2017年10月17日火曜日

「Tokyo Midtown Award 2017」授賞式・作品展示

東京ミッドタウンにて「Tokyo Midtown Award 2017」の授賞式が10/13に開催された。 今年で10回目となる同アワードは、〈アートコンペ〉と〈デザインコンペ〉の2部門で実施している。2部門総計1489点(アートコンペ327件、デザインコンペ1162件)の応募作品の中から〈アートコンペ〉では鉄板に都市の名前を刻んだ『地図の沈黙を翻訳せよ』、〈デザインコンペ〉では「東京タワー」がモチーフのパーティー用クラッカー『東京クラッカー』がグランプリに選出された。(アートコンペについては、六本木エリアのアートの祭典「六本木アートナイト」のプログラムのひとつとして10/1に最終審査が公開で行われた。)
他、受賞作品については下記の通り。
〈アートコンペ〉テーマ:応募者が自由に設定
■グランプリ(賞金100万円) ※下写真が作品
『地図の沈黙を翻訳せよ』金子 未弥(アーティスト)
■準グランプリ(賞金50万円)
『rainbows edge Ⅵ』七搦 綾乃(彫刻家)
■優秀賞(賞金10万円)
『Invisible City』遠藤 有奈(アーティスト)
『顔の小屋』大野 光一(アーティスト)
『imagine the crowd』松本 千里(学生)
『四つの階段』山根 英治(美術作家)
〈デザインコンペ〉テーマ:「TOKYO」
■グランプリ(賞金100万円) ※下写真が作品
『東京クラッカー』加藤 圭織
■準グランプリ(賞金50万円)
『母からの仕送りシール』山中 桃子
■優秀賞(賞金30万円)
『東京はしおき』6(本山 拓人、不破 健男)
■審査員特別賞
・小山薫堂賞(賞金5万円)
『江戸前ブラシ』平井 良尚、吉野 萌
・佐藤卓賞(賞金5万円)
『スカートせんす』佐藤 翔吾、嶋澤 嘉秀、深澤 冠、木川 真里
・柴田文江賞(賞金5万円)
『ゲタサンダル』富永 省吾、綿野 賢、浅井 純平
・原研哉賞(賞金5万円)
『TOKYO 影皿』田村 有斗、岡 駿佑、阿部 真里子、佐藤 絢香
・水野学賞(賞金5万円)
『TOKYO WAGARA』須田 諒、鹿野 峻、柳澤 駿
また受賞者に授与されるトロフィーも魅力のひとつで、毎年違ったデザイナーにより個性あふれるトロフィーが生み出されている。今回はデザインコンペの審査員佐藤卓氏のデザインで、台の上面中央部からトロフィーの芽が出てきたところを表現したもの。Tokyo Midtown Awardの受賞者は、この受賞によって、社会に芽を出したような段階で、この時を忘れないようにとの想いで、このトロフィーデザインを考えたとのこと。そしてこのトロフィーの芽には、ペットボトルの口がちょうど差し込めるサイズになっていて、ペットボトルを好きな形に変形させてオリジナルのトロフィーができるという遊び心のあふれる仕掛けもされている。
入賞作品は11/5まで東京ミッドタウンのプラザB1Fオープンスペースにて展示。あわせて同期間で一般投票で人気作品を選出するオーディエンス賞も実施している。デザインコンペについては、Tokyo Midtown Award 10回目の実施を記念して、これまでの9回のデザインコンペ受賞作品全77作品を一挙に展示している。展示会場は、2016年デザインコンペグランプリ受賞者である市川直人さんがクリエイティブディレクションを行っている。

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