2020年4月7日火曜日

酒井一光さんが見つめた大阪の建築たち「発掘 the OSAKA」書籍化クラウドファンディング

2018年6月20日に49歳の若さでこの世を去った、大阪歴史博物館の建築専門の学芸員故・酒井一光氏。 
酒井氏は大阪歴史博物館の学芸員として数々の展覧会企画や調査・研究に取り組むと共に、建築の素晴らしさを伝えるため、専門誌だけでなく一般の雑誌にも精力的に寄稿し、博物館の外へと出て、まちあるき・建築巡りの講師を積極的に務めた。また、酒井氏は雑誌『大阪人』にて、2002年から2008年までの6年間「発掘 the OSAKA」を連載し、多くの文章を残している。
建築の魅力を世に発信し続けた酒井一光さんの遺志を継ぎ、残された文章を書籍化して永く残そうと酒井一光遺稿集刊行委員会が結成された。
酒井一光遺稿集刊行委員会は、建築の魅力を世に発信し続けた酒井一光さんの遺志を継ぎ、その仕事を書籍化して永く残そうとクラウドファンディングの協力を呼び掛けている。
酒井一光遺稿集刊行委員会メンバー
〇山形政昭(大阪芸術大学名誉教授)
〇笠原一人(京都工芸繊維大学助教)
〇倉方俊輔(大阪市立大学准教授)
​​​​​〇橋寺知子(関西大学准教授)
〇高岡伸一(近畿大学准教授)
〇栄原永遠男(大阪歴史博物館名誉館長)
〇澤井浩一(大阪歴史博物館)

酒井一光さんが見つめた大阪の建築たち「発掘 the OSAKA」書籍化 (READYFOR)
クラウドファンディング期限:5月15日23時


酒井一光(さかい・かずみつ)
1968年東京生まれ。東京理科大学工学部建築学科卒業、東京大学大学院建築学専攻博士課程中退。1996年に大阪市立博物館(当時)に就き、2013年に大阪歴史博物館主任学芸員となる。日本では数少ない建築を専門とする学芸員として、特に大阪の近現代建築などの調査・研究に精力的に取り組み、煉瓦やタイルなど、図面や模型だけではない、建築部材を用いた建築展示のあり方を探求した。単著に『窓から読みとく近代建築』(学芸出版社,2006)。大阪歴史博物館で担当した主な展覧会に、特別展「煉瓦のまち タイルのまち」(2006)、「民都大阪の建築力」(2011)、「村野藤吾 やわらかな建築とインテリア」(2014)などがある。大大阪時代の建築を中心に、大阪における近年の近現代建築に対する再評価や利活用の推進に大きく貢献した。2018年没。



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