2022年5月17日(火)に、二子玉川蔦屋家電 2階イベントスペースで佐藤 卓 氏(アートディレクター)と木野 謙 氏(全国タイル工業組合理事長)による、クロストークイベント第2弾「A VISION OF TILE FOR THE NEXT 100YEARS -次の100年に向かって」が開催された。
本イベントは、1922年4月12日、東京上野で開催された全国タイル業者大会にて、敷瓦、腰瓦、壁瓦、貼付煉瓦、化粧煉瓦などの様々な呼称から、“タイル”と言う名称に統一され、2022年4月12日で100年を迎えることをきっかけに発生したプロジェクト<全国タイル工業組合 タイル名称統一100周年記念プロジェクト>の一環として企画されたもの。
クロストークではタイルの可能性について意見交換が行なわれ、「タイルは幼年期の記憶の中にも強く残っていて、とても愛着があり、生産や施工技術の向上で寸分の狂いなく施工が可能になったからこそ出来る表現もあるだろうし、あえて揺らぎを感じるような使い方など使い手には大きな可能性を感じる素材です。2001年から取組んでいるプロジェクト<デザインの解剖>でもタイルを取り上げて、タイルの魅力を多くの人に伝えられたら良いなあ、と思っています。」(佐藤 氏)
「この100年間、タイルという素材は愛され続けてきたが、これまでの良かった点を活かしながら、今後どのような使い方をいかに提案できるのかが重要。タイルの持つ本質的な価値を磨き上げて価値を高めていくためにどのような方法が最適なのか考えている所。今後の展開をとても楽しみにしています。」(木野 氏) などと述べた。
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