VUILD株式会社が手掛けた「学ぶ、学び舎(The Learning Architecture for Learners)」が、ドイツのiF International Forum Design GmbH(アイエフ インターナショナル フォーラム デザイン)によって1954年に設立されて以来、国際的に権威あるデザイン賞として広く認知されている。「iF DESIGN AWARD 2025」において、最高賞である「iF DESIGN AWARD Gold」を受賞した。
最高賞である「iF Gold Award」には、世界66の国と地域から寄せられた約11,000件の応募デザインのうち、わずか75件しか選出されず、その中で建築作品での受賞は3作品のみだった。
⚫︎審査員評価コメント
「学ぶ、学び舎」は、コンクリートと木材を組み合わせ、交流を自然に生むダイナミックな空間を作り出している驚くほど革新的な作品だ。屋根の構造は歩行可能な形状となっており、身近な素材を使って示唆に富んだ新しいものを作ることの重要性を讃えている。息をのむような美しさ!
⚫︎受賞作品について
作品名:「学ぶ、学び舎(まなぶ、まなびや)」東京学芸大学EXPG棟
英名:The Learning Architecture for Learners
施設所在地:東京都小金井市貫井北町4-1-1
クライアント:MISTLETOE JAPAN inc.
概要:次世代の学びを探求するプロジェクトとして建設された教育インキュベーション施設。CNC加工された葉脈状梁やパネルをコンクリートの型枠として使用し、仕上げを兼ねた「打ち込み型枠」として残す。これを主要構造体として機能させ、建築として使用した前例のない構造物である。建物内にはこの型枠を加工したCNC加工機が設置され、先端製造技術を誰でも体験することができる開放的な施設として活用されており、 必要な空間や場を、利用者が都度拡張していくというオープンエンドな建築となっている。
<クレジット>
建築設計:VUILD
(担当/秋吉浩気・中澤宏行・篠原岳(元所員)・伊勢坊健太・高野和哉(元所員))
構造設計:佐藤淳構造設計事務所
(担当/佐藤淳・本田幾久世(元所員)・末廣康介・下田悠太)
環境設備:Arup
(担当/菅健太郎・大江晴天(元所員)・土井豊希)
照明:TILe
(担当/岩壁泰良)
監理:VUILD
(担当/秋吉浩気・中澤宏行・篠原岳(元所員)・伊勢坊健太)
施工:アトリエ海
(担当/佐々木君吉・田中岳(鉄建建設より出向))
木材加工:VUILD
( 担当/花田康史・小西陽二・野田慎治(元所員))
生産設計アドバイス:ヴィック
(担当/渡辺 健児・石原隆裕)
電気:大東電設
(担当/片岡雅生)
VUILD株式会社