2021年6月23日水曜日

原田真宏氏設計、隠岐諸島のジオホテル「Entô」7/1オープン

島根県隠岐諸島の一つ、海士町に2021年7月1日、隠岐ユネスコ世界ジオパークの泊まれる拠点として、「Entô(エントウ)」がオープンする。
※「Entô」外観・内観写真及びロゴは、(一社)隠岐ユネスコ世界ジオパーク推進協議会PR事務局提供資料
「Entô」は1971年開業の国民宿舎「緑水園」が原点。1994年に増築し「マリンポートホテル海士」に改名し、本館、別館(緑水園)として利用されてきた。今回、本館の一部をリノベーションするとともに、別館を建て直すかたちで新棟を建設し、「Entô」として生まれ変わった。宿泊機能だけでなく、展示室“Discover”やフィールドコンシェルジュなどのジオパークの魅力を最大限体験するための様々な機能をシームレスに包含する。
建築・内装は、MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOの原田真宏氏が手掛け、“Seamless(隔たりや境目のないこと)”、“Honest(正直さ、素直さ)”を設計コンセプトとし、目の前に広がるジオパークの風景そのものを全身で感じられる空間設計が特徴。離島建築の特殊性を勘案し、CLT工法で施工した(宿泊機能を持つ大型施設の建て替えとしては国内初採用)。隣接する港と同じく木の温かみを全面に表現し、島前カルデラが眼前に広がる設計となってる。
「Entô」という名称は、漢字では「遠島」と書き、日本海にポツンと浮かぶ島の情景を思い浮かべて決められた。名称及びVI(ビジュアルアイデンティティ)・WEBデザインは日本デザインセンターが担当。

オープンに先がげ、プレス向け行われたトークセッションでは、関係者が「Entô」に込める思いを語り、「地質・地層だけでないジオパークの魅力を感じてほしい」「まっさらな気持ちになりたい人や次のステージにいきたい人にぜひ来てほしい」と呼びかけた。
下写真が関係者集合写真 左より、(一社)隠岐ユネスコ世界ジオパーク推進協議会  事務局長 野邉一寛氏、ソニーグループ(株)  阪井祐介氏、Entô  CEO  青山 敦士氏、ANGO/アンゴ  CEO  十枝裕美子氏、日本デザインセンター  三澤遥氏、MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO 原田真宏氏、*リモート参加 (株)NTTドコモ 島根支店 エバンジェリスト 中田光俊氏
宿泊予約は、公式サイトにてすでに開始している。

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