2025年5月16日金曜日

日本建設業連合会「交通事故防止講習会」

(一社)日本建設業連合会は、建設現場での交通事故防止対策の一環として「交通事故防止講習会(日建連及び建設三団体安全対策協議会主催)」を開催した。
講習会では警視庁交通規制課の「路上工事等における交通事故対策」、(独)自動車事故対策機構の「ドライブレコーダーを活用した安全運転指導について」、日本建設業連合会交通対策部会専門委員による「建設工事現場におけるダンプカーの交通事故防止について」など事故防止策について講演を多くの工事関係者が聴講した。 

「OMO7横浜」デザインイメージを一部初公開~横浜市旧市庁舎を活用し「レガシーホテル」へ~

「OMO」は、神奈川県横浜市に「OMO7横浜 by 星野リゾート」を2026年春に開業する。
ホテルは「BASEGATE横浜関内(横浜市旧市庁舎街区活用事業)」と呼ばれる、JR関内駅前の横浜市旧市庁舎跡地を活用した開発プロジェクトで、日本の近代建築を支えた昭和を代表する建築家「村野藤吾」氏が手掛けた横浜市旧市庁舎を「レガシーホテル」として活用する。ホテルのデザインは横浜市旧市庁舎の意匠を一部活用、再解釈し設計される。
OMO7横浜」外観イメージ(上) 横浜市旧市庁舎・行政棟(下)

横浜市旧市庁舎は横浜開港100周年記念事業として1959(昭和34)年に竣工し、60年以上にわたり横浜市政を支えてきました。行政棟を手掛けたのは日本の近代建築を支えた昭和を代表する建築家「村野藤吾」氏。2020年12月に実施された旧市庁舎の最後の見学会でも多くの市民が集い、閉庁を惜しむ姿がみられました(*1)。
*1タウンニュースより https://www.townnews.co.jp/0117/2021/01/07/557675.html

「OMO7横浜」は、市民に親しまれた旧市庁舎の景観を継承するために、行政棟を現位置に残し、観光の賑わいを生み出すホテルとして活用する「レガシーホテル」というテーマを選択することで、建物の意匠で残せるものは残し、老朽化等で取り壊さざるをえない部分に関してもコピーではなく、新たなホテルとしてふさわしい意匠に生まれ変わるような再解釈を行い、横浜の発展の歴史を象徴する記憶と風景を継承していくことを目指す。

横浜市旧市庁舎の意匠をそのまま受け継ぐ事例



施設概要
施設名 :OMO7横浜(おも) by 星野リゾート
所在地 :神奈川県横浜市中区港町1丁目1番1ほか
客室数 :276室
当初設計…村野、森建築事務所
     
株式会社竹中工務店改修基本設計・実施設計)
     株式会社成瀬・猪熊建築設計事務所ホテルFOH(*5)部 インテリア基本設計)
     株式会社成瀬・猪熊建築設計事務所インテリアデザイン監修
     アイリスオーヤマ株式会社ホテルFOH部 造作家具実施設計)
     UMA / design farm(ホテルサインデザイン)
     村野、森建築事務所・MURANO design
数字フォントデザイン)
     株式会社成瀬・猪熊建築設計事務所
FFE(*6)設計・監理)

施工      :当初施工…免震改修工事:戸田組(現・戸田建設株式会社)
         改修施工…株式会社竹中工務店
開業日   :2026年春


OMO




2025年5月15日木曜日

【サンゲツ】ガラスフィルム見本帳「2025-2028 クレアス vol.3」を発刊

株式会社サンゲツは、窓やガラス面に貼るフィルムを収録した見本帳「2025-2028 クレアス vol.3」を発刊した。
 
サステイナブルな社会の実現に向けて、環境負荷低減に貢献する建築資材へのニーズが年々拡大する中、建築物の開口部である「窓」は、省エネ、防犯対策といった視点でも関心が高まっている。こうした背景を踏まえ、同見本帳では、ペットボトル由来の再生材料を使用したガラスフィルムのラインアップを拡充するほか、遮熱や防犯に効果のある機能性商品を強化し、これらのニーズに応える。

▲Digital Print Libraryよりインクジェットデザインのガラスフィルム「キャンディライン」
▲Digital Print Libraryよりインクジェットデザインのガラスフィルム:「ゼリーゼリービーンズ」
▲環境負荷低減と意匠性を両立したガラスフィルム:「エティコ R」(左)/「ポエトリー R」(右)

