン・フォスター《ライヒスタッグ(ドイツ連邦議事堂)》、ヘルツォーク&ド・ムーロン《アリアンツスタジアム》、隈研吾《藤屋》などの空間に、オリジナルを含む自社家具を納品、コラボレーションを重ねてきた同社のデザイン・技術・ブランドについて、WALTER KNOLL社CEOのマーカス・ベンツ氏自らが語る(画像はフォスター+パートナーズデザインによるベンチ「Foster 510」)。

先のベルリン映画祭で最優秀監督賞をとったロマン・ポランスキー監督作品「ザ・ゴースト・ライター」に出てくる(ユアン・マクレガーが住んでいる)邸宅の家具は、同社の家具で占められているらしい。日本公開が待たれる。

慶應大学SFC[XD-eXhibition 10]を見る

アクシスギャラリーで本日19時まで開催の慶應義塾大学(湘南藤沢キャンパス) エクス・デザイン第2回展示会[XD-eXhibition10]を見る(会場画像3枚提供:主催元)。先ず入口でカードがリングで留められたリーフレットを渡される。カードには「Factory of X Design」の理念、会場MAP、山中俊治教授、田中浩也准教授ら教官9人のプロフィールが収められている。計13の出展作品の前にも同じ形式のカードが置かれ、気に入った作品のカードを来場者がファイリング、自分だけの"図録"をつくるという方式。


昨年の21_21 DESIGN SIGHT「骨展」で見た山中氏の作品も置かれていたが、主役はクリエイターの卵たる学生達。GPSと連動したプロダクツや、まるで生き物のように見える"霧のセル"の集合体など、多彩なデザイン、未来の可能性を感じる。

2010年3月15日月曜日

銀座三越新館+本館一部工事中




今秋にグランドオープン予定《銀座三越新館》、しばらく見ない間にすっかり建ち上がっていた(小画像は昨年11月末のもの)。本館との連絡通路(パサージュ)も繋がり、本館もファサードなど一部で改装中。設計・管理はKAJIMA DESIGN

三越といえばエントランスに鎮座する"ライオン"が待ち合わせのメッカだが、工事囲いで隠れている現在も役目を果たしているようだ。

2010年3月14日日曜日

長谷川豪《練馬のアパートメント》を見学

偶然と幸運が重なって、長谷川豪建築設計事務所ミサワA-PJによる《練馬のアパートメント(仮称)》を見学する機会に恵まれる(画像は同PJ企画展「デザイナーズ集合住宅の過去・現在・未来展」に出展中の模型)。昨日のトークイベントでスライドを見たばかりというタイミング、(当り前だが)現場での情報量(音、光、空気)が圧倒的に違う。関係者の皆様、ありがとうございました。

中止になってさえいなければ、北面の住居からは夏に豊島園の花火が眺められたであろう。

2010年3月13日土曜日

吉村行雄写真展「北欧の巨匠"アルネ・ヤコブセン"の世界」明日まで

ロゴバ東京(ROGOBA DESIGN ON LIFE_Tokyo)で明日まで開催中の吉村行雄写真展—「北欧の巨匠"アルネ・ヤコブセン"の世界」関連トークイベント「吉村行雄が見たアルネ・ヤコブセンの魅力」へ。前回(2/20)の好評を受けてのアンコール。

スワンチェアのデザインなどでも有名なデンマーク建築家が手掛けた、ベルビュー地区の建築群から遺作となった《デンマーク国立銀行》まで、平面図も織り交ぜながら、元竹中工務店の吉村氏によるレクチャーに圧倒される。DMにも使われている《デンマーク国立銀行》の内観写真の縦長の白い線は、照明器具ではなく、ファサードに入っている計算しつくされたスリットから漏れる光と知る。昼時に素晴らしい視覚効果を館内に齎すのだそうだ。

ロゴバ東京はゆったりとしたフロアに名作照明や椅子が並び、旧ガソリンスタンドをコンバージョンした空間は天井も高い(kenchiku-report)。なんとこの空間を利用して、5月にコンサート「平河町ミュージックス」が開催される。ホールでは味わえないという繊細な音をこの機会にご鑑賞あれ。

MISAWA A-PJ「デザイナーズ集合住宅の過去・現在・未来展」開催中

ミサワホームAプロジェクト企画「デザイナーズ集合住宅の過去・現在・未来展」へ。主な出展模型は若松均《桜並木の住宅》、長谷川豪《練馬のアパートメント》、成瀬友梨+猪熊純《A housing》、中村竜治《練馬の集合住宅》、OMA(重松象平)《SAN-NO HOUSE》、石上純也《house h》など。





14時より企画・監修の一人である南後由和氏らが出席した第1回めのシンポジウム開催。会場はぐるりと立ち見が出ていた。2回目は16日(日)18時より予定。

2010年3月12日金曜日

サステナブルデザイン国際会議前夜祭「Design Accord Tokyo Town Hall」を聴講

第4回サステナブルデザイン国際会議のプレイベント「Design Accord Tokyo Town Hall」を東京ミッドタウン・デザインハブで聴講。モデレータに兼松佳宏(本イベント主催元:greenz.jpクリエイティブディレクター)、ほか登壇順(敬称略)に津田和俊、NOSIGNER、田中浩也(慶應義塾大学准教授)、林千晶(ロフトワーク代表取締役)という顔ぶれで語られた「Design×Sustainnability×OpenSource= ? ? ?」の可能性。
読み終えたばかりのストック&リノベーション関連書(野城智也著『サービス・プロバイダー 都市再生の新産業論』彰国社、隈研吾+三浦展『三低主義』NTT出版)などとリンクする内容で、抜群に面白かった(早くも2010年イベントの三指に入る予感大)。中でもNOSIGNER氏が提示した「OPEN SOURCE PRODUCT」は、著作権セミナーの類いを一度でも受講した脳にはガツン!とくる新概念。"クリエイティブ・コモンズ(CC)"という考え方も初めて知るに至る。田中氏の現在進行形PJ「Open (Re)source Furniture」は Live-RAJ2008 時より更なる進化を遂げていた。なお田中氏は14-16日に AXIS galleryで開催される[XD - eXhibition 10]に出展も。
USTREAMとTwitter(#datoko)での実況有り、仔細は参照を。

2010年3月11日木曜日

イタリア職人芸+現代の素材=「DOCOR」


イタリア文化会館にて、ロンバルディア州の職人集団による"made in Italy"の建材ブランド「DOCOR」のお披露目イベント。フレスコなどイタリア伝統の絵画技術と、ポリウレタン樹脂など現代の技術とが融合した仕上げ。内装や水まわり空間におススメ、というもの。色彩センスはやはり日本人とは異なる印象。

職人さんによるデモンストレーションに先立ち、法政大学陣内秀信教授によるレクチャーも行なわれた。学生時代以来の"ベネチア講義"であった。