2020年5月14日木曜日

東京メトロ銀座線京橋駅 パブリックアート完成記念展覧会「Time to Resonance」

AGC(AGC株式会社、本社:東京都千代田区、社長:島村琢哉)は、4月1日(水)より、東京メトロ銀座線の京橋駅にAGCの特殊なガラスを用いたパブリックアート作品「Stripe Drawing – Flow of time」を設置・寄贈した。
東京メトロ(東京地下鉄株式会社、本社:東京都台東区、社長:山村明義)は、ゆとりと潤いのある文化的空間の創造を目的に、駅の新設やリニューアルに合わせてパブリックアートの設置を推進している。
今回、全駅のリニューアルを進めている銀座線の5駅(京橋駅、銀座駅、虎ノ門駅、青山一丁目駅、外苑前駅)にパブリックアートが設置されることとなり、AGCの体験型ショールーム”AGC Studio”が京橋にある関係で、京橋駅にパブリックアート作品「Stripe Drawing – Flow of time」を寄贈した。

  • ・原画:中西信洋
  • ・サイズ:縦約2.0m 横約7.0m
  • ・設置場所:3番出口付近
この作品は、京橋駅のデザインコンセプト「時のギャラリー」に合わせ、彫刻家の中西信洋氏を起用し制作。
線状に配置されたガラスは吹き抜ける風や空気の流れを表し、特殊なガラス面を通した光は角度によって色彩を変化させ、時とともに移ろう。この光がつくり出す色彩の重なりによって、留まることのない時の流れを感じることのできる彫刻作品だ。
本作品には、AGCのグループ会社である日本真空光学社の、ガラスにコーティングを施し特定の波長を透過・反射する「ダイクロイックミラー」*1 を採用している。
Stripe Drawingとは、フリーハンドで描いた無数の線によって構成された線画のことで、本作品では線をガラスに置き換えている。ガラスだからこそ表現できた「光と色による彫刻」は必見だ。


また、AGC Studioでは本作品の完成を記念した展覧会を開催する予定だったが、現在のコロナウイルス感染拡大阻止の観点から休館している。それを踏まえて今回はWEBギャラリーを開設。実施の展示の公開、詳細はこちらから。

AGC Studio
https://www.agcstudio.jp/

*1 ガラスにコーティングを施し特定の波長を透過・反射する光学製品で、カラーフィルターとして液晶プロジェクターに使用されているほか、顕微鏡や分析機器等にも利用されている。本作品では、透過する波長が異なる 6 種類のダイクロイックミラー約 600 枚を大小様々なサイズで配置。


0 件のコメント: