2022年5月2日月曜日

設計事務所imaが手がけた「ナインアワーズウーマン新宿」、4/29開業

新宿に女性専用カプセルホテル「ナインアワーズウーマン新宿」が4/29に開業した。(写真は4/27に行われた内覧会の様子)。
宿泊業界で独自のカテゴリーを目指す「ナインアワーズ」は、ホテル滞在中の〈シャワー〉+〈睡眠〉+〈身支度〉という3つの基本行動の本質を捉え、機能性と品質を追求し、適切で納得感のあるサービスを提供。部屋という空間概念を捨てて身軽につかいこなすことで街とダイレクトにつながり、宿泊に限らず、24時間お客様の都合に合わせて仮眠やシャワーのみでも利用できる都心ならではのトランジットスタイルを提案してきた。現在、全国に14店舗展開、クリエイティブディレクションは柴田文江氏(デザインスタジオS)、サイン&グラフィックデザインは廣村正彰氏(ヒロムラデザインオフィス)が手がけている。建築・設計は、店舗により異なる建築家と協業しており、「ナインアワーズウーマン新宿」は、設計事務所imaが担当した。
▲外観は無機的な質感と形状で街に同調するようなクールな装い

設計事務所imaは、国内外の商業空間のインテリアや建築設計をはじめ、住宅やプロダクトデザインまで、幅広い分野で活躍する設計事務所。
敷地は“都市の喧騒”を感じるナイトスポットが密集するエリアで、そこに対照的な温かみと落ち着きを感じさせる“非日常のわが家”をデザインすることで、新鮮な驚きとくつろぎを体験してもらえるように設計を進めたという。

特に上階のラウンジエリアは、開放感がありながらも落ち着いた温かいカラーリングを使って心地よい空間に仕上げられている。
▲座面であぐらを組んだり、リラックスして座れるオリジナルデザインの椅子。
▲ワークブースも併設されており仕事も可能。
▲窓際のカウンタースペース
連続するボールド型の天井は奥へ広がる空へとつながり
東京の景色を眺めながら非日常を感じることもできる

カプセル階はコンパクトに効率よくレイアウト。カプセルは他の店舗と同じものだが色味を少し変えて柔らかさを出す工夫がされている。
また、昨年より創業当初より重視してきた<睡眠>にフォーカスし、コロナ禍以前から医療関係者・エンジニアとともに進めていた睡眠解析事業を本格的に始動。宿泊中に睡眠解析をするサービス「9h sleep fitscan」を導入している。(※「ナインアワーズ赤坂スリープラボ」でも導入済)
▲カプセル内のセンサーで睡眠時間・寝返り・いびき・呼吸・心拍の情報がデータとして得られる

シャワースペースでもラウンジ同様、温かみのあるカラーで構成。洗面スペースは、鏡の丸み帯びた形状で不思議な映りかたをして面白い。
今回の店舗では、都内で初となるスマートチェックインシステムを導入。簡単な操作でスタッフと対面することなく、チェックイン・チェックアウトすることができる。女性専用なのでAIによる顔認証システムで性別の判別もされる。
ナインアワーズは、今後も新店舗も展開予定。

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