2024年3月11日月曜日

HEAT20の家づくりを支援する「LIXIL省エネ住宅シミュレーション」に業界初となる地域補正機能を追加し、提供開始

株式会社LIXILは、設計支援ツール「LIXIL省エネ住宅シミュレーション」に業界初(※1)となるHEAT20の地域補正機能を追加し、2024年3月1日より提供を開始する。

※1 LIXIL調べ、HEAT20の地域補正値の採用を支援する無償ツールとして

近年、住宅に備えるべき断熱性能として、暖房期の最低室温の確保と暖房エネルギー削減の両立を目指したHEAT20への注目が高まっており、HEAT20は気候や地域特性が多岐にわたる日本において、建設地に見合った断熱性能を確保できる。

HEAT20は建設地の最寄りのアメダス観測所(約800地点)の気象データに基づき、必要な断熱性能値を地域毎に補正して求めるため、精緻な断熱性能を求めることができるが、この地域補正の必要性については周知が進んでおらず、手間も要することから、代表都市における必要断熱性能として例示されている値を、所在する地域区分の全域に共通した基準値として用いられているケースが多いのが現状。

LIXILはHEAT20の地域補正を簡単にするために、建設地の住所を入力するだけで最寄りの複数のアメダス観測所を地図上にプロットし、建設地からの距離や標高差、暖房負荷も表示する技術を開発し、住宅の設計者様に無償提供している「LIXIL省エネ住宅シミュレーション」の機能として追加し、公開。(※2)これにより、アメダス観測所を選択するだけで、地域補正された断熱性能値(※3)を一目で確認することが可能になる。また、設計している住宅の地域補正値への適合判定や、エンドユーザーにHEAT20や地域補正を説明するための提案書も自動で出力されるので、これまで以上に、住宅事業者はHEAT20の家づくりに取り組みやすくなる。

※2 本機能は「HEAT20住宅シナリオの普及に寄与するツール」として、HEAT20公式HPでも紹介予定。

※3 HEAT20住宅シナリオの1.暖房期最低室温(OT)・3%タイル値と3.平成28年省エネ基準からの暖房負荷削減率に対応。

LIXILグローバルサイト: https://www.lixil.com/jp/

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