 
特長
1. 脱炭素・循環型社会の実現に向けたリサイクルPETフィルムシリーズの拡充
リサイクルPETフィルムを使用した商品について、従来の無地調だけでなくデザイン性の高い商品も新たに追加し、環境負荷低減と意匠性を両立。バリエーションは、9柄14点。
2.
遮熱、防犯に効果のある機能性商品を収録
紫外線の波長280~400nm※(UV-A・UV-B)に効果を発揮する、高領域UVカット遮熱フィルム「シンラ HR 90」を開発。従来のUVカットフィルムより幅広い波長域の紫外線をブロックするため、肌の日焼けや家具の退色を防ぐ効果が期待できる。
また、窓の防犯対策としてCPマークを取得した防犯フィルム「フォルティス 90」を新たに収録。本製品は、高い衝撃耐久性があり、ガラス破りによる侵入の抑制が期待できる。
※一般的なUVカットフィルムの効果がある波長域は300~380nm
3.
バリエーション豊富なインクジェットデザインフィルムを提案
インクジェットデザインを豊富に収録した「Digital Print Library」を新設し、56パターンの幅広いインクジェットデザインと、それらを用いた空間の施工事例を掲載。空間のイメージを具体的に提案することで、ユーザーの空間づくりをサポート。
 
 
ガラスフィルム見本帳「2025-2028 クレアス vol.3」
発刊日:2025年5月15日(木)
収録点数:117柄162点
デジタルカタログ
https://contents.sangetsu.co.jp/digital_book/cleas25/



株式会社サンゲツ

2025年5月14日水曜日

【イビケン】内装用化粧材「アップボーンレザー ファイバシート」で新サイズ展開開始

イビケン株式会社は、革製品の端材をアップサイクルした、環境負荷の低いサスティナブルな内装用化粧材「アップボーンレザー ファイバシート」に、建築業界でなじみのある4×8サイズ(約1200×2400mm)に近い新サイズを追加した。

「アップボーンレザー ファイバシート」は、革製品のようなさわり心地や香りが特徴で、メラミン化粧板のように机の天板などにも使用でき、上質感あふれる空間を演出できる。
これまで展開していた15mと4.8mの2サイズでは、テーブルなどの天板製作時に余りが出てしまうという課題があり、「もう少し小さいサイズが欲しい」という要望に応えるかたちで、建築業界で広く使用されている4×8サイズに近い、扱いやすい新サイズが企画された。


UP_BORN LEATHER の特長
〇本革の端材を約60%使用することでリアルレザーの質感と香りを楽しめ、手触りの温か
 みと上品な香りが、心地良い空間を演出する。
全8色のラインナップから、デザインや用途に合わせて最適な色の選択が可能
〇取扱いの容易さに加え、曲面や複雑な形状にも対応できる事から、デザイナーの創造性
 を最大限に引き出す素材として使用が可能。
〇最大15mの継ぎ目のない素材として提供が可能で、リアルレザーでは難しかった、シー
 ムレスに覆う、大きな什器デザインの実現できる。

 
upbornleather

イビケン株式会社
 https://www.ibiken.co.jp/

2025年5月13日火曜日

【KADOKAWA】隈 研吾 監修「けんちくってたのしい! たてものとそざいのぼうけん」を発刊

株式会社KADOKAWAから、建築家の隈研吾氏が監修を行なった絵本『けんちくってたのしい! たてものとそざいのぼうけん』(監修:隈 研吾、絵・文:たつみなつこ)が刊行された。
本書は、工作好きの小学生2人が、ふしぎな猫に導かれ、隈 氏と一緒に世界中の建築をめぐる物語で、使用する素材に対する考えや、建築物をつくる際に大切にされていることなど、隈 氏の建築哲学のエッセンスがつまっている。

絵と文は、本作が絵本デビュー作となる人気イラストレーターたつみなつこ。制作にあたり、実際に足を運び見てきた建物や、隈さんから聞いたお話をもとに制作された本作は、建築物や人物描写の細部に至るまで、様々な工夫が凝らされてる。


書誌情報
書名:けんちくってたのしい! たてものとそざいのぼうけん
監修:隈研吾
絵・文:たつみなつこ
定価:1,980円(本体1,800円+税)
発売日:2025年4月9日(水)
仕様:A4判/オールカラー/40頁
ISBN:978-4-04-115882-1
発行:株式会社KADOKAWA





株式会社KADOKAWA

2025年5月12日月曜日

【心石工芸】国産ソファブランド「KOKOROISHI」、南青山・骨董通りに新ショールームをオープン

株式会社心石工芸は、2025年5月31日(土)に神宮前SHOPを移転し、東京・青山に新ショールーム「KOKOROISHI東京」をオープンする。
 新ショールームは、上質なフルグレインレザーを贅沢に用いた「PRIZE LINE」を中心に、新作ソファやリビング・ダイニングアイテムを展示。国内外の厳選されたラグ・照明・造作収納と共に、洗練された空間のなかでKOKOROISHIの世界観を体感できる。
 
