W.ユージン・スミス〈カントリー・ドクター〉 1948年
写真週刊誌『LIFE』も紹介されている
「TOPコレクション イメージを読む 場所をめぐる4つの物語」展は3階展示室にて開催中。
TOPコレクションは東京都写真美術館の収蔵作品を紹介する展覧会。今年のテーマは「イメージを読む」。
本展は35,000点を超える当館コレクションから選び抜かれた個々の作品や、複数点からなるシリーズ作品をとおして、それぞれが語りかけてくる物語に着目する。作品の背後にある意味やお互いを結びつける関連性を浮き上がらせることで、イメージを読むという、豊かな鑑賞体験へと観客を誘う。
奈良原一高〈人間の土地 緑なき島ー軍艦島〉 1954-57年
内藤正敏〈出羽三山〉 1980年
山崎博〈10 POINTS HELIOGRAPHY〉 1982年
作品構想のための地図が参考資料として展示
それぞれの作家たちは、あるひとつの場所や地域を深く見つめ、その場所に固有の生活や風景、出来事をとらえるだけではなく、現実的な事象からさらにその向こう側にある隠された物事の本質や普遍的な意味をとらえている。
本展では写真やテキストで展示を構成し、それぞれのイメージを読んでいく。
「宮本隆司 いまだ見えざるところ」展は2階展示室にて開催中。
宮本隆司氏
宮本隆司は、建築空間を題材にした都市の変容、崩壊の光景を独自の視点で撮影した〈建築の黙示録〉〈九龍城砦〉作品によって広く知られる存在となった。近年は、両親の故郷である奄美群島・徳之島でアートプロジェクトを企画、運営するなど、その活動は新たな展開を見せている。本展覧会では初期の作品から、アジアの辺境や都市を旅して撮影した写真や、徳之島で取り組んだピンホール作品を展示。
シマというところ
建築の黙示録
塔と柱
東方の市
Lo Mantahng(ロー・マンタン) 1996
確かにそこで見たはずなのに、どこまで見えているのかわからない、そんな、いまだ見えざる人とその場所について宮本隆司が展観する。
「TOPコレクション イメージを読む 場所をめぐる4つの物語」展は8月4日(日)まで
「宮本隆司 いまだ見えざるところ」展は7月15日(月・祝)まで
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