2019年7月27日土曜日

「構造展 -構造家のデザインと思考-」内覧会

寺田倉庫が運営する建築倉庫ミュージアムにて開催中の企画展『構造展 -構造家のデザインと思考-』の内覧会へ。
本展覧会では、50名に及ぶ構造家の思考とデザインに焦点をあて、60作品70点以上の「構造システム」「構造デザイン」にまつわる模型や図面、そのプロセスや思考が分かるスケッチや映像などを展示。1950年代から現代まで、日本の構造家が築いてきた多様な美学や感性を、会場全体を通じて体感できる今までにない展示構成。



本展覧会のために独自に撮り下ろした、構造家のインタビュー映像を公開

現在活躍する20名以上の構造家、それぞれの思考や哲学・美学に迫るインタビュー映像を撮影・制作。
斎藤 公男、渡辺邦夫、中田 捷夫、新谷眞人、梅沢 良三、佐々木 睦朗、山辺 豊彦、金箱 温春、徐 光、稲山 正弘、竹内徹 、陶器浩一、多田 脩二、佐藤淳、金田 充弘、小⻄ 泰孝、名和 研二、山田 憲明、大野 博史、森部 康司、萩生田 秀 之、金田 泰裕 他
インタビュー映像は全4か所にそれぞれ映される

昭和から平成、令和へ 日本の名建築の構造模型が集結
東京オリンピック「国立代々木競技場」をはじめ、日本万国博覧会(大阪万博)「お祭り広場」「富士グループパビリオン」、長野冬季オリンピックスピードスケート競技場「エムウェーブ」まで日本を代表する名建築の構造模型50点以上が集結。
「川口 衞/大阪万博お祭り広場、富士グループ・パビリオン」

「播 繁/長野市オリンピック記念アリーナ(エムウェーブ)」
「佐藤 淳/ツリーハウスプロジェクト」等
「大野 博史/Ring Around a Tree」等
「金田 充弘/ぎふメディアコスモス」




構造家の思考プロセスが分かるスケッチや模型を展示
各構造家が持つ哲学や、プロジェクト完成にいたるまでの思考プロセスが伝わるスケッチや模型を本展覧会で公開。
「陶器 浩一/竹の会所」壁面にあるスケッチ


構造システム・構造デザインを様々な展示物で体感
会場壁面を使用した構造解析映像、構造システムやディテールが分かる現物モックアップなどの様々な展示物が集結。

触れる模型



なお、会期中は出展構造家によるギャラリートーク、構造家×建築家をテーマにした様々なイベントも開催予定。
本展詳細ならびにイベント詳細はこちら。展示は10月14日(月・祝)まで。

また、建築倉庫では、ミュージアムに隣接する模型保管庫にて模型を保管している。当日ミュージアムに入館すると、時間限定で普段は見ることのできない模型保管の現場を見ることが出来る。
ここでは小企画展示「あまねくひらかれる時代の非パブリック」展、ARCHI-DEPOT ONLINEで保管する作品の中から4作品を紹介。詳細はこちら

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