内装デザインは、インテリアデザインスタジオ「Jamo associates」の高橋紀人氏が手がけ、上質な素材と職人技の融合をベースに、現代の感性に寄り添ったミニマルかつ温かみのある空間を創出。KOKOROISHIのクラフトマンシップと洗練された美意識を体感できる空間。



KOKOROISHI東京 
  住所:東京都港区南青山6-12-1 TTS南青山ビル8F
営業時間:11:00~18:00
 定休日:水曜日(日曜日・祝日は予約制)
来店予約:https://www.sofa-kokoroishi.jp/in-store


株式会社 心石工芸


2025年5月9日金曜日

【DNライティング】Naturealux ~より自然光に近い光を実現~

DNライティング株式会社は、自然光に近い光を実現する新しい演色タイプのLED「Naturealux(ナチュリアルクス)」の受注を開始した。

近年、特に美術館や博物館からの要望の高まりを受け、モノ本来の色や質感を忠実に再現できる自然光LED「SunLike」を搭載したライン照明「Naturealux」を開発した。

「Naturealux」は、従来の照明では表現しきれなかった微細な色の違いや質感まで自然に再現でき、棚やショーケース、什器の照明、ハイケースや美術館、オフィス、住宅、店舗などの間接照明・直接照明など、幅広いシーンで快適で質の高い空間づくりに貢献する。

「Naturealux」製品ページ:https://e-dnl.jp/media/naturealux

2025年5月8日木曜日

【タカラ塗料】DIYでもモルタル調仕上げが可能な左官材「モルクラフト」の販売を開始

株式会社タカラ塗料は、DIYでもプロのようなモルタル調仕上げができる左官材「マイクロセメント モルクラフト」の販売を開始した。

マイクロセメントは、樹脂を含んだモルタル系の左官材で、薄塗りでありながら丈夫で美しい仕上がりを実現できるのが特徴で、その高いデザイン性から、店舗什器や住宅の建具などさまざまなシーンで活用されている。「モルクラフト」は、1~2mmの薄塗りでモルタルの重厚感を表現できるため扱いやすい。また、防水性・耐久性に優れ、キッチンカウンターや洗面台、シャワーブース、屋外の床や壁などにも施工が可能で、容易に理想のモルタル空間を実現できる。
色数は5色(ミストグレー・トープモカ・オパールグレー・シャドウ・プライマリーホワイト)

特長:
1. 水回りや屋外にも対応する高耐久性
2. 初心者でも施工しやすいシンプルな工程
3. 高いメンテナンス性
4. 豊富なカラーバリエーションとサイズ展開
5. コストパフォーマンスに優れた設計


株式会社タカラ塗料

2025年5月7日水曜日

【スパイスキューブ】JR弁天町駅で次世代農業の実証実験をスタート

スパイスキューブ株式会社は、Carbon Xtract株式会社西日本旅客鉄道株式会社と共同で、植物工場「Farmarium(ファーマリウム)」の実証実験を開始した。
この装置は、空気中のCO2を回収し、回収したCO2を用いて光合成を促進し、野菜を育てる小さな植物工場と言えるもので、大阪・関西万博の展示の一環として、2025年3月22日からJR弁天町駅構内に設置された。先行して実機設置することで「未来の農業」をより多くの人に身近に感じてもらうことを目指している。


〇万博の展示にとどまらず、未来の都市型農業へ〇
「Farmarium」の設置は、単なる万博の展示ではなく、都市の中に農業を組み込む新たな社会実装の第一歩です。万博が終わった後も、この技術を駅やオフィス、商業施設などに広げ、持続可能な食料生産を実現することを目指します。「JR弁天町駅構内での設置は、大阪・関西万博の展示をいち早く都市空間に実現する試みです。未来の技術を万博という”特別な場所”だけでなく、“日常の中”で感じてもらうことで、新しい農業の形が当たり前になっていく。今回の設置は、そのきっかけになればと考えています。」(スパイスキューブ株式会社 代表取締役:須貝翼)



開発企業
スパイスキューブ株式会社 https://www.spicecube.biz/
Carbon Xtract株式会社 https://c-xtract.com/
西日本旅客鉄道株式会社 https://www.westjr.co.jp/

2025年5月2日金曜日

【YKK AP】 リフォーム用樹脂製内窓新商品 「ウチリモ 内窓」引違い窓を発売

YKK AP 株式会社は、取り付け部の見込み寸法が最小47mm(※1)あれば設置可能な樹脂製内窓「ウチリモ 内窓」引違い窓を7月7日から全国で発売し、取り付け対応力の向上による施工時間の短縮と意匠性の向上で、ストック住宅の省エネ化を促進する。


