株式会社CACLは、製造の過程で規格外となった九谷焼を、テラゾーの骨材としてアップサイクルし、有限会社永山祐子建築設計および関ヶ原石材株式会社とコラボレーションしたテラゾーベンチを、玉川高島屋ショッピングセンター本館2Fのシーティングスペースにて公開した。
今回、テラゾーベンチの骨材として使用した九谷焼は、絵付け前の白素地に釉薬を施した「白磁」と呼ばれる陶磁器。九谷焼の製造過程では、小さな黒い斑点やわずかな傷があるだけで規格外とされ、約1割が廃棄される。石川県能美市に本社を置くCACLでは、廃材となった九谷焼を別の形で活用できないかと考え、陶磁器片の回収(買い取り)を開始。その後、令和6年能登半島地震が発生し、さらに多くの破損した陶磁器を回収することになった。
これらの素材を無駄にすることなく持続的に活用するため必要があると考え、建築家・永山祐子氏との出会いがあり、陶磁器片をテラゾーの骨材として活用する試みがスタートした。陶磁器片を混ぜ込むことで、異質ながらも独特の味わいが生み出された。
名称:テラゾーベンチ
場所:玉川高島屋S・C 本館2F
住所:〒158-8701 東京都世田谷区玉川3丁目17−1
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