三協アルミ主催の建築フォーラムが2/21に千駄ヶ谷にある津田ホールにて開催された。
今回の講師は伊東豊雄氏でテーマは「ライフスタイルは変わるか」。
3.11以降、関わってきた『みんなの家』の話を中心に、そこらから学んだこと≪人と人とを結ぶヒューマンな場は公共施設のあるべき姿である≫≪利用者・設計者・施工者が一緒になってつくることで近代主義的な個を超えることができること≫≪他者につくそうとする精神は希望を育む可能性になること≫をキーワードに、進行中の「みんなの森ぎふメディアコスモス」や「台北メトロポリタン」の写真や動画なども投影しながら話をした。
後半は、1995年3月に行われた「せんだいメディアテーク」のコンペで1等、2等を競い合った関係の古谷誠章氏との対談。1995年は阪神・淡路大震災があった年でもあり、その当時と3.11のときとではどう違ったかや、「みんなの家」の切妻屋根にたどり着くまでのプロセスなどの話も引き出した。
伊東氏は「被災地に通い、人々と対話を続けた経験を基に、これからのライフスタイルを考えていきたい」「与えられたプログラムを当てはめるだけでなく、プロセスをどうデザインするのか考えることを重視していきたい」とまとめた。
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