2023年からストック住宅の省エネ化を強力に推進することを目的とした「先進的窓リノベ事業」で、窓やドアの断熱化リフォームに対し高い補助額が設定されたことで、窓の断熱化リフォームの認知が拡大した一方で、築年数が古い木造住宅などでは、施工性や意匠性を理由に内窓設置を断念するケースも見られた。

「ウチリモ 内窓」では引違い窓の枠見込みを薄くし『枠持ち出し納まり』を採用する事で、窓額縁の取り付け寸法が最小 47mm(※1)あれば、ふかし枠が無くても取り付けが可能となった。
また、窓の断熱性能も向上させ、Low-E 複層ガラスのアルゴンガス無しの仕様で熱貫流率Uw値1.5 W/㎡・K(※2)以下を実現し、「先進的窓リノベ事業」の内窓設置における“Sグレード(※3)”の対象製品として登録されている。

1:内窓の開閉に支障をきたす部分(室内側に出っ張る既設窓の召し合わせ框等)は除いた見込み寸法。
※2:JIS A 2102-1に基づいて一般社団法人 リビングアメニティ協会が運営するWindEye(開口部の熱性能評価
  プログラム)によって 計算された代表試験体の熱貫流率です。条件:Low-E複層ガラス ニュートラル ガス
  無・アルミスペーサー3mm+A12mm+3mm  
※3:改修後の窓の性能区分は「住宅省エネ2025キャンペーン」における「先進的窓リノベ事業」の情報です。 
 「先進的窓リノベ事業」の後継事業である「断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援
  事業」のより詳細な情報については、「住宅省エネ2025キャンペーン」サイト内の最新情報や、事業概要
  をご確認ください。尚、改修後の開口部の熱貫流率(Uw値)が一定の基準値以下となることが条件となる
  ため、ガラス種・開閉形式・デザイン・工法・仕様によって補助対象とならない場合があります。



YKK AP株式会社
https://www.ykkap.co.jp 

2025年5月1日木曜日

異端の建築家・渡邊洋治の最晩年の傑作「斜めの家」に泊まって学ぼう!

新宿に半世紀以上にわたり威容を誇る「軍艦マンション」。その設計で広く知られる建築家・渡邊洋治(1923-1983)。彼が出身地である新潟県上越市で設計した「斜めの家」(1976年竣工)は、彼の遺作であり、建築専門家や一部のファンの間でその存在が知られてきた。

「斜めの家」は、ほぼ設計当初の姿を保っており、2013年頃より所有者の好意により地元有志による見学会が時折開催されていた。 渡邊洋治生誕100周年となる2023年に、継続的な保存と活用を目指し、地元有志「ナナメの会」がクラウドファンディングを実施。設備修繕が行われ、2025年3月より一般向けの宿泊体験の受付を開始した。

「泊まって学べる名住宅」をコンセプトに、「斜めの家」の設計図一式や、クラウドファンディング時に作成した渡邊洋治の設計図集、額入りA1パースなどの関連資料を常設する。

 上越市に隣接する糸魚川市には、渡邊洋治独立後の処女作であり、渡邊洋治事務局が特に推奨する「善導寺」(1961年竣工)や、建築家・村野藤吾の最晩年の傑作「谷村美術館」(1983年竣工)もあり、「斜めの家」に宿泊し、糸魚川市へ足を延ばして建築巡りを楽しむこともできる。

 「斜めの家」宿泊予約リンク:https://sites.google.com/view/nanamenoie 

【ワーロン】名古屋本社内に展示ルームを開設

株式会社ワーロンは、名古屋本社1階に展示ルームを開設した。

製品が持つ価値を「体感」として届ける空間となるべく誕生した本展示ルームは、「Make Inspiration more creative」をコンセプトとし、来場者が自分の目で確かめ、手で触れ、スタッフと対話をしながらじっくり検討できる場所をつくることで生まれる濃密な接点を通じて、ワーロン製品の理解を深めてもらう事を目的としての開設となる。

株式会社ワーロン 本社展示ルーム 内観
製品を活かす黒基調のインテリア 
大判サイズで製品全体の柄や透過性を体感できる 
素材の特長、用途事例を実際に確認できる


展示ルーム 概要 
  名称:株式会社ワーロン 本社展示ルーム 
 所在地:〒453-0011 名古屋市中村区千原町7-21 (株式会社ワーロン 本社1階 )
営業日時:9:00~17:00 完全予約制   前日までに052-451-1456にて電話予約  ※平日限定) 
  特長:大判サイズで実際の製品の透過光・反射光を実演
     実際の加工例や用途事例の紹介 / 対話を通じた提案型案内 
  対象:設計関係者、プロダクト開発関係者、法人顧客など 



株式会社ワーロン 
https://www.warlon.co.jp/