一般財団法人日本規格協会は、2024年5月20日に建築窓ガラス用フィルムに関するJISを発行した。
建築窓ガラス用フィルムは、近年、従来の安全性、防犯性といった役割に加えて、日射調整、断熱といった省エネ効果を期待して使用されることが増えてきた。このことを受け、様々なガラスにフィルムを施工した場合の省エネ効果を評価することができるよう、JIS A 5759(建築窓ガラス用フィルム)の改正を行った。この規格は、建築物の窓、出入口などのガラスに用いる建築窓ガラス用フィルムについて規定した規格になる。
改正のポイント
1.日射熱取得率(遮熱性を評価する指標)、熱貫流率(断熱性能を評価する指標)について、JIS R 3106(板ガラスの透過率・反射率・放射率の試験方法及び建築用板ガラスの日射熱取得率の算定方法)及びJIS R 3107(建築用板ガラスの熱貫流率の算定方法)に従って算出を行うことによって、厚さの呼び3ミリの板ガラス以外にフィルムを貼り付けた場合の性能を評価できることとした。
2.光学的性能の算出に使用する重価係数について、全天日射の重価係数から直達日射の重価係数へ変更した。
JIS A 5759:2024建築窓ガラス用フィルム
Adhesive films for glazings
税込価格:3,740円 A4判 34頁
※規格類は価格が変更される場合があります。
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