TOPPAN株式会社は、機械学習による人工知能(AI)を活用して、木目に対する感性を定量評価するシステム「MOKUMETRIX(TM)」(モクメトリクス)を開発した。建築関係のデザイナーや商品開発のマーケター向けに提供を開始する。
TOPPANがもつ、2,000パターン以上の木目柄画像が人に与える印象をAIに学習させることで、その木目柄が人に与える感性評価を推定するアルゴリズムを開発した。感性評価の学習には、3万件以上のデータを収集し、高精度な定量評価システムを実現した。■「MOKUMETRIX(TM)」の特徴
・木目柄が人に与える印象や感じ方を6分類で分かりやすく表示
木目柄に対する感性評価を「Standard=スタンダード」「Stylish=スタイリッシュ」「Luxe=上質」「Gorgeous=高級」「Natural=自然」「Gently=やさしさ」の6つのグループに分類し、数値化。木目パターンがどのような感性傾向を持つのか判定できる。
・15項目の感性評価と16項目の木目特徴量を数値化
「心地よい」「スタイリッシュである」「重厚感がある」など木目柄を評価する上で重要な15個の感性項目について推定が可能。さらに、木目柄を構成する要素である「板目や柾目の度合い」や「節の強さ」といった16個の特徴量についても数値化が可能になっている。
・年代や性別等のターゲットに応じた選択肢を用意
年代、性別、経験値(プロと一般人)の選択肢を用意しており、空間や商品におけるターゲットに応じた感性評価の推定が可能になっている。
・木目感性評価システム「MOKUMETRIX(TM)」紹介URL
https://forest.toppan.com/designtech/clabo/mokumetrix.html
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