旭川家具工業組合は、毎年6月に北海道旭川で開催されている「旭川家具産地展」にクリエイティブディレクターとして青木昭夫氏(MIRU DESIGN)を招聘し、 ものづくりは家具だけではない、広い意味で捉えるという趣旨で「ASAHIKAWA DESIGN WEEK」と名を改め第61回目を開催することを発表した。
イベント名変更にあたって、新たにデザインされたロゴマーク。
コンセプトは「旭川空港に降り立った時に見上げる、吸い込まれるような青い空。川の街・旭川に代表される、大雪山系の恩恵たる澄んだブルーを、ADWメインカラーとし、イベントテーマとなる「MAKE SQUARE」から発想される正方形を、北海道の傾きである33度の角度に配置。ベーシックなサンセリフフォントと組み合わせることで、ミニマルで力強いロゴマークとしました。(資料抜粋)」
ADWのメインカラーである青色の服を着たクリエイティブディレクターの青木氏は、「このスクエアは様々な人々が集まる広場や、旭川の真摯なものづくり、額縁に入った青空などもイメージしている」と語った。
本展はインテリアコーディネーター、バイヤー、建築家等のプロユーザーだけではなく、一般も含めて旭川広域地域を舞台に家具木工産業を世界に広めるイベントとしてリニューアル。各メーカーのスタイル提案、新作デザインの発表はもちろん、木工産地旭川の確固たる“ものづくり”の現場を体感できる様々なコンテンツを企画している。
展示会では、アルフレックス、カンディハウス、タイムアンドスタイル、匠工芸をはじめとする約40社が参加する。
「ASAHIKAWA DESIGN WEEK」期間中は旭川地区に集積している国内屈指の家具工場各社間を無料タクシーで巡っての「ファクトリーツアー」をすることもできる。「ファクトリーツアー」では、旭川ならではの多彩なフードメニューを用意し、フルコースを味わえる企画も計画しているという。
また、メイン会場のでは旭川家具センターでは建築家 藤本壮介氏と「ここの木の家具・北海道プロジェクト」とコラボレーションしたスペシャルインスタレーションが行われる。
他にも、旭川市内のチェアーズギャラリーで開催される世界的な椅子研究家・織田憲嗣氏のコレクションによる特別展示や、旭川木工コミュニティキャンプ(AMCC)、北海道ガーデンショー2015など、様々なイベントと連動しており、すべてのイベントに参加するには2泊以上かけての参加が望まれる。
会期は、2015年6月24日(水)~28日(日)
※一般公開は27・28日
会場は旭川家具センター(北海道旭川市永山2条10-1-35)、旭川市内、東川町、東神楽町の各メーカー、工房、ショップ他
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